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~人気~
「ねぇねぇ、赤城君ってどこから転校してきたの?」
「趣味は何??」
赤城の周りには女子がずらりと並んでいた。
そりゃそうだ、顔は私でもドキッとするくらいかっこいいから。
女子にはモテるよね。
私は深くため息をつく。
ありえない、とでもいうように……。
これで縁をきっぱり切れると喜んでいたのに
この展開はなんだ?
私は一番後ろの窓側の席であり、赤城はそのななめ前であった。
そういういちゃついた行為は視界の入らないところでしてほしい……。
心からそう思う。
耐え切れなくなった私はもうすぐチャイムが鳴るというのに、
教室を飛び出た。
イライラオーラが周りを離れず、横をすれ違う生徒全員が一歩引いている。
私は最上階の屋上に上り空を見上げた。
チャイムが鳴っているがお構いなしだ。
ふとベンチに横になる。
授業をさぼるのは少し気が重いが、
赤城を見るよりはましだった。




