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魔術侯爵家の幼馴染み  作者: 伏綸子
20/29

対帝国戦同盟〜前編〜

 時は経ち、センテルズ王国とセヴィオ帝国との戦争が一ヶ月後に控えた。両国とも地方から兵士の招集は九割程済んでおり、既に軍事力の強化へと体制を移動させていた。

 帝国は未だ王国が明らかに出来ていない魔剣の製造を滞りなく進め、それに対し王国側は隣国との同盟関係を結び、数による軍事力拡大を目論んだ。

 王国が同盟関係を結んだ国は現在で二ヶ国。王国の西方に位置する妖精人(エルフ)の国――エルフェイムと北方山脈を越えた先にある智竜人(マアト)国家――ゼルメガンだ。

 この同盟関係は帝国戦終戦までを期限としているが、両国とも積極的に援軍を送ってくれた。あちらとて帝国の暴虐を楽観視出来ないのだろう。


 ――そして送られた援軍は王国で言うグラムウォルフ隊並の精鋭部隊だった。


貴方方(あなたがた)がグラムウォルフ隊ですか」


 セドウェル外壁周辺に設置された天幕へと歩いて行く兵士を見ていると突如、若菜色の髪を(なび)かせる女性から問いを投げられた。

 姿は人と殆ど変わらないが、整った端的な顔立ちと髪が揺れる度にチラリと見える長く先端の尖った耳が自分達との違いを主張している。

 そして人外の、エイナと同等の魔力が身体の内に秘めているのを感じた。

 そう、エルフェイムにのみ居る、妖精人(エルフ)だ。


「ええ、そうよ。私はグラムウォルフ隊、隊長エイナ・ヴィデーン。貴方達がエルフェイムの聖剣士(カリブラー)部隊――ミスティルテイン隊ね。よろしく」


 軽く自己紹介をしてからエイナは右手を差し出し先程の妖精人(エルフ)と握手を交わす。

 握った手を振ると同時に妖精人(エルフ)は自己紹介を始めた。


「こちらこそ。私はミスティルテイン隊の隊長ルイヘン・マゴルです」


 ルイヘンが腰の左に携えた聖剣を鞘に入れたまま柄を握り一礼する。

 そして次に我らが副隊長ウィクトリアがエイナの横に立ち隊員を紹介する様に語り始めた。


「では紹介します。私は副隊長のウィクトリア・フォードハム。そして後ろに居る男の子がレン・ジェラルドでその横に立っているのがアリス・クラークです」


 俺らの代わりに簡単な紹介を済ませたウィクトリアは元の位置――エイナの後ろ――へと戻った。

 そして、一斉に上流階級の会釈をした。無論、そんな知らない俺は呆然と立ち尽くしたままだ。


「ほら、レン何やってんのよ!!」


 横目で囁いて叱咤するアリス。


「え、えーっと……こう……?」


 見様見真似(みようみまね)でアリスと同じように左手を魔剣の柄に、右手を背中に置いた。


「まさか、こんな腑抜けた人が前線に立つんですか?」

「まだ貴族との交流が苦手な彼ですがこう見えて実力者なんです」


 応えたのはウィクトリア。アリスも喋る素振りを見せたがウィクトリアに制止された。


「そうなんですね。あ、ではこちらも」


