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もふもふ至上主義ですが、なにか?  作者: 犬丸 大福
道中、ばぁちゃん無双。いや、孫もです

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第一村人発見!

そして、森の中を進むこと2週間。


途中で、松雪が鳥を狩ってきてくれたり、それをわびすけが真似するようになったり、

ばぁちゃんに血抜きを習ってもみじに羽だけ燃やす魔力制御の練習したり、

ムクは、栗之助から果物の育つ木や、食べられるキノコの生えてる土を習ってたり、

毒蛇にかえでが狙われてたのを桜子が助けたり。


いろいろあったけど。


今回は、ばぁちゃんにおんぶされることなく、自分の足で歩いたからね、ばぁちゃんが本気で進んだら2~3日ぐらいで進んじゃう程度の道のりなんだと思うけど、精霊王さまの森で1ヶ月は過ごしてるからね、僕もまぁまぁ出来る方になったと思うよ!


ある日、先頭を歩いてた桜子が止まって、ばぁちゃんを見上げる。


「どうした、桜子。ああ、誰か居るね?集落まであとどのくらいか、聞けると良いんだが」


そう言って、わざとがさがさと音を立てて近づいて「多分、もうすぐだと思うんだよ、頑張りな」と、僕に声をかけた。うん、ばぁちゃん、棒読み。


そして、僕はひょい、と木から顔を出すと「うわぁぁぁあ!!って子供?!」って大声あげられて、僕もビックゥってなっちゃった。


「大丈夫かい?!って、山の民?」「ヒィィ!魔女?!」「こんな美人に向かって失礼なヤツだね!」


そこには、背は高くないけど、筋肉隆々、黒い髪の毛を1本に縛った男の人が尻餅ついてた。


「なんだい!あんまり綺麗な美人に驚いて腰抜かしちまったかい!」

いや、ばぁちゃん、魔女って言われちゃってたじゃん。


「ひとつ尋ねるが、集落はないかい?出来たら肉をミルクと交換してくれるとありがたいんだが」

あれ、ポーションじゃないの?


「ユズリハはとりあえず黙っときな?」

あ、はい。


「ああ、アンタ達森で迷ったのか?ここいらには集落はないよ。俺の炭焼き小屋だけだ。ミルクは、ねぇなぁ。

あと1日歩けば森を抜ける。そのあと1日歩けば山の民の町に出るが…余所者には何も売ってくれんと思うぞ。

ドワーフの町まで行かにゃ、無理じゃないかなぁ?」


「ああー、そっちに出ちまったかい。ちょっと方向を間違ったようだ。仕方がない、もうちょっと野宿だよ」

ばぁちゃんが肩を落として言った。


「こんな子供連れで大変だろう?俺の炭焼き小屋で良ければ一晩貸してやろうか?」

「アンタ、山の民なのに良いヤツだな!!!」

「…ああ、まぁなぁ、あの集落で馴染めなくて、ここで1人で炭焼きやってるぐらいには、変人の自覚はあるな」

「ばぁちゃん、山の民、ってなに?」

「え?ばぁちゃん?!母親じゃなくて?!こんなに若くてか?!」

「アッハッハッハッハ!そうかいそうかい、親子に見えるかい!若くて綺麗かい!」

「ばぁちゃん、綺麗までは言ってないよ?」

「ああ、うん、山の民の好みとは違うな?」


「お前達、失礼だね!女性に対してデリカシーってもんはないのかい?!」


「「すみません」」



般若の顔のばぁちゃんに、僕は男の人と一緒に頭を下げた。


ユズ ばぁちゃんは、初めて会った人にでも平気で声かけるよねぇ。

ブル まぁ、松雪達がついてるアタシより強いヤツには、会ったことがないからね!精霊王と主様ぐらいか。どっちも人外さ。普通に声かけて悪人だったらぶっ飛ばすだけさね!

ユズ そういう理論なの…?


**********


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