準備
幸せを守ることはエゴでしかない
姫・・・主人公 35歳
殿・・・姫の旦那 36歳
次の日から何もなかったように生活した。
殿の仕事もサポートし 息子たちのサポートもし いい嫁でいた。
殿は献身的に自分をサポートする私に満足げだった。
「姫をみなおした。こんなに色々とできるんて。ほれなおした」
酒を飲みながら嬉しそうに私をほめた。
自分の無能さを思い知れ。
そう思いながら 殿のご機嫌取りに努めた。
体を求められたら素直に受け入れ その度に吐いた。
ガラガラと私の心の何かが崩れ落ちていった。
初めの一年は順調に仕事があったが二年目から雲行きが怪しくなってきた。
思った以上に経費の出費が多くなり回らなくなってきた。
金を出してくれない殿の実家に頼むこともできず
私の実家に大金をかりて会社を運営していた。
色んなものを削っていかなければならない。
私の人脈をつかい 安価でとてもよい働きをする税理士を見つけた。
殿は形から入る人間だったので 事務所をかり仕事をしていたが
事務所にかかる経費を節減するため自宅を事務所にしようと提案した。
殿は私の提案を素直に受け入れた。
色んなものを小さくまとめていった。
小さな殿に見合った大きさを提案した。
私が息子たちを育てながら 目の届く範囲で会社の手伝いができるように環境を整え
会社から離れられる準備をしていった。




