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†アルヴス アトリエ オンライン†  作者: ネコまっしぐら
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俺はこの、冒険者の街と言われるシャーリアでもトップクラスの冒険者……いや、トップなのではと言う程の冒険者だ!


当然、タグはミスリルだし?武器や防具も一流の魔法の品で固めている。



この【侍の着流し】と言う防具は、見た目と裏腹に様々な耐性と補助能力を与えてくれる!

そして、【名刀影兼】は敵の斬撃耐性等を突破して攻撃可能だ……

さらに俺自身は、戦士、剣士と基礎職を2周し、剣の全てを極めた男!



それが、俺!!




◆マルク・シャーローン・ノード

ソードマスター LV50

30才 ♂

性格 ナルシスト

見た目は侍だが、金髪ロングヘアで髭面


シャーリア内で5人いる上級職保有者の1人。

ソロ討伐の最高モンスターは「はぐれ龍」若干弱っていたとの報告もあり。


おバカなので、良く騙される。

綺麗な女性に弱い。


苦手なモンスターは液体系全般


ーーーーーーーーーーーーー






ーーーーガザン洞窟 洞窟内横穴ーーーー


……ガシ!……どすっ

……シャキン、ザクッ……

ゴォォオ!!…………ボンッ!





……俺はリーダー失格だ。

なんで、なんでこんな事に……

でも……何とか、何とか助けが来るまで……


助けが来るまでは、……守ってみせる…皆を!





俺たち赤い盾は、ホームのリビングで、テーブルを囲み、ミーティングを行っていた。

次に受けるクエストを話し合い、一番良い方法でこなして行く。


そのお陰で、今ではメンバー全員がシルバータグ持ちだ。

危ない事も多かったが、このメンバーなら何とかなる。と思える良い奴らばかりだ。


「む〜、やはり一つランクを上げると厳しそうであるなぁ」

「…そうだねぇ、アールヴ君が参加してくれてれば、もっと難しいクエストも受けれたのにね」

メルクの話に飛鳥が乗っかって、俺をジトっと見てくる。


「うっせー!飛鳥なんてアルとは殆ど喋ってないだろうが!」

「まぁまぁ、お二人さんの痴話喧嘩は他所でお願いねぇ〜」

「……私が頑張る」

エルの軽口に、アージェが真面目な反応を示して収集が着かなくなる。



俺は皆を一旦落ち着かせてから、沼への採取か森での狩りかを問う。


全員一致で狩りだった。

バトルジャンキー共め……


俺がギルドにクエストの受注手続きをしている間に、メンバーは準備を始める。

……いつもと変わらない、そんな当たり前の日常だった。



俺が受付のイオナ嬢に、ちょっかいを掛けていると、エルがやって来た。

顔が白い……そりゃエルフだから、基本白いけど、青白いぞ?

冗談言ってる場合じゃないかもな……



取り敢えず、ギルドの外に出て話を聞く。

「ウチの弟達が、余計な事して【グリムズ】の連中に攫われたみたいなんだ。」


「なんだって⁉︎なら、乗り込むか?」


やる気満々の俺に、エルは申し訳なさそうに続ける。

「いや、あいつらも私達、赤い盾の事は知ってて、事は荒だてたく無いって」

「ただ、面子があるから、翼竜の卵と交換で勘弁してやるって…………どうしよう…リーダー?」

「オーケー、じゃあクエストの変更してくるわ。」

「えっ、でも、あのクエストはゴールドタグのレベルなんじゃ……」


俺達なら問題無いって、と振り返らず、手を振りながらギルドの階段を登る。



変更を済ました後、エルとホームに戻り経緯を話す。

誰も異論を挟む奴は居ない。本当に最高の仲間達だよ!



用意は出来ていたので、今から出て、向こうでキャンプの予定になった。

今回は荷物が少し多いので、馬車移動を選択する。


翼竜は夕方から夜が活動時間だからな……

朝方に巣に入って、申し訳ないけど、卵を少し分けてもらえば、万事解決だな。



……そんなに上手く行くのか?と思う気持ちを、無理矢理押し込めてガザン洞窟に向かう。

クエスト難度の高さを分かっているのだろう、皆も言葉数が少なめだ。

俺は無駄に陽気に振舞う。


エルの辛そうな顔は見たく無いから。

俺たちは全員で、赤い盾……だからな!




ーーーーーギルド前ーーーーーー


「俺は1人でも行きます。」

「それは……ギルドとして、許可できません。」


意見が対立し、睨み合う形になってしまう、俺とクリシナさん。

分かっている。

シルバータグのチームが行方不明になる所に、同じタグの冒険者がソロで行っても、行方不明者を追加する事になるだけだ。



……焦った俺は、自分が召喚士でLVも180位ある!と、伝える決意をした矢先。

「…はぁ。」

短く溜息をついて、クリシナさんが先に提案をしてくれる。


「このままでは、アールヴ様はギルド抜きで行ってしまわれそうなので……」

そう、前置きをして。


今、イオナさんが、シャーリアでも指折りの冒険者に救助要請を出しに行ってくれており、その結果を待ってから向かう事を約束させられる。



ギルドホールで、そわそわとしながら待っていると、昔の日本の時代に着ていたと言われる、着物っぽいのを纏った金髪の男性が、イオナさんと現れた。


「やぁ!クリシナ嬢。今度、食事に行くかい?」

「これが無事に済んだら、考えておきます。それより……」

そんな、2人の会話に割り込むべく、俺は3人の側に向かう。



「初めまして。あなたがノードさんですね?時間が惜しいので単刀直入に言いますが、知り合いの救助に力を貸して頂けますか?」

どっちの返答でも向かう事は決めていたので、雑な言い方になってしまった。


「君が新人の魔法士君か……」

俺を値踏みするように、上から下まで見ると、俺は高いよ?と言って来る。


俺の手持ちは1000万gしかないので、それで良ければ好きな額を決めてくれ、と伝える。


ふぅ〜ん、と軽く驚いた表情をしてから、

「他人の為に、冒険者仲間と言うだけで、そんなに必死になるのかい?誰か意中の女性でも?」

成る程、他人の為になぜ?って事か。



たしかに…冒険者であれば、こんな事態は日常茶飯事かもしれない……だけど、俺は、良くしてくれた人達を見捨てたくない!


「俺は、お世話になりっぱなしで……救えるのに救う努力をしない、そんな人間になりたくないからですよ。」

「……」



少しの沈黙はあったし、理解をしてくれたか分からないけど、「オーケー、君の熱意に免じて受けてあげよう!ほんとは倍額は欲しい所だけど、それで手を打ってあげるよ」

と、恩着せがましく言われた。


マルク・シャーローン・ノード…彼は、何故かそう言った後に、ギルドの受付嬢2人にウィンクを飛ばしていた……

無視されても挫けないとは、凄い精神力だ。


……


あぁ……この人、若干苦手だ。


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