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4/9

Season 3, Episode 4: The Studio Visit (スタジオ見学)

登場人物

 田所健一/元映画主演、原作

 田所カヨ/健一の妻、カリスマ


 ブレイディ・ヴァーデン/俳優の卵、おバカ

 エイミー・ヴァーデン/ブレイディの妹、ストイック、アスリート


 スティーブン・シュピーガー/ハリウッド巨匠監督


 フィル・トンプソン/シットコム、プロデューサー

田所家、リビング

健一とカヨ、準備している。

健一「今日、本当に大丈夫か?」

カヨ「大丈夫でしょ。シュピーガーさんが誘ってくれたのよね?」

「ああ。でも、ブレイディのこと、どう思う?」

「いい子よ。ちょっとエネルギーありすぎなところあるけど」

健一、少し笑った。

「そうだな」

「トシキからのメッセージ見た?」

「見た。『ブレイディ、すごく興奮してる。レッドブル、何本も持っていかなきゃ、って言ってた』って」

カヨ、溜息をついた。

「またレッドブル…」

「とことんレッドブル芸人だな」


シーン2: ブレイディとエイミー、到着


田所家の前。

ブレイディ、Uberから降りてくる。

ドアをノック。

カヨが開けた。

「Brady. Come in.(ブレイディ、どうぞ)」

「Thank you so much for today.(今日は誘っていただき、ありがとうございます)」

「Where’s Amy?(エイミーは?)」

「She’s on her morning run. Should be here soon.(今朝も走ってます。そろそろ来ると思うんですが)」

カヨは、特に驚いた様子もなかった。

「She runs every day without fail.(相変わらず毎日走ってるのね)」

「Every single day.(相変わらずなんです)」


10分後。

エイミーが、走って到着した。

ランニングウェア。

汗だく。 

「Sorry I’m late!(遅れてごめん!)」

「Come on! Even today?! You’re soaked — it’s a special day!(こんな日まで勘弁してくれ!特別な日なのにそんなに汗だくで!)」

「A routine doesn’t change just because it’s a special day. And speaking of special days — no Red Bull, okay?(ルーティンは特別な日だからって変えないわ。アニキこそ特別な日なんだからレッドブルなんて飲まないで!)」

「That’s exactly WHY I need it!(特別な日だからこそだぞ!)」

「You’re going to get bitten by a dog again.(また犬に噛まれるわよ!)」

ブレイディ、言葉に詰まった。


カヨ「Do you want to shower?(シャワー浴びる?)」

「I’m fine, thank you.(大丈夫です、ありがとうございます)」

エイミーは、リュックからボディシートを取り出した。

さっと拭いて、シャツを着替えた。


シーン3: 車内


健一の車。

健一、運転。

カヨ、助手席。

後部座席、ブレイディとエイミー。

ブレイディの足が、止まらない。

「Hey — leg.(ちょっと、貧乏ゆすり)」

「Sorry. I’m just nervous.(悪い、緊張してきちゃってさ)」

「You’re such a wimp for someone who acts like an idiot all the time. Deep breaths.(おバカのクセに小心者なんだから。深呼吸よ)」

「I’m not an idiot! I’m just playing one! And this isn’t nerves — it’s excitement!(うるさい!おバカのフリしてるだけだ!それからこれは武者震いだ!)」

健一が、笑いながら口を挟んだ。

「Brady, just relax. You’ve met Schpieger before. Today’s just for fun.(ブレイディ、リラックスしたら?初めて行くわけじゃないし。折角だからただ楽しむといいよ)」

「You’re right. Yeah. I’ll enjoy it.(そうですね、そうします)」

カヨが、後ろを振り返った。

「Amy, are you interested in acting?(あなたは演技に興味ないの?エイミー)」

「I’m an athlete. Soccer, actually.(私はアスリートですから。実はサッカーをしてるんです)」

「Oh, really?(そうなの?)」

「Yes, I play for my university. And actually… there’s something coming up.(ええ、大学でもプレーしています。それともう少しで…)」

