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第11話 また会ったね。

暫くして、町全体を朝日が覆い始めたのが分かった。薄暗かった道が一気に明るくなり、人の姿もだいぶ増えてきたのが分かる。



 私は馬車に乗る為に馬車乗り場に向かったが、まだ朝が早いからか馬車乗り場に人の様子は見えなかった。



せっかく早起きしたのに……と、私は内心ガッカリしながらもしょうがなく再び町のメインストリートへ向かう事にした。




「おいっ!!」



 歩いていると、路地裏から複数の男性の声が聞こえてきた。



そして、それに続く様にどこかで聞いた事のある少年の「やめてください」という声も聞こえてくる。



 どうやら私の嫌な予感は的中してしまったらしい……。



私はそっと、建物の影に隠れながら彼らの様子を観察する。



冒険者と思われる男性が四、五人少年を囲う様に威嚇していた。



何だか昨日見た光景と似ている様な……。



私は「はぁ」とため息を吐きながら彼らの方へ手を伸ばした。



そして、気付かれない様にそーっと彼らに向けて手の先から攻撃魔法を出す。



——ドォン



昨日より攻撃力は小さいものの、男達は魔法に気付いた瞬間逃げる様に少年の元から去っていった。



……まったく、逃げるなら最初から襲わなければ良いのに。



 男達が去った後、私はすぐさま少年の元へ向かった。



少年は私の顔を見るや否や、口をポカンと開け固まってしまった。



「貴方は……」



「大丈夫?怪我してない?」



私がそう聞くと、少年は小さな声で「平気です」と答えた。



その表情から、少年はどこか肩を落として落ち込んでいる様に見えた。




「申し訳ないです……二度も助けて頂いて」



「いいよ、気にしないで」



落ち込んでい少年に私はそう言うと、少年は俯いたまま何も言わずに立ち尽くしてしまった。

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