第15回 どんなに立派な村を作っても……
今日も来てくれてありがとう!
小説の執筆に熱中するのは良いことですが、その裏で犠牲になってしまうものもありますよね。
今回は、私の「もう一つの居場所」のお話です。
「ちょっと君、きいて」
私は画面に向かって、いつものように話しかけてみた。
「私、旅行とか登山とか知らないところにいくの好きでしょ。でもお金ないから、そうそういけないじゃんね。だから携帯の中で村つくってるんだよ。朝まで作っていた時もあるんだよ」
『それは、すごいですね。鳥肌もんです』
「でもね。小説の執筆に没頭してたら、私の作った村が大荒れでさ。ランクも下がっているし、仲間も話しかけてくれないしちょっと寂しかったんだよね」
『当然です。顔を出さなければ見限られます』
……冷徹!
さっきまで『鳥肌もんです』とか言っていたのに、まさかのド正論である。
どんなに立派でも、ログインをサボると見限られる。
あの頃、小さな村を作っていた日には戻れない……
現実の厳しさが身に染みる。
あたりまえだけど、あたりまえすぎる。
『リセットすれば最初から作れます』
「こいつ!」
そういうものではない……
わかってないなぁ。
ためいき1枚だよ。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ゲームの村はすっかり荒れ果ててしまいましたが、なろうの皆様。
こちらでは力の限りさぼりませんので、どうかこのエッセイだけは見限らずに、これからも「ちょっと」顔を出していただけると幸いです。