エイミー、窓の外を見た。

「I have a tryout. LA Invaders. In a few weeks.(入団テストがあるんです。LAインベーダーズの、数週間後に)」

「The Invaders? That’s a pro team.(インベーダーズ?それってプロチームなの?)」

「Yes.(ええ)」

「That’s incredible.(すごいじゃない)」

「Congratulations. That’s a real opportunity.(おめでとう!大きなチャンスじゃないか)」

「Thank you. I’m nervous though. That’s why I can’t skip training.(ありがとう、でも緊張します。だから毎日のトレーニングは欠かせません)」

ブレイディが、振り返った。

「Wait — you didn’t tell me!(おい、聞いてないぞ)」

「Guess I forgot.(そうだった?そう言う事よ)」

「When’s the tryout?(入団テスト、いつなんだよ)」

「Three weeks.(3週間後よ)」

「That’s soon!(もうすぐじゃん)」

「Exactly. So I do what I need to do.(そういう事。だからやるべき事をやってるの)」

「Wait — you actually get nervous? You always seem so confident.(お前でも緊張するのか?いつも自信満々じゃん)」

「Of course I do. There are a lot of great players out there.(それはそうよ、すごい選手はたくさんいるもの)」

エイミーは、前を向いた。

「Good luck to both of us. Go get ’em — you idiot big brother.(まあお互いがんばりましょ!応援するわ!バカアニキ!)」


シーン4: スタジオ到着。


大きな建物。

看板、“Schpieger Studios”。

健一、車を停めた。


スティーブン・シュピーガーが、エントランスに現れた。

「Kenichi!(健一!)」

二人、握手した。

「Steven. Thank you for this.(スティーブン。ありがとう)」

「Good to see you again, Brady, Amy.(ブレイディ、エイミー、また会えて嬉しいよ)」

ブレイディが、礼儀正しく頭を下げる。

「Mr. Schpieger! Thank you so much!(シュピーガーさん!ありがとうございます!)」

シュピーガーは、握手しながら言った。

「Same as always. Today, just take it all in. Feel the air of the set.(君は相変わらずだね。今日は現場の空気を感じ取ってくれ)」

「Thank you. I’m really looking forward to it.(ありがとうございます。すごく楽しみです)」

「My pleasure. Kayo, good to see you.(どういたしまして。カヨ、また会えて嬉しいよ)」

「You too, Steven.(私もよ、スティーブン)」

シュピーガーが、周りを見回した。

「By the way — no Toshiki today?(ところで今日はトシキは来てないんだね)」

「He’s away on a trip.(トシキはアラン達と旅に出かけてるんです)」

「A trip? Where?(旅?どこに?)」

「New York. Road trip, apparently. In an incredibly old car.(ニューヨークへ。ものすごく古い車で、ロードトリップだそうです)」

シュピーガーは、笑った。

「That sounds like a story in itself.(それはまた物語になりそうな経験だね)」


シーン5: スタジオツアー開始


スタジオ内、廊下

シュピーガー、先頭を歩いている。

健一、カヨ、ブレイディ、エイミーが続く。

シュピーガー「So, this is Stage 3. We’re shooting a sci-fi film here right now.(ここがステージ3。今ここでSF映画を撮ってる)」

大きな扉。

開ける。

巨大なセット

宇宙船の内部。

ライト、カメラ、スタッフ。

ブレイディ、目を丸くした。

「Whoa…(おう…)」

エイミーも、興奮している。

「This is amazing…(すごいわ…)」

シュピーガー「We’ve been shooting for three months. Almost done.(3ヶ月撮影してる。もうすぐ終わる)」

健一「What’s the film about?(何の映画?)」

「Space exploration. A crew discovers an alien artifact. Classic stuff.(宇宙探査。クルーがエイリアンの遺物を発見する。定番のやつだよ)」

カヨ「Sounds exciting.(面白そうね)」

「It is. Want to see the set up close?(そうだろ。セットを近くで見たい?)」

ブレイディ「YES!(はい!)」


宇宙船セット内

シュピーガー、説明している。

「This is the bridge. The captain sits here. These are all practical controls. We try to use as few CGI effects as possible.(ここがブリッジ。船長がここに座る。これは全部実用的なコントロール。CGIはできるだけ使わないようにしてる)」

