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~からかい~
「呼んでよ?」
ずりずりとベンチの上をよってき、
赤城は私との距離を縮める。
「わ、分かったから離れてっ!」
あきらめ半分で決意をした。
だってあきらめるしかないじゃん…、あんなくっつかれたら困る。
「じゃぁ呼んで。」
「うっ、」
私はいつ赤城のドSボタンを押してしまったのだろう…。
「早く。」
「り…り……龍…。」
初めて下の名前で呼ぶ名前は、なんだか照れくさかった。
「じゃぁこれから龍でよろしく。」
「えぇっ!!」
そう言って赤城…龍は歩いて行こうとする。
「ちょっと待ってよ、赤…」
「赤城じゃなくて龍だろが。」
まだ言ってないんですけどぉ!!
でも私は結局龍と呼ぶ羽目になった。
呼ばないとものすごいにらまれるから……。




