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青い眼の魔道師  作者: 大亀
第一章、旅立ち
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第5話

早速リイルが仕掛けた。

「光魔法 閃光の煌剣!」

そう唱えるとリイルの手に光の剣が出てきた。

「へぇ、良い魔法使うじゃん。じゃあこっちも!回復魔法 回復の矢(リカバリーアロー)

そう唱えるとメリー姉の手には弓と2本の矢が出てきた。そして、それを放つとリイルの両腕に突き刺さった。


「うぐっ?」

リイルは痛くはなかったようだが、

「う、腕が動かない!」

「そうだよー、神経のところに射ったんだから腕はそれを抜かない限り動かないよー。ちなみにその矢、当たったところを回復させてくんだ。痛くないでしょ?」


そんなことを言いながら、メリー姉は間合いを詰めてくる。


「はああ!光魔法 神龍の雄叫び!」

リイルの魔法で閃光が発生した。

「うわぁ!」

アルベルは目を閉じ、その上に手を置いているが、

「闇魔法 漆黒の壁」

僕は眼前に闇の壁を作り、その光を吸収させる。


「そんな魔法じゃ私は止めれないよ!回復魔法 異常状態回復エレメントヒール

メリー姉には、目潰しのようなもので時間稼ぎは出来なかった。

しかし、

「くぅ、抜けろぉ!」

そう言い、剣を持つ腕に刺さる矢にもう片方の手をかけ、全力で矢を抜き、そしてメリー姉のいる方へ剣を振り下ろした。

「回復魔法 身体能力向上リミッターブレイク!」

そう唱えるとメリー姉は一瞬でリイルの後ろへ回った。しかし、

「そこだぁ!」

後ろに回るのを読んでいたのか体制を変え、後ろに剣を回した。これはリイルの勝ちかと思った次の瞬間、メリー姉の両眼が赤く光り、


メリー「『廻』復魔法 時戻し(タイムリープ)


すると、メリー姉は動いていないのに、リイルの後ろに回っていた。そこで僕は、

「終了しろ!勝者ニベール・カイル・メリー!」

と叫ぶ。同時にリイルの持つ光の剣とリイルに刺さっていたもう一本の矢が消滅した。


「ふぅぅ、メリーさんやっぱり強いね。その眼がリンの言ってた赤い眼?」

「ああ、そうだ」

この試合、メリー姉の圧勝だったがメリー姉にあの眼を使わせたリイルもすごい。まあ、道具の使用が許可されたらメリー姉は剣だけで勝ちそうだけどな。


「リイルちゃん、また強くなったね。でも、まだまだ私には及ばないね」

横でアルベルがすげえ、と呟いている。まあそうだろう。あんな高度な魔法を見せられたら誰でもそうなってしまう。

さて、そろそろ言うか。


「メリー姉、こんなときにいうのもなんだが、俺旅にでるよ。魔道書のページを探す旅に」

「そう、そう言うと思っていたわ。よし、それじゃ、今日はパーティーね!弟の旅立ちパーティー!準備忙しくなるわよ!リイルちゃん、手伝って!アルベル君、君今日泊まってく?」

「良いんですか?ありがとうございます!」

「それじゃ、アルベル君も手伝ってね」

「おーい、俺は?」

「今日はリンのパーティーなんだから、主役は待機しててね」

「そーだぞ、リン。俺らが頑張るからお前は待っとけ」


そう言って三人は厨房へ走っていく。はあ、面倒だなぁ。風呂入って、本読むか。風呂に入り、自分の部屋に戻ろうとすると、

メリー「みーんなー、夕飯出来たよー」

外をちらっと見ると真っ暗だった。風呂に浸かりすぎたな。そう思い、少し髪をふいて、食卓に向かう。すると、めちゃくちゃ豪華な、よく作ったなぐらいというぐらいの量の料理がある。子供達も驚いている。