ブレイディ、コントロールパネルを触る。

「Can I…?(触っても…?)」

「Go ahead. Just don’t break anything.(どうぞ。壊さないでね)」

ブレイディ、興奮している。

「This is so cool…(めちゃくちゃかっこいいな…)」

エイミー、カメラを見ている。

「How many cameras do you use?(カメラは何台使うんですか?)」

シュピーガー「For this? Usually three. Sometimes more for action scenes.(これ?通常3台。アクションシーンはもっと多い時もある)」

「Interesting.(面白いですね)」


シーン6: シットコムのセットへ


廊下、移動中

シュピーガー「Alright, let’s move on. I’ll show you Stage 5.(さあ、次に行こう。ステージ5を見せるよ)」

「What’s on Stage 5?(ステージ5には何があるの?)」

「A sitcom set. They’re starting a new project soon.(シットコムのセット。もうすぐ新しいプロジェクトが始まる)」

ブレイディ、興味を持った。

「A sitcom?(シットコム?)」

「Yeah. Multi-camera, live audience. You know, the classic format.(ああ。マルチカメラ、ライブ観客。ほら、クラシックな形式)」

ブレイディの目が、輝いた。


Stage 5の前

扉を開ける。

シットコムのセット

バー/パブの内部。

カウンター。

テーブル。

椅子。

観客席。

ブレイディ、息を飲んだ。

「This is… this is a sitcom set…(これが…シットコムのセット…)」

シュピーガー「Yeah. The show’s called ‘Alcohol Friends.’ Working title, anyway.(ああ。番組名は『アルコール・フレンズ』。仮タイトルだけどね)」

「Alcohol Friends?(アルコール・フレンズ?)」

「It’s about a group of friends who meet at a bar. They drink, they talk, they get into ridiculous situations. Comedy.(バーで会う友達グループの話。飲んで、話して、バカげた状況に陥る、コメディだね)」

ブレイディ、食いついている。

「That sounds… that sounds perfect…(それは…完璧じゃないですか…)」

エイミー、兄を見た。

少し心配そう。


シーン7: 制作チーム


セット内

数人のスタッフがいる。

プロデューサー、脚本家など。

シュピーガー、一人の男性を呼ぶ。

「Phil ! Come here for a second.(フィル!ちょっと来て)」

フィル・トンプソンが近づいてくる。

50代。

カジュアルな服装。

「Steven. What’s up?(スティーブン。どうした?)」

「Phil ,this is Kenichi Tadokoro. He worked with me on ‘Digital Ghost.’(フィル、こちらは田所健一。『デジタル・ゴースト』で一緒に仕事した)」

フィル、目を丸くした。

「Kenichi Tadokoro? The Kenichi Tadokoro?(田所健一?あの田所健一?)」

健一、少し照れた。

「Yes. Nice to meet you.(はい。はじめまして)」

「Wow. I loved that film. Your performance was incredible.(すごい。あの映画大好きだった。あなたの演技は素晴らしかった)」

「Thank you.(ありがとう)」

フィル、シュピーガーに聞いた。

「What brings him here?(何でここに?)」

「Just showing them around. And this is Brady, Amy, and Kayo.(ただ案内してるだけだよ。それでこちらがブレイディ、エイミー、それとカヨ)」

フィル、全員に挨拶。

「Nice to meet you all.(皆さん、はじめまして)」

そして、健一に戻る。

「Kenichi, you still acting?(健一、まだ演技してる?)」

「Not really. I’m mostly writing now.(あまり。今は主に脚本を書いてる)」

フィルの目が、輝いた。

「Writing? What kind of writing?(脚本?どんな?)」

「Screenplays. I’ve been working on a few projects.(映画の脚本。いくつかのプロジェクトに取り組んでる)」

フィル「Are you interested in TV? Sitcoms?(テレビに興味は?シットコムとか?)」

健一、少し驚いた。

「I… I’ve never tried.(やった事ないな)」

「You should. We’re putting together a writers’ room for ‘Alcohol Friends.’ We could use someone with your experience.(試したらどう?『アルコール・フレンズ』のライターズルームを作ってるんだ。君の経験も是非欲しい)」

「Really?(本当に?)」

「Yeah. You have film experience. That’s valuable. And you understand character. That’s essential for sitcoms.(ああ。映画の経験がある。それは貴重だしね。それにキャラクターを理解してる。シットコムには不可欠だ)」