 ルイヘンは納得したからか特に気に留めた感じもなく次に話題転換をした。

 そして彼女が「クルゴお願い」と背後で待機していた同じく妖精人(エルフ)の男に声を掛けると男はルイヘンの横に立った。


「はい、紹介させて頂きます。副隊長のクルゴ・サイロスです。(わたくし)の後ろに居る二人は数ヶ月前入隊したばかりの新人、フェアラスとラノアです」


 クルゴが横に立った男子、女子の順で手を向ける。

 二人は「フェアラス・ギノールです」と「ラノア・アルディスです」と名前を述べてから同様に会釈をした。

 両方とも背丈はレンとアリスぐらいで髪色はフェアラスが銀色、ラノアが金色だ。何処と無く親近感が湧く容姿だ。


「他にも隊員はおりますが只今、別の分隊の指揮を取っている最中でして……」

「それは構いませんよ。寧ろ少人数の方が動きやすいので好都合です」


 申し訳なさそうに言うクルゴにウィクトリアが苦笑する。


 それから俺らはウィクトリアに誘導され王都中心部の王宮へとメインロードに靴の音を鳴らした。

 二人の隊長と二人の副隊長。気が合うのか会話を弾ませている。両組とも隊長、副隊長として共通する所があるのだろう。

 だが、それでは後方の四人である我々が困る。気不味い雰囲気の中、痺れを切らした俺は自分から話題を投げ掛けた。


「……お、お二人は幼馴染みなんですか?」

「ん? そ、そうですよ」


 突然の問い掛けに目をパチクリさせ多少狼狽を見せたフェアラスだが、ほぼ間を開けずに応答は返ってきた。


「やっぱり御二方もそうなんですか?」

「よく分かりましたね」

「二人の仲を見ると分かります」


 意外だ。こう簡単に言われたのは初めての経験だった。そもそも、俺とアリスは平民と貴族。地位が違うので俺らのように幼馴染みと言う関係を持つ事、自体滅多にない。

 恐らくだが彼らの住むエルフェイムでは貴族制度が無いのかもしれない。そのように考えると合点が着く。


「それより、突然なんですがレンさんとアリスさんは貴族か、又は王族の方ですか?」


 おっとっと。これまた初体験。異国からの訪問者は思い掛けない質問をするものだ。

 俺は隠す必要も無いので素直に答えた。


「俺の事はレンで良いですよ。それと()()ただの平民です」

「「――――え」」


 笑顔だったフェアラス。真顔だったラノア。同時にしてその顔が驚愕に満ちた。

 まさに目から鱗な表情だが、何に驚いているのだろう。神妙な顔を浮かべる俺を横目にアリスは、はぁっと大きく溜め息を吐いた。


「ほ、ほ、本当に貴族じゃないの!?」


 ライアがフェアラスを押し退()けて問い(ただ)してくる。

 俺はその勢いに気圧され頭をコクコクと上下に振った。


「……何でそんな事を?」

「だって人間の国では位が高いほど魔力量が多くなるのが一般的じゃない。それでレン君は


 ライアの言う通り地位が高い程、魔力量は多くなる。それは魔法に長けた人材が貴族に吸収されているからに他ならないが、まだ貴族に吸われていない者も僅かだが実在する。そして俺もその中の一人だ。

