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逆転
幸せを守ることはエゴでしかない
姫・・・主人公 37歳
殿・・・姫の旦那 38歳
義父と喧嘩別れをする気持ちで意見を言いに行った。
激怒する義父にひるまない私。
周りにいた義母や殿は恐怖で動けないでいた。
「では、おとうさん。住む私たちを優先してもらえないなら、私たちは、住みやすいところで生活しますので、この話はなかったことにしましょう」
席を立つ私に義父が
「姫さんの好きなようにしなさい」
と折れた。
「そうですか。」
あんたの天下はそろそろ終わりにしたらいい。
私の腹の底の黒い塊は着実に成長し黒さを深めていった。
リフォーム代は私が自分の実家に頭を下げて借りた。
義父からの金を使いたくなかった。
金をだしてやった。
すまわせている。
いつか何か起こった時にそう言って制圧されるのはごめんだった。
私が金をだした。
住んであげている。
その方が気持ちが楽だった。