健一、カヨを見た。

カヨ、微笑んでいる。

「Maybe… I could give it a try.(もしかしたら…やってみてもいいかも)」

フィル「Great! Here’s my card. Call me this week. We’ll talk.(素晴らしい!これ、私の名刺。今週電話して。その時話そう)」

名刺を渡す。

健一、受け取った。

「Thank you.(ありがとう)」


シーン8: ブレイディ、チャンスを掴む


ブレイディ、ずっと聞いていた。

我慢できなくなった。

「Excuse me, Mr. Thompson.(すみません、トンプソンさん)」

フィル、振り返った。

「Yes?(はい?)」

「I’m an actor. I’m… I’m looking for opportunities. Is there… is there any chance I could audition for ‘Alcohol Friends’?(私は俳優です。機会を探してます。もしかして…僕も『アルコール・フレンズ』のオーディションを受けられますか?)」

フィル、ブレイディを見た。

数秒。

「You’re an actor?(俳優?)」

「Yes. I’ve done theater. Lots of auditions. I’m… I’m ready.(はい。舞台をやってます。たくさんオーディション受けてます。準備できてます)」

フィル「Theater, huh? That’s good. Sitcoms are like theater. Live audience, quick pace.(舞台か?いいね。シットコムは舞台みたいなもんだ。ライブ観客、速いペース)」

「Exactly! That’s why I think I’d be perfect!(まさに!だから私にぴったりだと思うんです!)」

フィル、少し笑った。

「You’ve got energy. I like that.(エネルギーがあるね。別にかまわないよ)」

ブレイディ、希望が湧いた。

「So… can I audition?(じゃあ…オーディション受けられますか?)」

「We’ll be holding auditions soon. I’ll put you on the list.(近々オーディションをやる予定だ。リストに入れておくよ)」

「Really!?(本当ですか!?)」

「Yeah. Give me your contact info.(ああ。連絡先教えて)」

ブレイディ、すぐに携帯を取り出した。

「Here! Here’s my number! And my email!(これです!番号です!それとメール!)」

フィル、名刺を渡す。

「Send me your headshot and resume. I’ll send you the audition details.(ヘッドショットとレジュメを送って。オーディションの詳細を送る)」

「I will! Thank you! Thank you so much!(送ります!ありがとうございます!本当にありがとうございます!)」

ブレイディ、興奮。

エイミー、兄の肩を叩いた。

「Breathe, Brady.(呼吸して、ブレイディ)」

「I can’t! This is… this is my chance!(息もできない!これは…チャンスだろ!)」


シーン9: 見学終了、お礼


スタジオ、エントランス

見学が終わった。

全員、エントランスに戻ってきた。

シュピーガー「So, how was it?(どうだった?)」

ブレイディ「AMAZING! Best day of my life!(最高!人生で最高の日です!)」

エイミー「It was really impressive. Thank you for showing us.(本当に素敵でした。見せてくれてありがとう)」

シュピーガー「You’re welcome. And Kenichi, think about Phil’s offer. I think you’d be great.(どういたしまして。それと健一、フィルのオファー考えてくれるかな。君は素晴らしい仕事ができると思う)」

健一「I will. Thank you, Steven.(そうします。ありがとう、スティーブン)」

カヨ「Thank you for everything, Steven.(何から何まで、ありがとう、スティーブン)」

「My pleasure, Kayo. Come back anytime.(どういたしまして、カヨ。いつでも来て)」


シーン10: 帰り道、車内


帰りの車内。

健一、運転。

カヨ、助手席。

後部座席、ブレイディとエイミー。

「Today was incredible. And now I’ve got a real sitcom audition.(今日は素晴らしい1日だった。次はついにシットコムのオーディションだ)」

「That’s great, Brady. It’s a real chance.(よかったわね、ブレイディ。大きなチャンスよ)」

「I’m going to make it happen. Mr. and Mrs. Tadokoro — this is all because of you.(ああ、このチャンス、必ずモノにして見せる!ケンイチさん、カヨさん、全部あなた達のおかげです!)」

「That’s not quite right. I genuinely think you’re suited for this.(そんな事ないよ。君には本当に向いてると思う)」

