第十七話 小っさ!短っ!
身体測定。それは身長、体重、視力、聴力の四項目の数値を計測するものである。ただそれだけ。ただそれだけなのだ。ただし、一項目を除いて―――
「体重は別にどうでもいい。視力、聴力は大丈夫だろう。だが、問題は身長だ」
身長が高いとモテる、という風習は小、中学生の時のかけっこが速いとモテる、というものと同じ。というわけではない。青の体感、高身長はモテて、低身長はモテない。まあ、青自身モテるとかはどうでもいいことなのだが。
それでも男子は身長が低いということを気にする生き物なのだ。
わかっているとは思うが一応説明しておくと、男女別で身体測定を行っている。
「一番、赤川です」
早くも4組の番が回ってきた。一年生の時の身長は確か166.8cmだったはず。青は今年は167cmにはなりたいと今更どうしようもない目標を立てる。
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さて自分の番になったぞ。身長計に立ち、踵をばれない程度に少しだけ浮かせる。普段では考えられないくらい背筋を伸ばし、背骨の一つ一つの骨の間隔を大きくするイメージで―――
「ハイ終了」
担当の先生から検査カードを受け取り、結果は見ないまま体重測定に移る。
ピッ
「ハイOK」
この教室で行えるものは全部完了した。さあ、検査結果は―――
166.5cm
縮んでるじゃねーか!
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話は変わって女子ーズ
「ふー。これで身体測定は終わったかな。エニちゃんどうだった?」
「私は...うー」
検査カードの数値に目をやり、続いてミクの方を見る。
いいなぁ、ミクちゃん。だって
ミクの分析結果(エニ作)
・身長160cmはある
・顔が綺麗
・スタイルいい
・おっぱい大きい
エニの分析結果
・小さい
以上
「はぁ」
「?」
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放課後いかるが荘205号室にて
「今日から小魚いっぱいにしよ!」
「牛乳もだ!牛乳も必要だ!食うぞ!飲むぞ!」
「伸ばす!伸ばす!」




