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青い眼の魔道師  作者: 大亀
第二章、人間の大陸
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第1話

「えー疲れたー。なんで「飛行」でいかないのー?」

「魔力をあまり使いたくないんでな」

「よく言うぜ、魔力を0.000001%も使ってないくせに」

「ほんと、リンは用心深いね」

「うるさい」


しかし、用心深いと言っても仕方がない。悪魔族と、天使族の均衡が崩れて来ているので、悪魔族が他の種族を襲っていると言うことを読んだ。なのでいつ悪魔族が来るか想定ができないため、出来るだけ魔力は消費したくない。どうやらアルベルは理解している様子。流石だ。


「何でなのよぉー。ってわぁ!」

リイルに黒い生物が突っ掛かってきた。そしてそれはリイルの喉を掴む。とっさにアルベルが出ようとするが、俺が制止する。

「なんで止める!」

「まあ見とけ」

黒い生物はガルゥ等と騒いでいる。するとリイルが魔道書を取り出し、

「ひ…かり魔法 審判の…光」

そう唱えるとリイルの近くに光輝く物体が発生して、リイルと黒い生物は消えた。


「な、なんだ!?」

「転移魔法みたいなもんだ。ただし、あの魔法は自分の絶対空間に送り込むものだがな」

そう言い俺はリイルの消えた方を見守る。

――――――――――――――――――

「これより、名も分からぬお主が悪かそうでないかの審判を始める」

この魔法初めて使うんだけど、こんな魔法だったんだ。なるほどね、範囲内にいる標的を自分の空間に送り込むんだ。そして悪かの審判をするのね。いい魔法じゃない。そう考えていると

「判決を出す。お主は悪だ。直ちに悪を取り除く」


そう聞こえると、その黒い生物から黒い魔力が消えていく。んー気持ち悪いね。若干うめき声が聞こえるし。そろそろ取り終わるかな。黒い生物から黒い魔力が全て消えると、ある動物の死骸があった。それをリンに見せるため、私は魔法を解除した。

――――――――――――――――――

「どうだった?」

「あの黒いやつ、魔力が抜けると犬だったよ。これってどうこと?」

「多分悪魔の魔法にかかっていたのだろう。悪魔族のな」

そう言うと俺は犬に向かって手を合わせる。どうやら死んでいるみたいだし。


「なんで死んでるの?」

「多分魔法で洗脳して、その生物の命を削って魔力を向上させていたのだろう。そして命がなくなっても作られていた分の魔力で動くんだ」

「うわ…可哀想に。だけどさリン、アルベル。なんで私を助けなかったの?」

「俺は助けに行ったぞ。でもリンが止めたんだ」

「悪魔族が使う闇魔法は、お前の使う光魔法が苦手属性なんだ。また逆も然りだが。その場合は魔法の強さで勝敗が決まるので、お前が負けないと判断したんだ」

「そぉー?」


「しかし、面倒なことになったぞ。あの黒い生物が来たのは右、俺の破れたページへのナビ(ナビゲート)が指すのも右なんだ」

「それは面倒だな。魔道師として悪魔族は退治しないといけない、ただしそこで悪魔族と戦っていると破れたページを持つ人に白魔導書持ちだとばれてしまう。なんともやりにくいなぁ」

「それなら、私とアルベルで悪魔族。リンはリンでページ持ちを探せば?」

「それなら良いが…」


生物に低度の洗脳しかできていないから、大丈夫か。そう思い、僕は了解した。

「さて、そろそろ行くか。日も暮れそうだし、「飛行」でな」

「やったー」


そう言っていると僕らは「飛行」を発動させ、破れたページへのナビ(ナビゲート)の示す方向に飛んだ。

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