軋轢
こんな感じの人いたらライムくん泣いちゃうよなーって思いながら書きました。泣かせたくなかったけど。
ごめんよ、ライムくんっ!
修了任務まであと2日...ボクはジューダスさんに教えてもらった事を頭の中に置きながら修了任務で一緒になる人たちと一緒に鍛錬を積んでいた。それはボク自身の忍耐力と反応速度を鍛えるためでもあったけど、何よりもボクは仲間との連携に重点を置いていたんだ。
「ふうっ...こんな感じかな...?」
ボクはジューダスさんに言われた事を再確認しながらひと息ついた。でも、焦燥感に駆られた仲間のミウは
「休むのも大事だけどもっと訓練しましょうよっ!あと2日しかないのよ!?」と主張する。
「でっでも...休まないで怪我したらそれこそ取り返しのつかないことになるんじゃ...」
ボクはビクビクしながら言った。だって...ちょっと剣幕がすごかったから...。
「それは怪我をする方が悪いのよっ!」
「まぁま、落ち着けってミウさんよー。1人で張り切りすぎだって。でもまぁ、確かにそんな悠長にはしていられないんじゃないか?」
仲間の1人のスズが言う。他のみんなも大体はそんな意見だった。1人だけ浮いている状況にボクは言葉に詰まる。ボクが間違っているんだろうかと不安になる。いや、きっとみんな不安なだけなんだ。だからそれを誤魔化そうと鍛錬を頑張るんだ。でも...それで本番怪我で動けなくちゃ意味が無いよ...!
「でっでも...」
と口を開きかけた瞬間、すごく冷たい声と目で
「アンタ...さっきからなんなのよ...!巫女みたいな服で訓練場に来るし...全然本気でやってないじゃない...受かる気がないなら...っ!さっさと辞退しなさいよっ!」
...ボクは心臓を貫かれるかのような感覚に襲われた。スズはさすがに言い過ぎだとなだめてたけど、もう遅かった。ミウはすっかり興奮してしまって、ボクを半ば突き飛ばすかのように訓練場から追い出した。仲間と息を合わせようって思ってやってたのに、どうやら向こうには全力でやってないかのように思えてたみたい。弁解しようと思って立って戻ろうと思ったけど
「痛っ!」
足首を捻挫してしまっていた。ボクは今まで自分が注意してきたハズの事が全部自分に降り掛かってきてしまった状況に...涙が止まらなかった。
「はは.....何してるんだろボク...ジューダスさんからせっかく教えてもらったのに...全部...台無しにしちゃった.....」
そうして膝を抱えてずっと涙を流した。これじゃ...修了任務出れないな...。ボクは今までずっとそうだったんだ。ここでなら自分の居場所が見つけられるかもしれない...そう思って来たのに...またやっちゃった...。居場所なんてボクのようなダメな子には無いのかな...。部屋に戻ってからもずっと後悔と自責の念に押し潰されそうになっていた。
「もっと上手く説明出来れば...もっと必死さが伝わるようにやっていれば...」
もはや、それは声にはならなかった。こんな枯れた声では残り1日休養に充ててもコミュニケーションは取れない。つまり、完全に足でまといになってしまう。ボクは明け方までずっと泣いていたけど、ついに、仲間が来てくれる事はなかった...。
「ふふ...ジューダスさんに合わせる顔なんて...ないや...なんて言って謝ればいいんだろう...もう...わかんなくなっちゃった...。」
最後の1日も、ボクは独りで涙を零した...。
今更だけど、これ、自分泣きながら執筆しました。ええ。書いてる途中涙止まらなくって執筆するのが至難の技でした。ライムくんを泣かせるなんざ奴ら...てかミウ...許さねぇ!
と、いうことで、もし会えたらまた次回お会いしましょう。それではっ(グスン




