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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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話題豊富な月曜日

「ひろ君。フィンランドから取り寄せた野菜のタネだけど、野菜の収穫が出来たら親戚に送ってもいい?」

「悪いけどそれはまだ出来ないな。まずは増やさないといけないから」

「そうなの?」

「だって10粒ほどしか無いからな。収穫するには増やさなきゃダメだからさ」

「そっかー」

「それに、収穫するのを送るよりもタネや苗を送って畑で育てたほうが良くないか?」

「いいの?」

「おう!」

 取り寄せた野菜のタネはカブ以外にも何種類かあるけどタネの数は少ない。だから、まずはタネを得て増やす必要があるからな。ちなみにタネも含めて海外から輸入するのは色々と手続きが複雑で取り寄せてから手元に届くまで時間がかかるんだよ。だから一括で送ってもらったんだよね。購入金額?総額4桁後半でございました。


「それとは別にさっきからどうしたの?」

「昨日の日曜にヤギ類やトサカ類のソフトコーラルを何種類か自然個体のやつを複数購入したのが届いただろ?」

「うん」

「どうやらその一部にピグミーシーホースの家族が住んでいた個体があったみたいでな、嬉しい誤算だぜ!」

「良かったね!」

 ピグミーシーホースとは小型のタツノオトシゴでソフトコーラルを棲家にしている種類。それが複数入手出来るなんて、わかりやすく言えばソシャゲのガチャで超低確率のキャラを排出したようなもんだからな。


「中身が見えないよ?」

「水槽に入れる時までわからないほうが面白いだろ?」

「おにいちゃん、お主も悪よのぉ」

「いえいえ。驚かせるのが好きなだけでございます」

「「ひっひっひっひっ」」

「それじゃあ、先週と同じように3時間目に水槽に入れてあげてね。もし、死んでる個体がいたら念の為にヤメて、そのまま持ち帰ってお兄ちゃんに教えてね」

「わかった」

「水温合わせと水合わせは同じようにして下さいって先生に伝えればいいから」

「ラジャー」

 登校する時間となり、彩夏にエビを渡してからバス停へと向かう。


 ◇◇◇


 鳳来「内宮さ、ムラサキイガイとイガイって違うの?」

「ムラサキイガイは外来種だけどイガイは在来種。イガイは密漁対象だけど、どうかしたの?」

「家族で出かけた先のデパ地下の鮮魚売場で見かけてさ、内宮は安いって言ってたのにそれなりの値段だったから」

「なるほどね」

「ムラサキイガイは美味しかった?」

「ムラサキイガイよりミドリイガイだっけ?緑色の貝殻のやつ。あれのほうが濃厚な味だったけど身が小さくなって残念だった」

「それは仕方無いことなんだよねー」

 そんな会話をしながら昼飯を食べていると当日不参加だった明槻さんと烏野さんがムラサキイガイとは何ぞや?と笹嶋さんに聞いていた。笹嶋さんはナゼかムフーと鼻息荒く話し始めた。美味しかったのかな?


「おにいちゃんお帰り!無事にエビを水そうに入れることが出来たよ」

 高校から雪華と一緒に帰宅すると、先週と同じように彩夏がドタドタと玄関に来た。ただ、先週と違うのは後ろからキューちゃんを持った朝輝も来たけどね。


 手洗いうがいをしてから部屋着に着替えてリビングで聞くと青と黄色のエビに再び大興奮となったらしい。ま、同じ赤色のエビだと思っていたら違う色なんだもん当然だよな。


「あやちゃんゴメンな。スーパーに買い物に行かなきゃいけないから、また後でね」

「はーい」

 という訳で、雪華と一緒に晩飯のおかずを買いに行く。


「おー!ついに秋鮭が販売されるようになったのか」

「美味しそうだね!」

「よし!予定を変更して秋鮭を使った晩飯にしよう」

「いいね!」

「今度さ、秋鮭を使ったフィンランド風のサーモンスープを作ってよ」

「いいけどまだ暑いからなあ。時期が終わるまでには買って冷凍保存しておこうよ」

「それもいいけど生秋鮭を使ったのも作ってよ」

「んもう。しょうがないわね」

「それじゃあ、他の食材を買って帰ろうか」

「はーい」


「あやちゃんが栽培しているしめじとえのき茸を収穫してもいい?」

「うん!」

「それじゃあ、一緒に収穫しようか」

「うん!」

 飼育部屋で彩夏と一緒にしめじとえのき茸の収穫をする。先日、きのこカレーの材料にしたけどまた出てきたからな。それに、きのこと鮭って相性がいいんだわ。

 今日の晩飯は秋鮭とナスときのこをオーロラソースで炒めたもの。美味いんだよなあ、コレが!白ご飯もすすし。


 晩飯後、彩夏から追加したエビに対するクラスメイトの反応を聞いた。母さんからもクラスメッセージで子供が再び水槽の話題で盛り上がっているって言うし狙い通りだな。ただ、担任の先生はメダカの水槽なんだけどなーと頭を悩ませているかもしれないな。すんません。

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