するとメリー姉が

「今日はリンの旅立ちパーティーだよ!みんなではしゃいじゃえ」と言う。すると

「やったー!」

と言いながら、子供達は食事の準備を始める。


「どうだ!」とアルベルとリイルは言い放つ。

「何が!」

「この量を作ったんだぜ。さすがに疲れた」

「アルベル君料理上手いねぇ。家で料理してたの?」

「はい!とてもしてました。家では毎日自炊だったんで」

「くっ、アルベルめ、女子力化け物!」

「いやあ照れるね」

「誉めてねぇだろ」

「あはは」


そんなこんなで食事の準備を済ませ、

「いただきます!」

そこからは戦いだった。食べ盛りの子供達がよく食べる。子供達だけで5分の4ぐらい食べている。

「みんな凄い食べるね」

「まあ、こんな豪華な料理を出されちゃ、食欲もでるわなぁ」

「さて、子供達も食べ終わったし、僕たちも食べますか」

――――――――――――――――――

「ごちそうさまでした」

ふう、よく食った。いくら子供達だけで5分の4食べたからって、5分の1あれば十分だった。ったく作りすぎだよ。

「いやぁ美味かった、美味かった」

「もうお腹いっぱい」

「ああ、確かにもう食えん」

「えー?後3分の1ぐらい食べれるよ?」

「お前どんだけ食う気なんだよ」

あははとみんなが笑う。そして


「ねぇ、リン。いつ旅に出るつもりなの?」

「明日の昼ぐらいに出たいな」

「その旅、俺も行っていいか?」

「はいはーい、私もいきたい。いい?リン」

「ああ、願ってもないことだ」

「やったー」

「なんで明日の昼から?」

「ちょいと魔道師協会に申請するからと、後用意も一式揃えないといけないから」

「そう、じゃあ子供達全員で見送り出来るね」

やった!とメリー姉は言う。そうしてもらうとありがたい。


「それじゃ、俺も用意あるから朝は出かけるな」

「私も私もー」

「それじゃ、明日は昼まで別行動な」

「了解しました!」アルベル「了解!」

「そう言うことだからメリー姉、子供達を昼頃おこして玄関に連れてきてくれねぇか?」

「もちもん!それじゃ、私も朝が早いので寝まーす。おやすみー」

そう言ってメリー姉は自分の部屋に入っていく。


「あの、俺どこで寝れば良いの?」

「俺のベッドで寝てくれ」

「良いのか?」

「そりゃもちろん。俺は床で寝る」

「本当に良いの?」

「ああ、せっかく来たお客さんだ、床で寝てもらうのは悪い」

そう言って僕とリイルの部屋にアルベルを入れる。

「それじゃ、おやすみー」

「おやすみー」

そう言って僕ら三人は眠りについた。

――――――――――――――――――

「おはよーふぁぁあ」

「おはよう、アルベル」

「あれ?リンは?」

「リンは結構前に出たよ?」


外を見るとやっと日が出て、間もないような時間だ。

「リンはそんな早くにどこに行くの?」

「どこって、魔道師協会の本部だよ?」

「本部?!ここから120キロぐらいあるのに?!」

「リンなら本気出せば10分ぐらいでつくよ?」

はやっ!と俺は言う。あいつ、速すぎだろ。流石、白魔道書に選ばれるだけあるなと、改めて実感した。

――――――――――――――――――

へくしょん!誰か俺の噂でもしてんのかな?まあいいか、もうすぐ着くからな。すたっと着地し、魔道師協会の本部に入る。ここは昼でも夜でもいつでもやっている。


「はい、こちら魔道師協会本部でございます」

「旅に出る申請がしたいのですが、」

「その理由はなんですか?」

「言えないのですがこの白魔道書のある理由で少々世界を歩かないといけないのですよ。それをナミス・リイル、アルベル・メッリと共に行けませんかね。二人の承諾はとっています」

「了解しました。上に通すので、少々お待ちください」


僕は椅子に腰掛け、持ってきた本を読む。そうして待っていると、

「ニベール・カイル・リン様、受付にお越しください」

「はい、どうでした?」

「通りました。魔道師証明書をお出しください」

そういわれ、魔道師証明書を渡す。そこに「旅の許可」とかかれた魔術印が押された。

「これであなた様は旅に出ることが出来ます。同行者でもこの印を見せれば、旅をすることが出来ます」

「ありがとうございます」

そう言って俺は本部を出て、「飛行」を使い全速力で家に戻った。

――――――――――――――――――

俺が戻るとすでにアルベルとリイル、メリー姉は起きていた。リイルは鞄に荷物を、アルベルは自分の家に戻って用意をとっているらしい。俺も用意をしなくちゃなと思い、用意を始める。つっても特に必要なものはなく(大抵が魔法で代用できるため)、着替えと、配られた魔道師のローブを鞄に詰めるだけだった。用意が終わったぐらいに、アルベルが帰ってきた。


「たっだいまー」

「あれ?ここお前んちだったっけ?」

「てへ?」

「てへ?ってなんだよ」

そう言って俺らは笑う。すると、


「そろそろお昼だけど、昼御飯は食べるの?」

「いや、食わずに行くよ」

「そう、それじゃ、みんなを集めるね」

そう言うとメリー姉は子供達を集めに行った。

「さてそろそろ、出よっか」

そうリイルが言うと俺ら三人は玄関に出た。後はメリー姉と子供達が集合するのを待つのみだ。


「さーて、ぜーいんしゅーごー」

「おーいお前ら、俺とリイル、そんでこの面白い人は旅に出るからな」

「ちょ、リン、面白い人って」

「まあいいじゃん、とりあえずおねーちゃん達は旅に行くのであります。帰ってくるまでいい子にしとこうねー」

「あとメリー姉、これ」


そう言って俺は金のペンダントを渡す。

「何?これ」

「これを肌身離さず付けといて。メリー姉でもどうしようもなくなったらそれに俺に来て欲しいと祈って。そしたら瞬間で飛んで行くから」

「へぇ!ありがとう!」

「姉思いのいい弟だね」

「リイルうるさい、そろそろ行くぞ」

「そうだね、そろそろ行こうか」

そう言って僕ら三人は「飛行」を使い、飛び始めた。そうして飛びながら下にいる姉達に手を振り、僕は魔法を使った。

破れたページへのナビ(ナビゲート)

そうやって光の示した方向へ、僕らは飛んでいった。

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