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14.見つけます!

~アクセサリーセン~

相変わらず中に入ると薄暗いがお昼に来た時と違って店主がいない。

どうやら奥の部屋が解放されているようで扉の前にはボディーガードのような巨人が立っている。

奥に通される人は何か基準があるのか一言二言話してから入れてもらえたり入れてもらえなかったりとしていた。

ある人は金を渡して入っているようだ。


明らかに奥の部屋が怪しいがとりあえず周りの商品を確認してみるが初日に見た時と置いてあるものもレイアウトも全く変わっていない。

やはり売れていないというのは事実みたいだ。

やはり謎はすべてあの扉の奥ということになりそうだ。


「よし。行くか。エブリンさんは一言もしゃべらないでくださいね」

「は?なんでだよ」

「ちょっと向こうの扉に入ろうと思いますけど何が起きても落ち着いてください」

「?よくわからないが僕は黙っていればいいんだな?」


「……」


巨人の前に立つ。

でかいし圧力がやばい。

もし間違えていたら逃げよう正直これは俺の勝手な推測だ。


「アロホモラ」

「通れ」


よし。あってたみたいだ。

調査しているときに気になるものを見つけていた。

住民からの苦情の中に全く関係ない文字の羅列があり、ソフィーさんに聞いても何かはさっぱりとのことだった。

考えてみてもわからない状態だったが夜にゴロツキが多くいて昼には何もないというところから何かそのゴロツキ達で使われている暗号なのではないかと思っていたのだ。

そして中に入ってみたらあからさまにここで使うんだよ状態だったので拍子抜けしてしまった。


「これは……」


中を見てみると思ったより広くステージのようなものがあり、店主がそこに立っていた。


「次はインプだ!インプは働き者で顔は怖いけど家事手伝いとしてとても優秀だぞ」

「12万スー!」

「15万スー!」


これはオークションなのだろうか?

