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~小さな思い~

結局私は…正確には私らは、あの後ずいぶんと先生に説教され、


廊下に立たされていた。


なんでこいつと一緒に立ってるの!!


ふと隣に同じく立たされている人物に目をやる。


にやりと不敵に笑ったかと思うと、


クールなまなざしに戻る。


キュン……。


不覚にもときめいてしまう自分がいた。


最初に出会ったころより赤城が意地悪になってきたと思う。


逆にむかつくし…。


「はぁ。」


本日何回目かと思うけどほんとにため息が止まらなかった。


それに、ずっと教室から視線を感じている。


それもそう。


赤城とこうして並んでいることで女子からはうらやましいのだろう。


できるなら変わってほしいのに…。


「お前あんまため息ばかりつくと老けるぞ。」


「余計なお世話よっ!それに、お前、お前って、私には風月真夏という名前があるんだからねっ!!」


授業中なのに大きい声を出してしまった私は、


またまた先生に注意を受けた。


しかも後で職員室に来いだとさ。


もう最悪っっ!!


またイライラが募ってきた時だった。


「真夏。」


低く透き通るようなきれいな声で名前を呼ばれる。


振り向くと赤城がまっすぐ私を見つめていた。


「え、なっなに?頭おかしくなっちゃった??」


「お前が、いや、真夏が呼べって言ったんだろうが。」


「あーそっか。でもいきなり下の名前って…。」


正直気恥ずかしいのでうまく言葉が見つからない。


でも本当に赤城に時々キュンとさせられるのはなぜだろうか?


「おもしれぇやつ。」


私は赤城がそうつぶやいたことに気づいていなかった。

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