第21話:朝
みなさん、こんにちは。今日はとても短い章をお届けします。がっかりさせないことを願っています。そして、いつも私の作品を読んで応援してくださり、本当にありがとうございます。皆さん一人ひとりに心から感謝しています。ありがとうございます。皆さんがお元気で、今日の章を楽しんでいただければ幸いです。ありがとうございました。
「うっ……」
タカが目を覚まして最初に気づいたのは、右目の奥でズキズキと痛む頭痛と、それに伴って胸の奥に広がる漠然とした吐き気だった。それと、不快なほど乾いた口の中。
『酒を飲むのは良くなかったかもしれない。でも、たった一杯だけだったのに……ううっ』
ベッドの上でふらつきながら上半身を起こすと、部屋の向こう側にあるシャッターが閉まった窓に目をやった。隙間からほこりっぽい光が差し込んでいた。目が慣れてくると、自分がどこにいるのか全く見当がつかないことに気づいた。
一瞬、胸にパニックの波が押し寄せたが、すぐに理性がタカの脳という深淵へと戻っていった。
「ああ、そうか……そうだった。」
彼は宿屋にいた。無事だった。おそらくアーサーが彼をここに預けてくれたのだろう――後で必ずお礼を言わなきゃ。想像上の危機が過ぎ去ると、タカの唇からかすれたため息が漏れた。
「よし」と、まるで自分自身を安心させようとしているかのように、彼は声に出して言った。静まり返った部屋の中では、皿がこすれる音や人々のざわめきが、かろうじて聞こえる程度だった。
彼は体を前に伸ばして手足の眠気を振り払い、大きなあくびをしながら目をこすった。今日は空気に少し肌寒さがあったので、暖かい毛布から出るなんて考えは馬鹿げているように思えた。この冷たい現実を拒むように、彼は毛布をぴんと張り、膝を胸まで引き寄せた。居心地が良かった。このままのままでいたい。あと少しだけ。
しかし、世間に背を向けてから5分も経たないうちに、ドアを激しく叩く音が連なり、寝坊という夢は打ち砕かれてしまった。
「えっと、はい?」
「起きろ、タカ。朝食の時間だ。」
ため息が唇から漏れた。アーサーには勝てない。
『まったく、本当にベッドから出たくはなかったのに……』
「わかった、すぐ行くよ」と彼は絞り出すように言ったが、それでもまだこの心地よい寝床から出る気は全くなかった。自分でもその口調がためらいがちで、言葉もほとんど信じられないほどに思えたが、アーサーはそれで満足したようで、「わかった」と言って、足音を響かせながら立ち去っていった。
「はあ……」
タカは勢いよく布団を跳ね上げ、ベッドから飛び起きた――しかしその瞬間、ひどく冷たい風が彼を襲い、彼は不快感を露わに叫びながら、劇的な仕草でベッドに飛び戻った。
「いやあああ! なんてこった、ここ、すごく寒い!」
寒さに立ち向かう決意を固めるまで、彼はしばらくの間、苦渋の思いで迷い続けた。
アーサーを怒らせたくはなかったが、それ以上に……寒い部屋さえ克服できないのに、どうやってモンスターを倒せるというのか? どうやって冒険者になれるというのか?
その考えが彼の心の中に勇気の火を灯し、今度は「さあ、タカ!君ならできる!」という意気揚々とした宣言とともに、彼はベッドから降り、その日の準備を始めた。その間ずっと、震えながらぶつぶつと呟き続けていた。
皆さん、またこんにちは。これで今日の章は終わりです。3日後の次回更新を楽しみにしていてくださいね。3日間の待ち時間がまた始まります……ゼロから……!!! さあ、行こう!!!




