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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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カワハギ釣りとレンジの到着

 専門学校のオープンキャンパスは楽しく見学出来た。学舎を重点的に見たかったし、夏休みだけど実習風景も見学させてもらってありがたかった。雪華も楽しそうに見学していたし、この学校で決まりだな。他の候補は自宅から通うことは出来るけど遠方だからな。もしも、学校近くのマンションで雪華と同棲なんて事になれば勉強しないで愛し合うのに夢中で資格取得が遅れるかもだからな!

 調理系の専門学校に行く陽翔も笹嶋さんとデートを兼ねたオープンキャンパスに参加しているみたいだ。笹嶋さんからは同棲も視野に入れているような発言もあるらしく、嬉しい困惑に悩んでいるらしい。


 さて、今日は雪華と二人だけの釣りデートで狙いはカワハギ。本当は河口でハゼの大きさ調査の釣りとガサガサ予定だったんだけど、テレビの旅番組でカワハギの刺身の薄造りと唐揚げを食べるシーンが放送されて、雪華から行きたいと言われたからね。


「ひろ君、まずはウマヅラが釣れたわ」

「おー。いいね!」

「アミメハギが釣れた場合は飼育用に持ち帰るの?」

「いんや。アオサハギを飼育中だろ?飼育はしないからリリースで」

「それなら今日は食用だけだね」

「それで頼むわ。ただ、珍しいのは持ち帰る予定だから」

「その予定にハコフグの仲間は入りますかー?」

「入りませーん」

「「あははははは」」


「そろそろ終わる?」

「そうするか。そうだ、駅前にある鮮魚販売店に寄ってもいい?」

「いいけど、どしたの?」

「雪華はカワハギが気になったみたいだけど、俺はアワビのほうが気になってさ。駅前の店で養殖物のアワビが売られているみたいだからさ、焼きアワビにしようかと思って」

「刺身じゃなくて?」

「刺身はコリコリだけど、焼いたのは身が柔らかくなるだろ?双子も食べやすいからさ」

「あー。確かにね」

 アワビは当然だけど密漁対象だから採取出来ないからな。潮溜りで採取可能なアワビに似ているトコブシも密漁対象だから無理でございます。


「同じ大きさでも天然アワビ1個の値段で養殖アワビ8個買えるんだね」

「これが養殖のいい所だよな。天然にこだわるような食通じゃありませんからね」

「だよねー」

 活アワビの状態で販売されていたのを10個購入する。安いとはいえ大量買いに他のお客さんが驚いていたよ、ついでに店員さんも。

「サザエはどうする?」

「買わないよ。さて、干物コーナーを見てみようか」

「はーい」


「アジの天日干しはこの位の値段はするんだね」

「冷凍庫保存している自家製干物の朝食は民宿や旅館の朝食値段にはなりそうだな」

「だねー」

 えぼ鯛や金目鯛の干物が売られていたら買おうかなと思ったけど地元密着の干物しか売ってないようだ。と、いう事で購入したのは活アワビのみで帰りの電車に乗車した。


「本日はカワハギでございます。冬場と違って肝は期待出来ないですけど、身の美味い時期ですからね」

 自宅の最寄り駅に着いたら、蔵持先生のお宅へと向かいカワハギを渡す。

「チラッと見えたんですけどアワビがありましたが、まさか内宮君…」

「誤解ですって。釣り場の最寄り駅前のお店でちゃんと購入しましたから。レシートもありますし」

「そうですよね。ところで天然ですか?」

「養殖ですよ。天然なんてお高くて買えませんて」

「確かに。話しは変わりますが来週のパーティは3人共出席出来ますから。それと、いつも通り場所代と飲料代はこちらで持ちますからね」

「わかりました。ではまた来週」

 雪華「先生、失礼します」


 蔵持先生のお宅から自宅に帰ると玄関に大きめのダンボール箱が置かれていた。今日は俺(・)の(・)荷物は無いんだけど、と思っているとレンジの写真が印刷されていた。どうやらビンゴの景品が届いたみたいだな。


「お帰りなさい。レンジが届いたわよ」

「みたいだな。早速設置して初期設定するか」

「そうね!楽しみだわ〜」

 という事で、手洗いうがいをして部屋着に着替えたら釣果の下処理は後回しにしてレンジの設置を先にしよう。


 リビングにいた父さんや妹弟も来ていざ開封。

「雪華悪いけどダンボール箱押さえてくれるか?」

「はーい」

 ダンボール箱にピッチリと入っていて取り出せないから雪華に押さえてもらい取り出す。

「「「おー」」」

 妹弟も喜びの声を上げて、母さんは早速取り扱い説明書を読みはじめた。


「父さんグラつかないか確認してくれるか?」

「わかった」

 父さんにグラつき具合を確認してもらう。

「うん、大丈夫だ」

「母さん、電源入れるよー」

「わかったわ」

 コンセントに差し込むとウォンと静かめの音がして操作可能となったようだ。母さんと雪華がワイワイしていて、妹弟も何かわからないけど楽しい雰囲気を感じてキャッキャしている。父さんも興味津々のようだ。

 俺はそんな光景をキッチンから見ながら、刺身で食べる分のカワハギの皮むきを開始する。


 彩夏「今日はおさしみとお肉なの?」

「これはお肉じゃなくてアワビだよ。バター焼きで美味しく食べようね」

「うん!」

 カワハギの皮むきが終わったら今度はアワビの下処理をする。旅番組で紹介されるような踊り焼きにはしないで普通に貝殻から離して内臓処理とかをしたらバター焼きにする。


 父さん「今日は豪勢だな」

「養殖アワビが安かったんだよ。焼けば愛美と朝輝も食べやすくなるからさ」

「確かにな。釣ってきたカワハギの刺身も美味いぞ」

「ありがとな。明日は彩陽姉さんが来るからカワハギの唐揚げだよ」

「それも楽しみだな」

 残念ながら肝はまだ太っていなかったよ。

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