前に耳がとんがってしっぽの生えたインプと呼ばれる小人が出てきた。


「よし15万スーで落札だ!」

「次の目玉商品はエルフ族の弓だ!これはエルフ族から古来に伝わる弓で射ると風を起こしながらすさまじい速度で飛んでいく弓だぞ」

「30万スー!」

「おいおいほかにいないのか!!!」

「よし30万スーだ」

「最後は大目玉セルキーの……」


「お前……これは闇オークションじゃないのか?」

「え?」


エブリンさんが突然驚いたようにしゃべった。


「見てみろさっきのインプは黒い首輪をしてるだろ?あれは従属の首輪で主人に逆らえなくなるんだ」

「奴隷って普通に存在してるんですか?」

「あぁ普通に商売としてあるが魔法省の許可がないと販売は禁止になっているんだ。あの弓もエルフの国でしか生産されていないはずだしどこから手に入れたんだよ……」


エブリンさんに話を聞くと奴隷商自体は存在していて家事や炊事をしたりあとは護衛や戦闘させたり店番させたり夜のお世話とかいろいろな用途があるらしい。

エルフの弓も確かに今はエルフが多く来ているがそう簡単に入手できる代物ではないらしい。


「違法でやってるってことですか」

「こりゃすごいものみつけちゃったなコガネ」

「そうですね。これは予想外でした」

「どうするやっちまうか?」

「えっ?どういうこ……」


言葉を言い終わる前にフードを脱ぎ捨てエブリンさんが飛び出してしまった。


「おい!お前ら警護隊隊長エブリンだ。不正なオークションを発見したのでこれより全員捕縛させてもらう。僕に抵抗すると痛い目見るからやめといたほうがみのためだぞ」

「あの人まじかよ……」


俺の隣で仁王立ちで大喝采を挙げてしまっている。

注目が集まり俺もにらまれてしまう。


「どうしてギルドの警護隊がここにいるんだ?おい奴隷どもいけ!あいつらをなんとかしろ」


ドアの前にいた巨人が入ってきたりほかにも武装した魔物のようなのが取り囲んできた。

会場は騒然となり逃げだす人がほとんどだった。


「僕も舐められたもんだね。いくぜおらぁ」


そういうとエブリンさんが飛び立ちレイピアを振るう。


「はやっ」


取り囲んでいた一部分が破れた一瞬で5人倒してしまったらしい。


「おいコガネ店主が逃げるから追ってくれ!」

「えっ?まじで?」

「ここは僕がなんとかするから店主が逃げたら意味ないだろ」

「了解です!行きます!」


穴が開いた部分を突っ走る。

どうやら店主は裏口から逃げたようだ。


「くそっなんで警護隊が入れたんだ?出入口は呪文がないと開かないはずだし壊しても意味ないはずなんだが?ゲートガーディアンのやつ壊れたのか?」


店主の背中が見えた。追いつきそうだ。


「おいコラ店主!ちょっと待て!」

「なんだてめぇ」

「俺か?俺はギルドの者だ」

「ん?どっかで見たことあると思ったらてめぇ初日に来たギルドのやつだな。なんでバレたんだ!」


いや結構街の人から苦情来てたしなんでか呪文とかギルドに届けられているし。


「観念しろ!もうお前は包囲されている」

「くそってめぇのせいですべておしまいだふざけるなふざけるなふざけるな!これからもっと稼ぐ予定だったのにこんなあっという間に見つかるなんて」


キラっとナイフを店主が取り出してきた。


「嘘だろそれは聞いてないよ……」

「しねぇぇぇぇぇぇ」

「落ち着けって!!!」


ガキン


「なにやってるんだよ。死ぬぞコガネ」

「エブリンさんありがとうございます」


エブリンさんが守ってくれたようだ。


「え?取り囲まれてましたよね?」

「は?あんなの囲まれたうちに入らんだろ」

「あっハイ」


先ほどの一撃で店主は倒れていた。


「よし。警護隊をもう読んであるからあとはこっちに任せろ」

「書記は今日の報告書を書いてもらわないといけないから現場に戻ってくれ」

「はい?」

「こっちは戦闘そっちは状況報告係だろ?検証とか頼んだ!」


エブリンさんはそれだけ言い残して行ってしまった。

とりあえずもどろう。

裏口から戻ると取り囲んでいたであろう魔物たちが倒れていた。

もうすでに警護隊が来ているようで逮捕している。

この状況をメモしておけばいいのだろうか。


「ん?なんか布が落ちてるな?」


拾い上げてみると脂っぽくてちょっとべたべたしていた。

毛皮のローブのように見える。


「あっちには牢があるな」


扉は開いているようだ。


「誰かいるんですか?」

「え?」

「すみません。縄をほどいていただけないでしょうか?」


牢の中に女の子がとらわれていた。

もしかしたら今日のオークションで出品されていたのかもしれない。


「わかりました。ちょっと待ってくださいね」


縄をほどいてあげた。

髪長くて青く、とてもきれいな緑に瞳をしていた。

この子めっちゃ可愛いな。


「ありがとうございます」

「いえいえ。ここの店主も捕まりましたからだいじょうぶですよ」

「ほんとですか?私の毛皮を盗まれてしまって逃げられなかったんです。どこに行ってしまったのでしょう……」

「毛皮ですか?もしかしてこれですか?」


さっき拾った毛皮を見せる。


「!?どこでそれを」

「先ほど落ちていたのを拾ったんです。えっと返しますね」

「旦那様……」

「は?」

「旦那様ありがとうございます。私を助けてくださるばかりか私の毛皮を見つけてくださった……あなたは私の運命の人です」


めちゃくちゃ目をキラキラさせながらこっちを見てくる。


「えっえ?どういうことでしょうか?」

「私の種族は毛皮の所有者に嫁ぐという決まりがあります。店主に捕まった時には私の運命は彼の者でしたが今あなたの手元にある。これは新たな運命なのです」

「えっと毛皮返しますよ?」

「旦那様は私がお嫌いですか?」

「お嫌いというか名前も知らないので……」

「これは失礼いたしました。私はセルキー族のシールと申します。よろしくお願いします旦那様」


やばい。押しが強い。てか毛皮持ってる人が運命の人とかなんだその状況。


「いやいやたまたま見つけただけなのでそこまで思わなくても大丈夫だと思いますよ?」

「いえいえこれは運命なのです。悪い男に捕らわれた私。そこにさっそうと現れて助けてくださる王子様これこそ運命といわずなんでしょうか」


あぁこれ恋する乙女や白馬の王子とかそういう類にあこがれてるやつだ。


「おーいコガネいるか?」


エブリンさんが呼んでいる。


「じゃあ私は行きますので!」


エブリンさんがいるほうへ走っていく。


「おーそんなとこにいたのかコガネ。てかその後ろにいる女の子は誰だ?」

走っていったはずなのに追いかけてきたようだ。

「えっとね」

「初めまして私は旦那様の妻のシールと申します」

「?お前奥さんなんかいたんだな」

「いやいませんけど」

「いやでもめっちゃニコニコしてお前と腕組み始めたけど」


ちょっと待って柔らかいものが当たってるので嬉しいんですけどだめです。


「まぁいいやとりあえず全員確保できたしお前も帰れよ。報告は明日でいいから頼むわ」

「ちょっと!シールさんも捕らわれていた子みたいで警護隊で保護してあげてほしいんですけど!」

「ん?そうなのか?」

「いえ私は旦那様と一緒にいますので問題ありません」

「みたいだぞ?じゃあ僕は疲れたから帰るわ」

「えぇ……」


じーーーーー

めっちゃ見られてるシールさんにめっちゃ見られてる。


「なんでしょうかシールさん」

「旦那様シールと呼んでくださいさん付けなど必要ありませんし丁寧な言葉遣いも必要ありません」

「いやあったばかりですし」


じーーーーー


「わかったわかった。シールはこれからどうするんだよ」

「どうするとは?旦那様と共に参ります」

「いや俺の部屋はもういっぱいいっぱいだから難しいよ」

「問題ございません少し狭いくらいのほうが幸せです」

「いやほかにも女の子がいるからさ」

「!?奥様がいるのですか?」

「いや同じところに住んでるだけだけども」

「それならばご挨拶させていただきます」

「……わかっただめだって言われたらどうしようもないからな?」

「はい!」


夜も更けてきた。

さぁ家に帰ろう……なんか最後の最後ですごい疲れたな。

どうしようアリスになんて説明すればいいんだ……

どうなる俺の運命。


「運命の相手は私ですよ?旦那様」

「心の声に入ってくるな!」

お読みいただきありがとうございます。


急展開!!!

もっと主人公がかっこよく決めようと思ったらなんもしていませんね……

次こそは頑張ります!


小説初投稿初シリーズなのでなかなか文が雑ですが今後も頑張ります!

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