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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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イべント会場へ

「父さんの会社が開催するイべントに行くなんて久しぶりだな」

「今回は本社主催の物産展でな。山採りのきのことかの販売もあるみたいだから。広也は好きだろ?こういうの」

「大好きだぜ!本社主催なのに近場なんだな」

「こっちの会場での開催依頼があったらしいな」

「なるほどね」

 学校が始まった最初の土曜日に家族全員で出かけることに。いつもなら助手席は母さんなんだけど、今は俺が座っている。卒業後に普通免許を取得する予定だから運転視点を見たかったからだ。


 母さん「あみちゃんとあっくんと一緒に遊び場スペースに行ってくるわね」

「あいよ!彩夏は俺達と一緒だから、何かあれば連絡して」

「お願いね」

 母さんと父さんは愛美と朝輝と一緒に小さな子供向けの遊び場スペースへと向かっていった。父さんは支社とはいえ同じ会社だから挨拶する人とかがいるかもしれないな。


「おにいちゃん。この工芸品かわいいね」

「そうだな」

 彩夏が気になったのは動物をデフォルメした置き物で色も数種類あるやつだった。種類は大中小とあり、一番大きいのでもお手頃だった。

「ひとつだけ買ってあげるよ」

「ほんとに?わー、どれにしようかな」

 目を輝かせて選びだす彩夏を見ながら。

「雪華も欲しいのがあれば言っていいんだぞ」

「今度、コノフィツムの即売会に行く予定でしょ?その時にお願いしようかな」

「別にこの売場だけじゃなくていいんだぞ?一番最後のあそこでまとめて精算するんだから」

「そっかー。つい、売場ごとの精算だと思ってたよ」

 雪華と会話していると、彩夏が「これにするー」と言って軽く持ち上げて嬉しそうだ。


「あやちゃん、山採りのきのこがあるから来てごらん?」

「きのこ!」

 販売しているのは、桜しめじ、香茸(コウタケ)、アカヤマドリと多様だったけど俺が注目したのは香茸。幻のきのことも言われている高級きのこだ!

 これは買うしかねーだろー!と頭の中で叫んでいると。

「ちょっとひろ君。アレ、毒きのこじゃないの?」

「あー。見た目は毒きのこだけど、タマゴ茸は食べられるんだよ。ただ、ベニテングタケやタマゴタケモドキって毒きのこと酷似しているから、プロ以外は手出しするべきじゃないな」

「それをスラッと言える、ひろ君もスゴいと思うんだけどなー」

「はっはっは」


「キレイなお花だね」

「これは山野草だね。お兄ちゃんが育てられる種類だから買っていこうか」

「わーい」

 出口付近には山野草と、虫や淡水魚も売られていたから購入したよ。


「ひろ君、一体いくら使ったのよ」

「5桁中盤だった」

「んもう。使いすぎよ!」

「まあまあ。海外産の大型カナブンのゴライアスって種類のペアを売れば回収出来る金額だから許して」

「簡単に回収出来るのもスゴいなー」

「それが、この俺だぜ!」

「んもう。毎度の事だけど呆れているのよ」

「まあまあ。結婚しても雪華に苦労はさせないからさ」

「お願いね、旦那様」

 一旦、父さんの車に荷物を積みこんでから皆と合流して飲食スペースで食べることにした。


「テイクアウトも出来るのもあるみたいだけど、どうする?」

「買って帰りましょ。今晩のご飯にすればいいわ」

「俺も少しだけそのつもりでテイクアウト可能なのは避けてたんだよ」

「お母さんもよ」

 妹弟達は牧場ソフトクリームをぺロぺロしていて、食べ終わったらもう少しだけ回って帰ろうって話しになっている。


「おや。内宮君来てたんだね」

「あ、支社長お疲れ様です。車で移動出来る距離なので家族と一緒に遊びに来たんですよ」

「そうかそうか。息子君が色々と買っていたと秘書から聞いたよ」

「ははは。息子はこういうの好きですからね」

「楽しんでくれているみたいだね。では、我々はこれで失礼するよ」

「そうですか。それでは失礼します」


 父さんが勤めている支社の支社長との挨拶が終わり、両親と双子は売店エリアに向かった。彩夏には買ってあげたから、母さんに五千円札を渡して愛美と朝輝にも欲しがったモノがあれば買ってあげるように伝えておいた。

 俺と雪華と彩夏はふわふわ遊具のあるエリアに来て、彩夏はピョンピョン飛び跳ねている。場所によっては年齢制限もあるけど、制限無しだからか親も一緒に飛び跳ねている人達もいる。


「ひろ君はアッチ見ちゃダメ!」

「どしたよ?彩夏から目を離せないから見ないよ」

「そっか。そうだよね」

 雪華が何で見ちゃダメなのかわからんけど、彩夏が俺達も誘ってきたから一緒に飛び跳ねていたんだけど、その時に雪華が言うアッチを見ると俺達と同じ高校生か大学生の女子が飛び跳ねていた。ただ、短かめのスカートだから白いのや黒いのがチラチラしていた。なるほど!コレを見せたく無かったのか。それに気づいた男性がいるけど平気な顔をしているから“見せパン”てやつなのかもしれないな。


 帰宅したら最初に飼育部屋に行って淡水魚の水合わせをして、虫類はケースに餌を入れて飼育を開始。山野草は庭の置き場に置いたけど彩夏がキレイと言ったのは開花中のみダイニングに飾ることにした。まあ、5日位なんだけどね。


 明日の日曜は今日購入したきのこ料理の予定でございます!くあ〜、香茸を食べるのが楽しみだぜ!

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