第45話:迫りくる誕生日
真剣な訓練は続いたが、何も変わっていないようだった。彼とベリルはいつものように言い争っていたが、正直なところ、タカは時間が経つにつれて二人の関係が悪化の一途をたどっているように感じていた。
アーサーの指導に集中しようとはしていたが、ベリルの振る舞いが本気で気になり始めていることは否定できなかった。彼はいつも「タカにはできる限りの助けが必要かもしれないが、俺一人なら問題ない!」などと口にし、機会があればいつでもタカの知性を侮辱する言葉を探していた。
だから、変化という点では……大したことはなかった。状況は悪化する一方だった。そして日が経つにつれ、タカは自分の忍耐が薄れていくのを感じていた。その状態は、アーサーにも気づかれるほどで、彼は張り詰めた空気に気づき、どちらかが一言でも口にする前に仲裁に入ろうとしていた。ストレスがたまるばかりだった。
ベリルは本当に修行に真剣だったのだろうか? それとも、あの「魔力注入」の話は、単に本を読むための口実に過ぎなかったのだろうか? タカはその考えに長く囚われる必要はなかった。ベリルが初めて氷の爆風を空へと迸らせた後、彼はベリルが本気で修行しているのだと悟ったのだ。そうであるなら、まだ何も燃え上がったり吹き飛んだりしていないのが不思議なくらいだった。 幸いなことに、ベリルは安全な距離を十分に保って練習していた。タカには、雷の魔法で感電したり、火の魔法で焼かれたり、その他数え切れないほどの恐ろしい災難に見舞われたりしたくはなかったからだ……
アーサーがベリルにいつもの実技練習を強要しない日には、タカは彼の木刀を借りて、アーサーと組んで練習していた。
まるでコインを投げるような感じだった。ある日は剣で、またある日は短剣で訓練する。もしアーサーが、両方の武器で「スタイル」を練習するようあれほど強く主張していなければ、タカは「サウス」の訓練では短剣だけにこだわっていただろうが、まあいい。タカはそんな些細なことで彼と争うつもりはなかった――それに、アーサーが自分なりのやり方で自分のことを気遣ってくれているだけだと分かっていたからだ。
ベリルが魔力付与の作業に没頭しているうちに、時間はあっという間に過ぎていった。この時点で、彼は4つのうち2つを解明したようだった。その姿を見ているうちに、タカの胸には決意が燃え上がり、新たなエネルギーを込めて自身の訓練に没頭した。
ある日、その尊大なハーフエルフが皆の注意を引いた。彼は、自分の16歳の誕生日が近づいている――正確にはアハストの4日だ――と、大げさに宣言した。それは実に演劇的で、言うまでもなく滑稽だった。
今考えてみれば、ベリルと初めて会った時、彼は16歳だと主張していたはずだ。タカは、あんな馬鹿げた嘘をついた唯一の理由は、自分より優れているように見せかけるためだったのだろうと推測した。
うーん。彼は今何歳なんだろう? 15歳半くらいか?
「えっと、待てよ。それじゃ辻褄が合わない……」
そんなことあり得ない。彼が十五歳半だなんて、ありえない! 自分が最後にマーベラッド号に乗ったのは、自分の誕生日からたった二週間後のことだった……とはいえ、それは数ヶ月前の話だが。うわあ――時間は本当にあっという間だ。
つまり、ベリルがもうすぐ16歳になるなら、二人はたった数ヶ月しか年齢が離れていないってことだ……?




