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大騒ぎのクリスマスクッキング ⓾


……雅はアンコール〜皆のリクエストに応じて、更にさらに……様々な曲を演奏

 

それも、子龍のボーカル付き……!



ーーーーーコレでただで済む筈が無い。




案の定子龍はやってくれた ……つくづく期待を裏切らない男、子龍。


元々〜様々な言語での会話が出来、外交官の長兄の通訳者も13歳以前から未成年学生時代より散々こなしてきた子龍にとって〜


平坦な機械的文法の謙譲語もへったくれもない連邦英語バージョンだったら別に即席でも簡単な翻訳の詞など訳もなくへっちゃらだったのである。



「まぁこんな感じ?」


……多少のメロディーラインのズレは、天性の勘の良さと輝く微笑みと甘く低く高く脳髄にジンワリ蕩ける声であっさりクリア。


 

なんにせよ子龍の行動、目線を落としリクエスト者の側、雅私物の小さな接着式ハンドマイクを右手人差し指に貼り、目の前で顔を合わせて唄う方式。


ーーーーー但し少々刺激的なだけ。



美しいドレスアップ姿、綺麗な長い指が元々美しい…大きな掌を扇の様に拡げ


”マイク付人差し指”を、集音の関係から子龍本人の唇に艶やかに殆ど密着〜


今にも人差し指で愛撫され〜 直ぐキスをしそうな程至近距離で囁く姿、真面目な女性達は皆声も出ない。


当然?当たり前?ーーー普通???


兎に角 サービス精神極めて旺盛な彼は、最初顎をキュッと上げ、その後ユックリ下部から視線を上げる。


……ジックリ相手の瞳を瞬き無しでグッと覗き込み、蕩けそうに唄うのだ


衣装の黒衣と白のショールをやわやわと靡かせーーー

時々フッと指先だけの接触で、丸く優しく羽毛のようにフンワリ肩を抱く。

 

”面”では無く”点”で……触られた感ーーーー接触圧が半端ない。



そうかと思うと……! いきなりヒョイと 掌を取り、曲……”リクエスト者”を立ち上がらせる。


「??」


ビックリ仰天 当惑する相手を放置し、逆に子龍は空いた席に悠然と座る。


「!!」


本人をバレリーナみたく優雅にクルッと回すが早いか、自分の長い脚にストン、腰掛けさせて、長い腕で抱きかかえーーー

 

リクエスト者の耳元で、柔らかな甘ボイスでトロットロに歌詞を囁くのである。




全員 魂を飛ばした。


 

 



「お前やり過ぎだ!! 何がJe t'aimeだ ……完全にセクハラだぞ!」



終了後、カンカンに怒った真面目な信繁から こっぴどくクレームが付いたが


子龍は何処吹く風〜

 

「そっかな〜? 

I Love Youじゃ、つまらんかと思ってさ〜


じゃイタリア語の Ti amo… ”愛してる”か〜〜


T'estimoとかの方が良かったか?」


「ーーーテーー? 〜なんだそれ?」


「テスティモ

ーーースペインのカタロニア語で ”愛してる” お洒落でイイだろ?」


「〜〜〜〜!!」

 

ああ言えばこう言う、文句にフフーーンと 平気の平左なのである。



************


楽しいクッキング教室、歴代、毎年”1番人気”〜の、クリスマスケーキ作りはこうして今年も大好評の中無事閉幕した。


”会”の主催者ーーー瑠架は大いに面目を施したのである。




参加者は皆、臨時で参加し丁寧に作業を手伝ってくれた信繁、子龍、雅に深く感謝した。



ーーーー彼等がいなければ、今回のクッキング教室の開催は確実に無理。

 


「そうだったの?!」



いつものスタッフが 急場でウィルス性の急病により参加出来なかった事を瑠架の口から聞き

 

「えぇぇ〜〜〜〜……!!」 驚いたのだ。


何て事なのッッッ!!

〜それでも…楽しみにしていた自分達の為、必死で何とかしてくれた瑠架の判断と英断に頭が下がる。



「本当にありがとう!!」

「この事忘れないから〜〜〜!!」


試食が終わり、全てが終了ーーーー後は信繁達3人と興奮と達成感で目をキラキラさせた参加者達全員、ズラリと”お土産” 持ち帰り用作品をテーブルに並べて


柔やかに笑顔を浮かべ〜


「いぃ?ーーーじゃ撮るからね?」 記念撮影である。



顔映りが良くなるように下からも小型ライト、エンジニアの瑠架は更にレフ板まで持ち込み器用に集光し光を反射させ、その上で用意周到〜専用検査装置で顔に当たる光源の強度をチェック……


参加者を漏れなく驚きの美女に撮れるよう最適な状態に設定……!

 

トドメに”渡す予定”の、記念のホログラム映像を、しかも自分が新開発したばかりの特別製特殊カメラで撮影した。


コレで肌のくすみも一切無く透明感溢れる良い笑顔、誰が見たって、きゅんきゅん惚れ直すだろう。


 

希望者には当然個別の撮影にも応じ……


「じゃ撮した内容確認してね! これでいい?」


「……!!ってこれ本当に私〜〜〜〜??」

 

全員無論 何ポーズも撮影してしまう。

 


オマケに……

「これを持って行ってね!!」


「いいの?」

「なぁにコレ?」


「中は〜おっ楽しみ〜〜〜!!」

「??」


 

いぶかしがる参加者達それぞれに〜記念の ”クリスマス仕様のデザイン”


〜カード式保存メモリーにコピーしたデータを、気前よくプレゼント……

調理参加者に贈ったのだ。


当然 信繁・子龍・雅……3人にもきちんと、この日の映像を入れた、真面目な編集内容の物を用意。


実はメモリーには少々仕掛けがしてあった


絶対外せない解除不可の「コピーガード付き」!!


それはーーー何故か?

つまり……映像は参加者の彼女達だけの物


㊙オマケ特典映像として、今日の様々な「助っ人」


ヨンは諸事情で載せられなかったが、信繁、子龍、雅……3人の素晴らしく格好いい姿の胸熱動画が多数……コッソリ納められていた。


美しい講義姿

エプロンをシュッと着こなす、たまんないセクスィな姿形……


キリッと手際よく手伝いに集中、彼等の凜とした横顔、テキパキと働く男性は矢張りイイ!

 

とっても良し!格好良さったら悶絶物だ


加えて、雅の演奏を聴きながら2人穏やかに談笑する姿……


まさか驚異の望遠レンズで定点観察、ジックリ顔認証システムで追いかけられ見られてるとは思うまい(盗撮とも言う)


ーーー編集は瑠架はお手の物だ



もしも……見たかった場合


此処の職員全員、”見たいに決まってる”


持ち主以外で〜それらをどうしても体感したい人は

 

賢い瑠架は

参加者の真面目な彼女達に頭を下げて見せて貰うしかない仕組みを作ったのだ。


そう、見たかったら、真面目で大人しい彼女らを虐めたり悪辣に仕事でパワハラ的虐待の無視など今後出来ない。


よって……丁重に扱わざるを得ないだろう。



それにコレがあれば皆に自慢できるわよねぇ〜!

 


痛快、面白くって堪らない、最強の素晴らしきコミュニケーションツールだ。



きっと毎晩見る程……もうもう大満足で、何にもまして、素晴らしい宝物となるだろう。



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