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最弱パーティ、今日もちょっとだけ成長中  作者: beck2026


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52/225

第52話 蒼穹の伝言と、新しい依頼

いつも応援ありがとうございます。

前回、ギルドの嫌がらせを「洗浄砲」で一蹴したリトル・リンク。

スカッとした展開の後は、物語がいよいよ大きく動き出します。

前の街でお世話になった恩人、アリスターからの突然の手紙。

彼女たちが選んだ次なるステージとは……?

昨夜の特上レバーの余韻が残る、穏やかな朝。

 水都リフェルナの『魔道具師の家』に、一羽の伝成鳥レター・バードが舞い降りた。

 その脚に結ばれていたのは、見覚えのある青い封蝋。

「……これ、アリスターさんの紋章だね」

 クレアが慎重に手紙を開く。

 そこには、以前の街で彼女たちの『精密な連携』をいち早く見抜いた、Bランクパーティ『蒼穹の剣』のリーダーからの直筆が踊っていた。

『リトル・リンクのみんなへ。リフェルナでの活躍は風の噂で聞いている。

 例の「轟雷の牙」が君たちに無礼を働いているようだが、あまり気にするな。

 実は、近々こちらでも大きな遠征計画がある。

 君たちの「狭所での制圧能力」を、もう一度貸してほしいと考えているんだ』

「論理的に見て、これは単なる再会の誘いではありませんね。……アリスター様は、私たちがリフェルナのギルドで孤立しないよう、外圧としての後ろ盾を買って出てくれたのでしょう」

 セインが手紙の行間を読み解き、静かに眼鏡を押し上げた。

 Bランク上位の『蒼穹の剣』がリトル・リンクを指名しているという事実は、リフェルナギルドの職員にとっても無視できない重みを持つ。

「……アリスター、……いい人。……また、……一緒に仕事、……したい」

 ミルが遮光カーテンの隙間から、紅い瞳を輝かせる。

 かつて「最弱」と笑われていた自分たちを、一人のプロとして扱ってくれた恩人の誘いだ。断る理由はなかった。

「ガハハ! 遠征か、面白そうじゃないか! ちょうど洗浄砲の改良案も固まってきたところだ。……次は『連射』ができるようにしてやるよ!」

 ケットルが鼻息荒く、地下工房へと駆け下りていく。

 カノンも不敵な笑みを浮かべ、短剣の手入れを始めた。

「……ふふ。前の街じゃ『おこぼれ』を貰う立場だったけど、次は対等な協力者パートナーだね。借金取りに追われてた頃には想像もつかなかったよ」

 クレアは『切ない剣』の柄をそっと撫でた。

 前の街を離れ、自分たちの『城』を手に入れ、格上の嫌がらせを跳ね除けてきた。

 今の自分たちが、エリートである『蒼穹の剣』の隣でどこまで戦えるのか。

「よし……みんな、準備しよう! 今度はうちらが、アリスターさんたちを驚かせてやる番だよ!」

 窓の外、運河を渡る風が心地よく吹き抜ける。

 リトル・リンク、今日も(新たな遠征に向けて)ちょっとだけ成長中。

第52話をお読みいただき、ありがとうございました!

恩人からの報せに、パーティ全体が一段と引き締まる回となりました。

「最弱」だった彼女たちが、かつての憧れの存在と肩を並べる日が近づいています。

もし「これからの遠征が楽しみ!」「アリスターさんとの再会が見たい!」と思っていただけましたら、ぜひページ下の**【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】**にして応援いただけると、執筆の大きな力になります!

ブックマークや感想も、いつも一字一句大切に拝読しております。

次回、第53話。

遠征の準備を進める五人の前に、意外な「協力者」が現れます。

引き続き、応援よろしくお願いいたします!

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