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~屋上~
屋上はいいなぁ~、毎日空が見える。
そんなことを思いながら瞼を閉じていた。
だけど……。
…なんかおかしい、先ほどからシャンプーのような
優しい香りが私の鼻にさす。
屋上などに花はないはず、頭で疑問を整理し
ゆっくり目を開ける。
「お前アホか?」
容赦ない言葉が心を突き刺す。
目を開けた先には赤城がこちらを覗いていた。
「な…なんであんたがここにいるのっ!」
ベンチからすぐさまおり赤城との距離を取る。
「なんでって…あのうっとおしい女子から逃げるためだよ。お前こそ何してんだよ?」
「私はもちろん赤城から逃れるためよ。」
「はぁっ!」
何か前にもこんな言葉のやり合いを……。
私はふぅ、とため息をつき空を見上げた。
先ほどよりかすかに黒ずんでいる。
アイツのせいだ…。
「にしても、お前の寝顔意外にかわいいな。」
「なっ////」
恥ずかしさで顔が赤まっているのが自分でもわかる。
「冗談は嫌いっ!ていうか意外って何よぉっ!!」
屋上に響くむなしい叫びは空高くに舞い上がっていった。