 これはアリスの父アルベルトから聞いた話だが、王国は優秀な人材を他貴族に取られないようにし、将来的に現貴族への権力の集中を防いでいるのだとか。

 これを知った当時の俺はまだ世間体を知らない若輩者だったので他人事(ひとごと)で済ましたが今となっては自分事にしか思えず内心、自らの未来に不安を抱いている。


「レンは別ね。魔法と言う概念に囚われ、毎日一人で研究している変質者でしかないわ」

「それちょい酷くない?」

「でも本当じゃない」


 コクリと俺は小さく頷く。いや、ここは否定し反論するべきなのだがつい反射的に認めてしまった。これは最早(もはや)性分の様なものなので治しようがない。


「へぇー……。それ、凄いですね」

「世にも珍しいタイプの人よね」


 妖精人(エルフ)の二人が息を合わせて感嘆の声を洩らす。――片方は貶しているようにも窺える。

 褒められる事ではない気もするが、自分が異常者だと言うのは事実だと割り切って認識している。


「そもそもどうやってそんなに魔力量を増やせるんですか?」

「確かにそれは気になるわ。ねぇ、レン教えてよ」


 アリスが妖精人(エルフ)の陣地に掌を返す。

 質問に関して俺はこれといって思い当たる節も無いのであやふやに答えた。


「……生まれつき、なのかな?」

「嘘つき。私と出逢った時はこんなに魔力持って無かったわよ」


 ジト目でアリスが俺を睨む。


「いや、俺は別に何もしてないけど」

「本当に?」

「う〜ん……強いて言えば体外から魔力を取り込んでる事ぐらい?」

「うん、それね」


 偽りの笑み(ニッコリフェイス)のアリスが俺の二の腕に手を伸ばす。何事かと視線を向けようとした瞬間、二の腕から激痛が走った。

 痛みが脳に伝達された時には、俺はメインロードで呻吟(しんぎん)していた。


「――――おい、何すんだよ!!」

「そんな大事な情報は前以(まえもっ)て私に教えなさいよ!」


 ガミガミと俺の横で吠えるアリスを無視し俺は左から来た問いに答える。


「その体外から魔力を吸収するのは、魔力を回復する時にしか出来ない筈じゃありませんでしたっけ?」

「えーっとね。確かに回復する時にも出来るけど、それは意識しているからでしょ? それを俺は常時、行っているような感じかな」

「えーっと、つまり魔力を収める器を常に満たし続けているんですか?」


 上手く脳内整理が追い付かないからか、語頭に「えーっと」が重なる二人。両名とも説明力も理解力も不足しているようだ。

 ここで救済の手が差し伸べられた。


「即ちレンは魔力を身体の中で圧縮して入れて続けているってことでしょ」

「ナリス!!」

「縮小しないでよ」


 アリスとナイス。完璧な短縮形に我ながら良いと自画自賛したい。


「でもそれって危険じゃ……」

「しっかり制御すれば大丈夫よ。私もレン程ではないけど似たような事はしているし。経験の基、安全は保証するわ」


 そう言ってアリスは二人の不安を取り除いた。


 王宮に着いた二隊らは国王や他の十二貴族との簡単な状況確認をした後、直ぐに解散した。

 解散したとは言え土地勘も無い妖精人(エルフ)陣を放っておく事も出来ず引き続き八人は行動を共にした。

 道中も同じくレンの方で魔法、隊長・副隊長のほうで戦争関係の話で持ちきりとなった。


「レンとアリスさんはどのように魔法戦の訓練を?」

「俺とアリスは別々で訓練してるんだけど俺は隊長に、アリスは副隊長に指導してもらっている」


 フェアラスが興味深そうに「なるほど」と好奇の目を向ける。


「じゃあ逆に俺からも訊くけどフェアラスさんはどうしてるんですか?」


 ずっと一方的に質問をされてはキリがない。ちょっとした気休めとして話題の風向きを変えた。


「僕らの方は森の最深部で一人ずつ修行をさせて頂いてます」


 この場合に於ける修行は魔法訓練ではなく瞑想など精神集中の類だろう。魔法への実質的な繋がりは無いが精神力を高める事で魔法の精度を向上させる事が可能だ。

 だが、森の最深部と言うのが妙に気にかかる。


「森の最深部って言うのは……」

「残念ながらそれは秘密です。妖精人(エルフ)内での掟のようなものですので」

「そ、そうか」


 掟と言われたのならば大人しく引き下がるしかない。申し訳なさそうに謝るフェアラスに俺は苦笑して謝罪した。


「そう言えば隊長達、何処に向かってるの?」


 ラノアがフェアラスの背中に乗り掛かり彼が前屈みになる。


「ラノア、その僕を押し退ける癖をどうにかしてよ」

「いいじゃん。幼馴染みの(よし)みなんだしー」


 何でも無さそうにメインロードの両端に広がる露店へ目を光らせるラノア。

 どうやら、そっちも残念な性格のようだ。

 レンの胸に再び親近感が湧いた。


「はぁ……」

「……」


 深い溜め息を吐くフェアラスに俺は同情の眼差しをひたすらに向け続けた。



  □ □ □



 ミスティルテイン隊がこの王都に訪れてから一週間。

 互いの親交と実力を確かめる、と言うのを名目に二隊は円形闘技場(コロッセオ)をこの一週間、ずっと貸切りにした。名目、と建前のように説明しているのは、半分事実で半分不実であるからだ。

