25/41
~早起き~
次の日、私はいつもよりも早く目が覚めた。
理由はただ一つ、昨日のことが忘れられないからだ。
その為いてもたってもいられず、いつもならぐだぐだしながら起きるのに、
今日は気持ちのいいぐらいに素直に動く。
私はクローゼットから私服を取り出し、着替えや用意を始めた。
もちろん商店街に向かうため。
ちなみに私は今日から夏休みなのだ。
楽しい夏と、夏明けの期末テストに向けて勉強といきたいところなのだが、
勉強するからにはすっきりした気持ちで取り組みたい為、
早くロマネを捕まえてすっきりさせたいのだ。
私の場合は勉強はしているのになぜか点数は悪いことだった。
そんなことをしているうちに、用意はすべて整い、
昨日のリュックを担いで足早に外に出る。
さんさんと光る太陽は、学校に行くときの太陽とは一味違っていた。
早起きの徳、とでもいうのだろうか。
私はそう思いながら商店街に向かって歩き出した。
家から商店街までは十五分程度である。
その為いつも間にか早足だった私はあっという間に
商店街へとたどり着いた。




