恭介
4
俺は目を覚ました。寝起きに良いシナリオが浮かんだ。慌てて原稿用紙にメモを残す。こうやって将来やる物語をストックしておくことは大切だ。
赤マルに火をつける。六畳の部屋に煙がもくもくと上がる。まだ夢心地だった。
俺がシナリオライターについて思うこと。シナリオを書くということは、自分の生活の半径3メートルを書け、とはよく言われることだ。
俺は部屋を見渡す。
プレーステーションがテレビに接続されている。今度、このゲーム機は後続機となるプレステーション2が出るらしい。
ドラゴンクエストは衝撃だったなあ。あっという間にクリアしてしまった。
そして、なんと言っても。
俺の高校時代を支えてくれたプレステ1の「東大将棋」。
NPCに勝てるまで全譜面をクリアするのに三年かかった。しかし、俺は東大将棋のおかげで、結構棋力がアップしたと思う。
そして、直子との写真。
直子とは知り合ってから色々な場所へ行き、写真を撮った。やっぱり、俺は直子と一緒にいると落ち着くのだった。何気ないことで笑い合った。旅館に泊まった時は酷かったーーー
ーーー「直子、旅館の料理は美味しいな」
「普段食べない料理は新鮮ね」
「酒が進む」
「ちょっと、恭介。飲みすぎじゃない?」
「ビールなんて水と一緒だ。10杯飲んでも酔わない」
食事のあと、俺は直子とセックスをした。初めて見る女の裸だった。中に挿れるとそのまま出してしまった。
「恭介。赤ちゃんできちゃうよ?」ーーー
思えば、あの時の射精が原因かもしれない。
俺はふと、そう思った。
四次元ポッケにくらべたら。皆さん聴いてますか?
B子さんの楽曲です。僕は執筆前に聴いてます。