 確かに互いの親交と実力を確かめると言う面では事実に該当しているが、別の面では不実に当てはまる。

 そう、例えば――。


「やっぱり円形闘技場(ここ)はいいわー。魔法を遠慮なく使えるし」

「はい、私どもにも使わせて頂き有難うございます。お陰で(なま)った身体を元に戻せました!」


 ――つまりは二隊の私利私欲のためであった。


 エイナに関しては言わずもがな分かると思うが、王国軍の兵士が独占するので「いつも使えないとか、頭可笑しいんじゃないのあの連中!!」と愚痴を零すほどに苛立ち覚えていたからだ。

 そしてルイヘンに関しては会話中にあったように鈍った身体を鍛え直すためだ。

 どうやらエルフェイムでは大半の木が神木として丁重に扱われており()()()な範囲型魔法も森林の中では使用出来なかったらしい。


「日頃の鬱憤が解消されて行く……」

「す、凄い団結力だ……」


 ところでウィクトリアとクルゴについてだが彼女らは王国軍とエルフェイム軍への便宜を図った事による始末に追われていた。

 その便宜と言うのがまさに今貸切り中のこの円形闘技場(コロッセオ)の件だが、原因は紛れもなくあの二人だとは誰も言い出せなかった。

 俺はゆっくりと立ち上がる。


「お! レンやっと動くんですね!」

「ま、まあ……ね」


 動くと期待の目を向けられ多少の戸惑いを感じながらも俺は闘技場の端の方へと移動した。

 闘技場の中心から四、五十メートル程歩いた所で俺は立ち止まり振り返る。それと同時に目を瞑った。

 体内の魔力を放出する。


「物凄い衝撃だ……!!」


 一瞬にして放出された魔力によって生じる衝撃波は魔術師にのみその精神に大きなダメージを負わせる。

 恐らく並の魔術師ならその衝撃で気絶寸前まで追い込まれ窮地に立たされただろう。だが、そんなやわな奴はこの場に居なかった。


「魔力が暴走している……?」


 周囲を埋め尽くす程の魔力。それが意識を持つように蠢く。

 

ご主人様(マスター)の異常な魔力反応を感知。抑制しますか?》


 ――要らない。


 そう、必要無い。問題も無い。


「いえ、違うわ。寧ろ完璧にコントロールしてるのよ」


 フェアラスの驚嘆の呟きに口を挟んだのはアリスだ。彼の言葉を否定してから動き出す彼を手で制止した。

 すると、北の山脈に連れてこられたような寒波と猛吹雪が二隊を襲う。一面真っ白に塞がれた視界。

 はっと目を閉じて数秒間の暗闇から抜け出すとそこには――


「黒く燃える氷……!?」


 言葉に表すことすら儘ならない、神秘的で要領を得ない目前の光景に()()()()()()()()()()息を飲み、唖然とした。

 地面一帯は極低温の堅氷。その数十センチメートル上空を猛々しく燃える夜闇の炎が空間を駆け巡るように吹き荒れている。


「レンが以前から会得していた魔法、《ムスヴルヘイム》よ」


 アイス系統であり、ブレイス系統の魔法ムスヴルヘイム

 これは《破滅(アメミット)》と同様レイさんから伝授して頂いた魔法だが、幸いアリスやウィクトリアが書物で見た事があると証言していたので公の場で使用しても問題は無かった。

 魔法自体は、簡単な物でアリスの《ヘル・インフェルノ》とエイナの《ブレイス・インフェルノ》の魔力版を組み合わせただけだ。だが、いざ実戦で使うとなるとその真価を発揮する。

 自分を中心とした半径二十メートルを範囲としその内側にいた敵を刹那に凍らして数秒後に黒彩色の猛烈な熱波が襲い掛かる。瞬きの間に身体は燃え死に原型すら残さず灰に還すのだ。


