表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/22

第5話 この世界は——

ある程度魔力を操るの慣れて来た頃、アレクさんに「ユナもロウと一緒にダンジョンへ行ってみたらどうだ」と誘われた。



どうやらこの村の近くには洞窟があり、その中には魔物がたくさん潜んでいるらしい。



その為、定期的にその場所へ行き魔物を倒す必要があると、アレクさんは私に教えてくれた。



ロウさんは以前から何度もそこへ行き、何匹も魔物を倒している強者の様で、「ユナが危ない目に遭ったら俺が助けるよ」と言ってくれたので、少し怖かったがロウさんと一緒に行ってみる事にした。



すると、最初は怖くてあまり魔物を倒す事が出来なかったが慣れてくると案外楽しく感じ、ロウさんのサポートもあり私は魔物を何匹も倒す事が出来た。




ダンジョンには報酬があり、強いモノを倒せば倒すほどその報酬は大きくなる。



「意外と簡単だな……」



そう思った私は、何度もダンジョンへ足を運び自分の魔力を操りながら強い魔物を何匹も倒す様になった。



それから、一回のダンジョンにつき袋一杯分程の銀貨を貯められる程にはなった。



そして私は村だけではなくアレクさんと共に月に一度、隣に存在している大国「()()()()()()()()」の市場へ足を運び、新しい苗や種、武器や火薬などの道具を買い揃えに足を運んだ。



そこでは見た事のない生き物の骨が売られていたり、目を奪われるほど綺麗な宝石が売られていたりと、そこで見たもの全てが私に刺激をくれた。



元の世界に居た時には感じられなかった高揚感を、私はそこで感じる事が出来た。




 そして私は決心した。



もっと遠くへ行って、たくさんの世界を知りたい。



そう思った私は、ダンジョンで貯めた金貨と、ロウさんに教えてもらった魔法を記した本を持ち、旅に出る事にした。



「本当に大丈夫? まだここに居ても良いのに……」



夕飯を食べながら、ニーナさんは心配そうに私にそう問いかける。



私は片手にパンを持ちながら、何気ない顔で「平気です」と答えた。



私が旅に出る事を彼女に話してから、彼女は一段と私を心配そうに見つめてくる様になった。




「心配しなくても、ユナなら平気だよ。俺が教えた魔法……全部自分のモノにしちゃうんだから」



「ユナには敵わない」と、ロウさんはどこか少し呆れ顔でそう言った。



「そうだな。ユナならきっと何があっても大丈夫だ」



ロウさんの言葉に続くける様に、アレクさんがワインを飲みながらそう答えた。



ニーナさんはどこかまだ納得のいかない様子を見せたが、暫くして「そうね、分かった」と、小さく頷いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