第26話:クエストボード
みなさん、こんにちは。今日は新たな章の始まり……そして、タカ、ベリル、アーサーにとっての新たな冒険の始まりです! 今日の記事もぜひお楽しみください。みなさん、ありがとうございます。
朝食を済ませた三人はギルドへ向かい、真っ先に依頼掲示板へと直行した。今日は昨日ほど依頼で溢れかえってはいないが、それでも様々な種類の仕事が十分に並んでいた。
「あ、アーサー、聞きたかったんだけど」とタカが切り出した。「厳密に言えば、もうDランクの仕事も受けられるんだけど、やっぱり君の許可が必要で……えっと、今日、Dランクの仕事を受けてもいい? 本当にやりたいんだ」
「これはゲームじゃないんだ」
「わ、わかってるよ!」
掲示板に視線を固定したまま、しばらく沈黙して熟考した後、アーサーはベリルに真剣な眼差しを向けた。
「準備はいいか?」
ベリルは、その重々しい問いに鼻で笑った。
「はっ! もちろん、そ――」
「…わかった」と彼はうなずいた。「そうしよう」
その瞬間、タカの顔に満面の笑みが広がり、子供のような興奮が全身を包み込んだ。
「やった!」
『これは楽しそうだ。ワクワクする。すごくワクワクする! 本物のクエストができるんだ! 本物のクエスト! 本格的な冒険の仕事だ! すごくワクワクする! でも、めちゃくちゃ緊張する!』
掲示板に視線を固定し、タカはできるだけ多くのDランクのクエストをくまなく探すことに集中した。そこには……ゴブリン関連のものがたくさんあった。「ゴブリンの巣を破壊せよ」、「ゴブリンの巣を偵察せよ」、ゴブリン、ゴブリン、ゴブリン……「ネズミを駆除せよ」。へえ、それ、少し前にもあったような……?
好奇心から、タカはついEランクのクエストにも目を走らせてしまった。相変わらずの退屈な雑用ばかりだった。ギルドに入った日に学んだ通り、FランクやEランクの仕事は本当に単なる雑用だった。それを身をもって体験して、ようやくその事実が腑に落ちたのは、数日かかってしまったのが残念だった。
だが、まあいい。もうそんな段階は過ぎた――Dランクの仕事からが戦いの始まりで、そこからは本格的な報酬が入ってくるようだ。もしこの仕事がうまくいけば、もう雑用クエストを受ける必要は二度となくなるかもしれない。
「まあ、理にかなってるな。Dランクのクエスト中に死ぬ可能性もあるし……でも、俺たちは死なない。アーサーがいるし。それに、俺はバカじゃな――」
「ゴブリンのクエストを受けよう!」ベリルが突然叫んだ。その声にタカは思考から引き戻され、心臓が止まりそうになった。彼は「小声」というものを本当に学ぶ必要があった。とはいえ、ここがすでにこんなに騒がしいのだから、別に大した問題ではないのだが……
「いや」アーサーは、その一言だけをきっぱりと答えた。それ以上は何も言わなかった。彼の顔は険しく、表情は張り詰めていた。幸い、ベリルはそれ以上詰め寄ろうとはしなかったが、そうしたいような様子ではあった。
「……もっと戦闘経験が必要だ。君にはそれが必要で、そうすれば……そうすれば、あのクエストも引き受けられるだろう。」
緊張を飲み込み、その上を覆っていたゴブリンのクエストをピンから外すと、タカは掲示板からネズミ駆除のクエストを1枚取り外した。
「えっと、これはどう? ここにあるのは結構前だ。最初のクエストをやった時にも見た気がする。」彼は内容を読み上げ、それをアーサーに差し出した。アーサーはそれを受け取り、自分で目を通した。数秒後、彼はその紙を無造作にポーチに押し込み、「行こう」と言った。
「えっ――?! でも、私はそんなこと――」ベリルは抗議したが、アーサーとタカは立ち去ろうとしていた。
「ベリル。」
まるで魔法のように、アーサーの叱責に、彼は黙り込んだ。
『アーサーがベリルを黙らせるのに、ほんの少し厳しい口調で名前を呼ぶだけで済むなんて、なんだか面白いな』
皆さん、またこんにちは。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆さんの応援は私にとってこの上ない喜びです。いくら言っても足りないくらいです!今後、あるいは今この瞬間も、私の「ありがとう」の言葉が皆さんに煩わしく感じられないことを願っています。
さて……皆さん、改めてありがとうございます。また次回……
Dランクのクエストに向けた、3日間の待ち時間が……今、始まります……!ゼロから!