「And Phil seemed genuinely interested in you.(それに、フィルはあなたに興味を持ってるように見えたわ)」

「Really!?(ホントですか!)」

「Yes. Go get it.(ええ、頑張ってね)」

カヨは、前に向き直った。


エイミーは、窓の外を見ていた。

カヨ「Amy, you okay?(エイミー。大丈夫?)」

「Yeah. Just thinking. About Brady, about the tryout.(ええ、色々考えちゃって。ブレイディの事、入団テストの事)」

「Come on, you’ll be fine. I’ve never seen anyone work harder than you.(おいおい、お前は大丈夫だろ?お前以上のヤツは見た事ないぞ)」

「That’s true. You do far more than what’s required, every single day.(そうよね、確かにあなたはやるべき事の何倍も毎日やってるのよね)」

「It’s not that simple. There are so many strong players out there.(そんな事ありません。強くて上手な選手、ホントに多いから)」

ブレイディは、エイミーの肩を叩いた。

「I get it. You’re nervous. But listen — this time, we both got our shot. And we’re both going to make it. Right?(そうか、お前が緊張してるのはわかった。とにかく今回は2人ともチャンスがきた。そして2人とも上手くいく。だろ?)」

「…Yeah.(そうね)」

二人、拳を合わせた。


健一、少し考えている。

カヨ「Kenichi, what are you thinking?(健一、何考えてるの?)」

「Phil’s offer. Sitcom writing.(フィルのオファー。シットコムの脚本)」

「Are you interested?(興味ある?)」

「I don’t know. I’ve never done TV before.(分からない。テレビは初めてだ)」

「But you write screenplays. It’s not that different.(でも映画の脚本は書いてる。そんなに違わないわ)」

「TV is faster. More collaborative. It’s a different rhythm.(テレビはもっと速い。みんなで作る度合いが全然強い。リズムが違う)」

「Maybe that’s good. Maybe you need a change.(もしかしたらそれはいい事かもしれないわ。変化が必要かも)」

健一、少し笑った。

「Maybe.(かもしれないな)」

「You should try. At least meet with Phil. See what it’s like.(試すべきよ。少なくともフィルと会って。どんな感じか見てみたら)」

「…Yeah. I’ll call him this week.(ああ。今週電話する)」

カヨ、微笑んだ。

「Good.(いいじゃない)」


シーン12: 田所家、夕方


リビング

全員、戻ってきた。

ブレイディとエイミー、靴を履いている。

ブレイディ「Thank you so much, Mr. and Mrs. Tadokoro. This was… life-changing.(本当にありがとうございました、田所さん。これは…人生が変わる出来事でした)」

健一「You’re welcome, Brady. Good luck with the audition.(どういたしまして、ブレイディ。オーディション頑張って)」

「I will! I’ll make you proud!(頑張ります!誇りに思ってもらえるように!)」

エイミー「Thank you, Kayo-san. For everything.(ありがとうございました、カヨさん。何もかも)」

カヨ「Good luck with your tryout, Amy. I know you’ll do great.(入団テスト頑張ってね、エイミー。絶対うまくいくわ)」

「I hope so.(そうですね)」


玄関の外

ブレイディとエイミー、Uberを待っている。

ブレイディ「This is it, Amy. This is our moment.(これからだ、エイミー。これからが俺たちの番だ)」

「Yeah. Our moment.(ええ。私たちの番)」

「You ready?(準備できてる?)」

「As ready as I’ll ever be.(準備できてる)」

「Me too.(俺もだ)」

Uberが到着。

二人、車に乗り込む。


シーン13: 田所家、夜


リビング

健一とカヨ、ソファに座っている。

カヨ「今日はいい日だったわね」

健一「ああ。ブレイディもエイミーも、チャンスを掴んだ」

「あなたも」

「…そうだな」

健一、フィルの名刺を見ている。

Phil Thompson

Executive Producer

“Alcohol Friends”

カヨ「電話する?」

「明日にする」

「緊張してる?」

健一、少し笑った。

「少し」

「大丈夫よ。あなたならできる」

「…ありがとう」

カヨ、健一の肩に寄りかかった。

「新しいこと、始まるわね」

「そうだな」



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