不満
幸せを守ることはエゴでしかない
姫・・・主人公 37歳
殿・・・姫の旦那 38歳
同居生活で家計が少し楽になるかもしれないと思ったが甘くはなかった。
光熱費や水道代として月に七万~九万請求された。
家賃がないだけましなのかもしれなかったが マンションで暮らしていた時に家賃や光熱費を出してきた金額と支出があまり変わらなかった。
なんのためにここで暮らしているのかわからなかった。
私にとってのメリットはなんだろうか?
息子たちは大きな庭と家に住めることでメリットがあったことは間違いない。
色んな友達がたくさん遊びに来てよく庭を荒らしまくった。
その度に 義父が激怒していたが それくらい我慢してほしかった。
会社運営も低迷が続き その低迷が板についてきた。
殿のレベルということを身に感じてほしかった。
しかし 大きな庭と外観の大きな家の中で住みながら仕事をしていたことは
殿の気持ちを大きくさせているのではないかと思っていた。
自分が建てた家でないが周りから見れば富裕層に見えているだろう。
私はどこへいっても 殿家のお嫁さんであり 私を知ってもいない人からも恭しく扱われた。
私が消えていく感じがしていた。
殿は不安になると私の体を求めた。
夫婦なのに拒絶するのはどうなのか?
頭と心と体がいつも葛藤していた。
裏切者のくせに不安になると欲求のゴミ箱のように私の体を使う。
腹の底のコールタールは大きくなっていくばかりだった。
そして妊娠した。




