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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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防波堤釣りとムラサキイガイ採取

 土曜日。

「今のところみんな元気だよ」

「それなら月曜に予定通りエビを持っていけるな」

「楽しみ」

 彩夏の教室の水槽は順調のようだな!水草ではあるけど光合成を見られるってことで、5人位の班単位で光合成を授業中の上の学年が見に来るんだとか。教室はどの学年も同じなんだから水槽を設置すりゃいいのに。

 尚、クラスの水槽フィーバーは続いていて早起きする生徒が多く、母親は大喜びしていると母さんから聞いた。

 そんな会話をしながら朝食を終わったら、釣りへと出発する。


「それじゃあ悪いけど少しの間頼むな」

「わかった」

 鳳来「ちょっと!どこ行くのよ?」

「雪華の要望でね、二枚貝を採ってくる」

 笹嶋「何の種類?」

「足元の岸壁にもあるムラサキイガイとミドリイガイをね」

 笹嶋「珍しいね」

 雪華「あたしがテレビ番組の影響で食べたいって言ったから採取してきてくれるの」

 鳳来「この岸壁のはダメなの?」

「ここにあるのはほとんどが中身の無い貝殻のみだよ。小さなカニやエビ、魚の棲家になっているだろうね」

 鳳来「そうなのね」

 笹嶋「あのさ、図々しいお願いだけどあたしの分もお願い出来るかな」

「いいよ」

 鳳来「う、うちの分も」

「はいよ。じゃあ採ってくる」

 俺と雪華、笹嶋さんと鳳来さんで防波堤に釣りに来た。ハゼはメッキが一緒に釣れるようになったらお願いしたいと言われているからな。烏野さんはお勉強で、明槻さんはバイトなので不参加となっている。


 雪華達のターゲットはサビキの中型アジとルアーのアオリイカとなっている。アオリイカは親イカほどの旨味は無いけど食材として欲しいと笹嶋さんに言われたからな。


「雪華ただいま!何事も無かったか?」

「うん!平気だよ」

「それは良かった。釣果のほうは?」

「はぐれカマスを佳奈ちゃんが釣った以外はアジが好調」

「アオリイカのほうは?」

「締めることが出来る、ひろ君が戻ってから釣りはじめようって事になったからまだよ」

「なるほどな」

「ひろ君のほうは?」

「バケツ満タンに採取出来たぜ!」

「おー」

 俺が戻ってきたから笹嶋さんはアオリイカ釣りをはじめた。


「これがムラサキイガイって言う貝なの?」

「おう!ムール貝のほうが知名度があるかもな」

「ムール貝なら知ってるよ。イタリアンレストランで食べた事があるもん」

「それそれ」

「何で今まで採らなかったの?」

「買ったほうが安いし、大型個体が採取出来る場所が限られているからさ。それに足元の岸壁で良く見るから採取したいと思わなかったから」

「なるほどねー」

「それじゃあ、足糸の取り除き方を教えるね。これが意外と邪魔になるからさ」

「お願いね」

 鳳来さんにはムラサキイガイはすぐに足糸を出すからそれを取り除くやり方を教えておくことにした。


 俺が採取したムラサキイガイとミドリイガイは磯場のだけど汚れを取り除く作業を続けていた。だけど、それも終わったからクーラーボックスの上に座り雪華の後ろ姿を見ながら休憩している。あー、バックハグしてイチャイチャしたいなー、でも今抱きついたら「んもう」と言いながら濃密なキスが待っているだろうから、この場では出来ないな。


 鳳来「釣らないの?」

「雪華が釣ってくれているので十分だからね。俺までやる必要は無いかなって」

 笹嶋「アジは好調だもんね」

「そゆこと」


 徐々にではあるけど日暮れが早まっているから納竿のお時間となりました。

 帰りの電車内では鳳来さんが笹嶋さんにムラサキイガイの調理方法を熱心に聞いていた。笹嶋さんのご両親は料理人だからムラサキイガイというかムール貝の調理をしているんだろうな。


 今日は鳳来さんも自宅最寄り駅で別れることになったから雪華と二人だけ。そして、蔵持先生にもムラサキイガイをお渡しして帰宅した。雪華が釣ったアジとかの魚は全部ウチで消費することにしている。


 帰宅したら、俺が採取したムラサキイガイは殻つきのまま冷凍保存でミドリイガイは雪華がアヒージョにして晩飯に。アジの何匹かは自家製干物用にして、それ以外はアジのたたきにして晩飯に。

 そして、雪華が作ったアヒージョは大変好評でした。


 母さん「広也宛に封筒が届いているわよ」

「おお!届いたか」

 晩飯の後片付けを終えて、リビングでゆっくりしようとしたら母さんから封筒を渡された。

 雪華「何が届いたの?」

「フィンランドで育てられているカブだよ」

 海外の野菜のタネを扱う業者に頼んでおいたんだよね。やっと入手出来たぜ!

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