坂下
歩いて15分くらいのところに喫茶店はあった。朝は7時から開店していて、やせた背の低いマスターがピンと伸びたシャツを着て、きびきびと店内を動き回っていた。
「やあ、坂下くん。おはよう」
「おはようございます」
「マユちゃんも一緒か」
「おはよ、みやっち」マユは、マスターと仲がいい。
「ママ!坂下くん来たよ!」
厨房から恰幅のいいママが姿を現した。
「坂下さん、いつものでいい?」
「はい」
ママは厨房へ姿を消した。客はイツメンで、7時ぴったりにいつも喫茶miyaに朝食を食べに姿を現す。僕らが最後の常連客みたいだった。4つのテーブルが埋まっている。
マスターは3つのテーブルに料理を配膳すると、僕らのテーブルに来てコップを三つ持ってきた。すべてに水を入れ、マスターはひとつに口をつける。
「仕事に復帰してるんだって?」
「はい、おかげさまで」
「坂下くんが病気になったって聞いたときは驚いたよ」
「宮さんにも心配かけました」
「いやいや、僕はいいんだけど」
「みやっち。コーヒーまだ?」
「ごめんねマユちゃん。今とってくる」
マスターはママさんが用意したコーヒーを二杯持ってきた。
前作、命の灯を書き終えてから、約三か月、AIとともに執筆してきましたが、どうにも筆の進みが悪くて、、、。
僕の中で一つの結論が出ました。僕はAIを執筆には使わないことにしました。別に売れたいわけでもないし。
趣味のひとつとして、のびのび執筆ができればいいんだなと気づきました。




