ジャガイモの芽が怖い件
「絵美ちゃん、ジャガイモの皮をむくとき、
芽も取るでしょ。あれってさ、毒なんでしょ。」
「え、芽が?」
「私、そう思って、完膚なきまでに芽をほじってたんだよ。
芽が多いジャガイモとか、大変なわけ。」
「和佐ちゃん、芽って毒なの?
食べたらどうなるの?」
「わからないけど、なんか、
ソクラテスって、ジャガイモの芽を飲んで死んだって聞いたんだけど。」
「え!そうなの!ジャガイモの芽で?」
「そういうの聞いた記憶があって、
それで親の仇みたいにジャガイモの芽を取ってたんだよ。」
「そこまで考えずに、機械的に芽を取っていたよ。」
「ちょっとなら大丈夫なんじゃないのかな。」
「蓄積しないのかな。」
「それは……人類が生きてるから大丈夫なんじゃないのかなぁ。」
「なるほど……」
私たちは曇り空の中をポクポク並んで歩く。
「でもさ、和佐ちゃん。」
絵美ちゃんが首をかしげる。
「屋台のじゃがバターって皮つきじゃない?」
「あれぇ?」
令嬢ファンタジー、現代恋愛、コメディーなどを執筆しています。
▼こちらは美形多めの異世界恋愛ファンタジーの連載。完結まで執筆済み、毎日ポンポン更新しています。
『神鼠の大王は猫を愛せない―美貌すぎる少年王は天敵の猫族少女を絶対に手放しません 』
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