10.仕事覚えます!
「えーとここにあるのをみていけばいいんだよな」
ソフィーさんの手紙から魔法省?から届いた書面を確認すればよいとのことだったのでそのボックスまでやってきた。
「えっめっちゃあるけどこれ全部ってことか?」
中身を確認してみると書類が大量に入っていた。
とりあえず1枚手に取ってみる。
~許可証~
〇×商会の商売を許可する。
魔法省
~理由書~
エルフの来訪に伴い、新たに料亭を行いたいため申請いたします。
従業員としては二名ほど必要です。
取り扱いとしてはモーやバッハ料理です。
…………以下略
なるほど営業するための理由やその他情報が載っていてそれに対して魔法省が向こうの世界でいう営業許可証が発行されるといったところかな。
ほかの紙も見てみると意外とあっちの世界の情報と似ておりこれなら経理の経験がいかせそうだ。
小遣い帳のような記載もあるのでこれが買った売ったの情報が入っているのだろう。
ちょっと気になることもあるしソフィーさんに聞いてみよう。
「ソフィーさんすみません。あっそのままでいいので聞いてください」
「許可証等が入っていたので確認したんですけどあの書面で許可が出てから毎年一年間これだけ商売できましたよって計算されたものがギルドに集まってくるんでしょうか?」
「商人の人たちから税金を納めてもらうのに使うのかなと思ったので、その辺がわかってないので教えてもらえますか?」
ソフィーさんがものすごい勢いでメモを書きだした。
多分回答を書いてくれてるだろうな。しばらく待っていよう。
「…………はい」
~質問について~
コガネ君お疲れ様!
いい質問だね。
許可証は今後商売してくる人たちから提出されて魔法省から返信来るんだけど、その許可が出た人たちには一年に一回ギルドに訪問してもらって商売の状況を教えてもらうの。
計算ができない人もいるからね。
そこで聞いたことで間違いが無いかの確認をするもの書記の役目なんだ。
……私は苦手だからそっちの仕事はあんまりやったことないのごめんね。
エラさんがそっちの担当をしているから詳しいことはそっちかな。
「ありがとうございます。お仕事中にごめんなさい。また何かあったら聞きに来ますね」
ソフィーさんは仕事が早いな。
丁寧に紙に書いてくれるから口で言われるよりわかりやすい。
とりあえず今手に入れたことを整理しておこう。
俺の今の役割としては、営業許可証が魔法省から届くのでそれの中身を見てなんの仕事をしているのか?従業員の募集があるけどそれが正しい人数なのか?申請内容と違う商売をしていないのか?
この点ぐらいを確認して回ればいいってことかな。
ということは、外に出て紙ではなく実態を見に行くのが最初の主な仕事だろう。
確かに紙で見てるだけでは実態がわからないし新人にはちょうどいいのかもしれない。
「ソフィーさんこの営業許可証のところに行きたいんですけどいいですか?」
「…………エラ」
エラさん?エラさんに言えってことか。
「了解です!エラさんに言いに行ってきます」
コクッとうなずいたように見えたので肯定だろう。
「エラさんすいません。ここが実際どうなっているのか見に行きたいのですがいいでしょうか?」
「ん?わかりました。ではこのバッチをつけて行ってください。これなら邪険にされることもないでしょう」
「初日から外出とはさすがですね。書類の束に圧倒されて読むだけで一日終えてしまうと思っていましたが想像以上の新人が来たのかもしれませんね」
盾のようなものが描かれているバッチをもらった。服につけるタイプのようだ。
「これは?」
「ギルドのエンブレムです。これがあれば聞き取り調査の時も見せれば対応してもらえると思います」
なるほど。警察手帳のようなものか。
「あぁそれと必ずここに戻ってきてください。遅くなっても勝手に帰ってはいけませんよ」
「そのエンブレムに記録されますので仕事をしていなくてもわかりますからね」
このエンブレムGPSとドラレコ機能がついているのか……
「わかりました。いってきます!」
さぁ初仕事に行ってきますか。
最初のお店は飲食店昼ご飯がてらどんなことやっているか見に行きましょうかね!
お読みいただきありがとうございました。
明日また投稿予定ですのでお待ちください!
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