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~聞き込み~
それから私と……龍は、聞き込みをつづけたが
これという情報は得られなかった。
時刻は八時を回り、外も薄暗くなってきている。
龍が最後の家に情報を聞きこんでこちらに帰ってきた。
「何かつかめた?」
「あぁ、商店街の路地裏にいたのを見たらしい。」
「そっか!!じゃぁさっそく行こうよ。」
私はその商店街に向かって走り出そうとしたのだが、
龍はそれを拒否した。
「今日はもう終わりだ。また明日に探そう。」
「えっ!でも急がないと逃げられちゃうよ。」
「今行ったところで暗くて何もわからないだけだ。」
ぴしゃりと言い放たれ私はしゅんとする。
確かに龍の言っていることはもっともであった。
仕方なしに探すのはあきらめ、途中の道で龍とはわかれ各自家に帰る。
少し残念という気持ちがどうしても心残りだったが、
これも探偵のおきてなんだと自分に言い聞かせ、
その日は探すのを断念した。




