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リンスとコンディショナーの件

「絵美ちゃん、シャンプーの後なにか使ってる?」


私たちは体操着の袋をブラブラさせながら横断歩道を渡る。


「え?リンス……」


「リンス!」


私は力強く頷いた。


「リンスだよね。」


「どうしたんだい?」


何か言いたことがあるね?と言いたそうな絵美ちゃんの顔。


「あれって、正式名称は『コンディショナー』なの?」


絵美ちゃんは首をひねりながら答える。


「正式名称は『コンディショナー』で、普通は言いやすいように『リンス』?」


「カイロがホッカイロみたいな?」


「うーん……」


絵美ちゃんはいよいよ首をひねる。


「そもそもさ、シャンプーの後に使う髪がさらさらになるもののことをさ、

『リンス』って呼んでるの、メリットくらいじゃない?」


「さすが、絵美ちゃん。そうかも。

『リンスのいらないメリット』だもんね。」


「コンディショナーのいらないメリットじゃないもんね。」


「絵美ちゃん、リンスの綴りって何かなぁ。」


「RINSE?」


「LINCE?」


「謎過ぎる。」




別作品も書いています。

長めのお話がお好きでしたら、こちらもどうぞ。

■『神鼠の大王は猫を愛せない―美貌すぎる少年王は天敵の猫族少女を絶対に手放しません 』

https://ncode.syosetu.com/n9295ms/

■『BL終局の悪魔―俺を利用するはずの白髪高官が、なぜか俺の目を美しいと言ってくる―』

https://ncode.syosetu.com/n4565ml/

■『元公爵令嬢の小さな宿屋―年下の町医者が、客でもないのに今日も会いに来ます』

https://ncode.syosetu.com/n8605mt/

※完結しました→続編も開始(https://ncode.syosetu.com/n0955mu/)


お気に入りのキャラクター・場面がありましたら一言でも頂けるととても嬉しいです!


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