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『異世界の記録:3人のパーティー』  作者: Hikaru Taka
第3章:「アポテカリウム」

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第35話:ギルド、再び

冒険者ギルドの前に立ったとき、タカは思考から現実に引き戻された。彼はその威風堂々とした建物をまばたきしながら見上げ、それから困惑した表情でアーサーを見た。

「えっと、待って、なんでギルドにいるの?」しかし、その直後に彼は気づいた。「あ! まだあのクエストを提出しなきゃいけないんだ、そうだろう?」

「その通りだ」

「でも……えっと、待って。」タカは来た道を振り返った。「ここに来る途中であの店の前を通ったよね? それなら……なんでそのまま――」

「それを彼に伝えようとしたんだけど、聞いてくれなかったのよ!」ベリルが不満そうに言った。「正直、ここにいる中で一番賢いのは私なんだから! もう、まったく!」

アーサーはしばらくその場に立ち尽くし、二人が歩いてきた道をじっと見つめていた。そして、うなずいた。

「そうすることもできた」と彼は認めた。「でも、そうしなかった。それなら納得できる。」

タカはため息をついた。

「えっと、まあ、そうだな。僕にはあんまり納得できないんだけど。だって、あそこの近くまで来てたんだから、まず店に寄ってからこっちに来た方が理にかなってたと思うし。まあいいや。君が理にかなってるって言うなら、そうなのかもしれない。でも、僕にはそう思えないな」彼の腹がゴロゴロと鳴った。「それに、すごくお腹が空いてるんだ」

表情に何の感情も表さず、アーサーは淡々と言った。「これが終わったら、食事に行こう。」

以前と同じように、彼はドアを開けたまま、他の二人に中へ入るよう手招きした。タカは中に入る際、彼に礼を言ったが、ベリルはそうしなかった。

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