「――まさかあの魔法を!?」


 《ムスヴルヘイム》は認知度の低い魔法だ。事実、うちの隊では名を教える迄唖然と口を開けたままだったアリスとウィクトリアは反応出来なかった。

 フェアラスが「あの魔法」と言う代名的表現を用いたのは魔法の実態を知った驚きの現れであり博識であるとも窺えた。


「でも、エイナ。あれはかなり高難易度の魔法じゃ……」

「レンは私の部隊でも随一の魔術師よ。魔剣士(グラムラー)としてはまだまだ隙があるのだけどね」


 初対面とは打って変わってかなり砕けた会話を交わす二人の隊長。


「さて、こんなもんかな」


 俺は絶対零度に近い地面と超高温の魔炎――魔力を燃料として高熱を発する黒い炎――の間に形成し遮断していた真空を解除し温度を中和した。

 俺が魔力の供給を断絶した途端、白氷の地面から茶褐色の砂土が顔を出し始める。暫くして氷が全て溶け切ってから俺は視線を呆然と向け続ける二人の元へ戻っていった。


「レンさん、凄い人だったんですね……」

「うん。私、この人となら結婚してもいいかも!!」

「いや、何故!?」


 笑止の沙汰に思わず突っ込みを入れる。

 だが――ムニュと柔らかく温かい二つの山が絡み付くのを腕に感じた俺は思考が停止した。恐る恐るその方向に目を向けると。


「――――ちょ、ちょ、ちょっとレン!? 何してるよの!!」

「いや、これは〜不可抗力で〜」


 満更でもない顔が自然に浮かび上がってくる。堪えろと脳が命令しても突き進めと真の自分(本能)が「不可抗力」の旗を片手に謀叛を起こしている。


「ちょっと離れなさいよ!!」


 アリスがラノアの胸を鷲掴みにして俺の腕から引き剥がす。

 次にレンの腕に届いた感触は鷲掴みは出来なくとも両手で揉めるサイズの山だった。まな板や絶壁と言う希望すら見い出せない言葉は浮かび上がらなかったのが、せめてもの救いかもしれない。


「なに、アリスさんとレンはただの幼馴染みでしょ」

「そ、そうだけど……」


 アリスが赤らむ頬を俯いて前髪で隠した。

 更によりいっそうアリスの胸の押し付けが強くなる。


「なら、別にあたしが貰ってもいいじゃん」

「だ、駄目よ!! レンは誰にもあげないもの!!」


 アリスの声が高い叫び声へと変わり場を凍らせた。


「わ、分かったわよ」


 その勢いに気圧されたのかラノアが大人しく撤退する。


「さて、ここの貸切り期間もそろそろ終わるから還る準備を始めましょうか」


 二人の喧騒を見かねたエイナが手を叩き注目を自分に向けると、号令をかけた。


「そ、それよりアリス。胸、押し付けすぎ。痛いよ」


 アリスの頬が更に赤みを増す。


「あ、あんたねぇ……!!」


 アリスが左腰に差してある刺斬剣(スモールソード)を鞘から抜き俺の喉を目掛けて突き出す。

 突然の動作に反応出来なかった俺は咄嗟に瞼を閉じてしまった。


「――す、すいませんでした!! 痛いのは嘘です。とても柔らかったです!!」

「やっぱり斬って捨てる!! 《ヘル・インフェルノ》!!」

「《ブレイズ・ピラー》」


 アリスが俺を氷の檻に閉ざそうとした途端に螺旋の炎柱を巻き上がけ、魔法を妨害する。


「――――あっつ!! 貴方、手加減全然できてないじゃない!!」

「仕方が無いだろ、だって殺されるんだから!!」


 ギャーギャーと痴話喧嘩をする二人を見てエイナとルイヘンは「甘いわねぇ」と二人して呟いた。

皆さん。

お久しぶりです。

伏綸子です。

今回は、

新キャラクター

の登場です。

エルフェイムの

ミスティルテイン隊

ですが、

ご覧の通り、

グラムウォルフ隊の

エルフ版みたいなものです。

ですが、レン的な存在はいません。

主人公二人いても大変だしね。


さて、

次回予告ですが、今回の前半部分に名前だけ登場した智竜人国家――ゼルメガンを中心として「対帝国戦同盟」後編としたいと思います。

大丈夫です。

中編とかにして部数増やすだなんてしませんから。

心配しないで下さい(笑)。


最後に!!

読者の皆さん。最後まで読んで頂きありがとうございました!!

本作品はこれからも書き続けますので読んでもらえると幸いです。


では、また次回お会いしましょう!

有難うございました!

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