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新世界に魔法を  作者: みかんグミ
第一章『王都編』
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第14話 フレアの過去 3rd

次でフレアの過去は終わる予定です!

あといつも投稿頻度バラバラでごめんなさい……。

「え、私どうすればいいんでしょうか……。」

「うーん、森で野宿ぐらいしか……。」

「それは絶対いやです!!!!」

「そういわれても……。」


 ヒーラとレオンは色々言い合っている。野宿だと大変な確率が高いので、なにか別の方法を考えないといけないのだが……。


「____あ」


 そうだ、一つ思い出した。そういえば、私が森の中を探索してるとき___。

 ヒーラとレオンもそれに気づいたようで、首を傾げていた。


「ん?なにか思いつくことでもあったの?」

「うん。多分、私の記憶が間違ってなければ」

「え、ほんとですか!?」


 レオンは喜びと安堵の両方で顔が一瞬で明るくなった。ヒーラは問題が解決の方向に進んでいて安心しているようだ。

 

「えっと、確か……。レオン、来て」

「は、はい!!」


 私はレオンの手を掴んで記憶を頼りに森の奥へと走っていく。

 ヒーラは私が突然走り出したことに驚いて、


「あ!?ちょ、ちょっとまってよ!!」


 とヒーラも二人のあとを走っていった。




◇◆◇◆◇◆◇◆◇




「ここ……?」


 ヒーラは少し疲れた様子でその()()を見ていた。


「うん、ここ」

「これは……かなり古い建物だね……?」


 見た目はボロ家だが……。森の探索中にたまたまこれを見つけて、気になって中に入ってみたんだが、以外にも中は綺麗だった。

 とはいえホコリが被っているところは多々あったが、以前まではかなり手入れがされてあったみたいである。

 少し掃除すれば、住むことはできるだろう。


「結構中は綺麗だったよ」

「そうなの?じゃあ入ってみようかな……。」


 私の言葉を聞いて少し怪訝そうに家に入っていく。ヒーラもそれに続いて入っていった。


「あ、たしかに。フレア、よくこんなの見つけたわね」

「わ、想像と全然違う……。これなら住めるかも」

「でしょ」


 たまたま見つけたので、我ながら今日はついていると思う。

 これなら、また会いに行けばレオンの話を聞ける。レオンの話すことは私の知らないことばかりだし……。

 知的好奇心はあるのだ。


「なら、少しの間ここを借りさせてもらおうかな」


 レオンは、外見だけはオンボロそうな建物の全体を見渡したあとそう呟いた。


「じゃぁ、ここでいい?」

「うん!紹介してくれてありがとう!」


 と私が聞くとレオンは顔を綻ばせて明るくそう言った。とても安心したようで、肩の力が抜けていた。

 ひとまずこれで一件落着。まぁこの先は、今回のようにどうにかなるだろう。

 ちなみにヒーラはというと、


「ふぅ、魔王城に人間を入れずに済んだわね、よかった〜……。」


 とこの通りレオンとは違う意味で安堵していた。まぁたしかに、よくよく考えてみれば魔王城に人間を入れるのは大きな問題になるかもしれないのだが……。

 ヒーラの言っていた通り人間を忌み嫌う魔族もいたんだっけか。

 そういえば、亜人系の魔族は確か人間を嫌っていた者が多かった気がする。

 そんなことをもんもんと考えていると、ヒーラは「じゃぁ」と言ってお開きの合図をした。


「そろそろ帰りましょうか。予定より結構遅れてるし」

「幹部の人に報告しにいかないと」

「そうね。__というか、フレアまだ名前覚えてないの?」

「え……?あ、うん。そういえば」

「そういえばって……」


 確かに、そういえば覚えていない。別に覚えたくないわけでもないのだが___。中々私にとって覚えづらい名前だった気がする。


「ふふ」

「?」


 レオンがふいに笑いだしたので、ヒーラと私は驚いてレオンの方を向く。


「そんなに面白い会話だったかしら?」

「いえ、面白いというか……。なんていうか、和むな、というか」

「和む?まぁたしかに、平和な会話ではあるわね」


 ヒーラがそう問うと、レオンは楽しそうに微笑しながらそう言った。

 するとヒーラは、「まぁ」と前置きし、


「今日は戦いがなくてよかったわ。まぁ、逆に全くないというのも、少し違和感を感じるけどね」


 と言った。確かに。


「まぁでも大丈夫でしょ。魔族が運悪く道に迷いでもしたんじゃない?」

「そうだと言いわね。さ、今度こそ帰るわよ」

「うん」


 私はそう適当に言い、ヒーラも適当に返し、体を翻した。私はそれについていく。

 けど数歩歩いてヒーラの後ろまで追いついたとき、後ろを振り向いて、レオンと別れの挨拶をした。


「じゃ、ばいばい、またね」

「……うん!フレアもヒーラさんも、本当にありがとうございました!!」

「え、私も?わ、私は何も……。」


 レオンは満面の笑みでそう言った。ヒーラは「何もしてないのに……。」とか言いながら顔が赤くなっている。

 どうせヒーラのことだ。こういうふうにお礼を言われると慣れてなくてすぐに顔が赤くなる。

 まぁかといって、私もなれているわけでもないのだが……。

 そう思いながら、私とヒーラは帰路につく。

 

 ___明日もまた、別れの挨拶をするのかなと、そう思いながら。


「ねぇ、フレア」

「___?」


 突然呼びかけられて、反応が少し遅れる。どうしたのだろうか。


「えっと、レオンのことなんだけどさ」

「うん」


 ヒーラはそこで一泊置いて、こう呟いた。


「そういえばなんだけど、レオンに食べるものってあるのかしら……?」

「あ」

「ですよねー……。」


 明日会いに行ったとき、痩せこけちゃってるかも。

ここまで読んでくれてありがとうございます!良ければ次もお願いいたします!

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