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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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続 会社のパーティ

「父さん悪いけど、用紙の記入頼むわ」

「どした?」

「高額品だからさ、念の為に部署と名前の記入を求められたんだよ。あと、自宅送付みたいで住所の記入もだって」

「なるほどな」

 色々な記入をする用紙を渡されたから父さんを呼んできた。一応は個人情報になるんだろうけど勤務先だし問題は無いだろうな。


 ビンゴの景品は、俺のは自宅送付だけどその他はその場で渡されていた。気になる1番の景品は海外旅行にも使用可能な旅行券だった。金額は上なんだろうけど、俺はこっちのほうがありがたいけどな。


 ビンゴ大会が終わったら再び歓談タイムとなり、テーブルの料理もフルーツやスイーツといったものに変わっている。甘い物も俺は大歓迎です!

 まずはシュークリームを食べてみる。姉御先生の店との違いも気になるからな。そして、シュークリームを食べて「ふ〜む」と思っていると、支社長付きでウチにも来る秘書さんが俺のことを呼びに来た。一体なんざんしょ?


「支社長、呼んでまいりました」

「ウム。内宮君も息子君を呼び出してすまないね」

「いえ、問題ありません。それよりもどうかしたのですか?」

「今日は商談の場であるのも理解しているね?この案件は我が支社では無く、本社になるのだが息子君の意見を聞きたくてね」

「なるほど。そういう事ですか」


「どういう事ですか!何でこんなヤツに意見を聞くんですか!」

「そうですよ!」

 俺に意見を聞くのが気に食わないこの人はどうやら本社勤務でこの件に関係しているようだ。

「この方はまだ高校生ですが、あなた達が取得すると言いながら取得出来ていない資格所有者です。無礼は許しませんよ!」

「「んなっ!」」

「ほう、興味深いね」

「はい社長。支社でも彼には注目してるんですよ」

 支社長が社長と言うなら、この人は本社の社長ってことなんだろうな。


「さて。早速聞きたいのだが、この魚が何かわかるかね?」

「これは、マルスズキとも呼ばれる普通のスズキですね」

「何!?ヒラスズキでは無いのかね?」

「違いますね。実際に比べる事が出来ないのが残念ですが、注目すべき箇所がありまして……。これらの理由からヒラスズキではありません」

「「「「「おお」」」」」


「次はこのフルーツと野菜の目利きをお願い出来るかな」

「わかりました」

 スズキとヒラスズキの違いの説明の後は数種類のフルーツと野菜についてだった。案件だから目的は教えてくれなかったから特徴だけ知らせておいた。それと一応、懸念材料も一緒に知らせておいた。


「ふたり共、これはどういう事かね!月曜に部署の朝礼後、社長室に来るように」

「待って下さい!ソイツが嘘を言っている可能性もありますよね!」

「そうですよ!」

「では、あれだけ具体的な内容を君達はプレゼン出来るのかね?」

「そ、それは……」

「キミ、色々とありがとう。とても有意義な時間だったよ」

「ありがとうございます」

 父さんも「恐れ入ります」と言い、支社長の秘書の方も一緒にその場を離れた。


「ありがとうございました」

「いえいえ。お役に立てたのなら嬉しいです。ところで、先程の方は本社の社長さんなのですか?」

「そうですね。それと、あの男性社員2人以外は本社の秘書課の人達になりますね」

「そうなんですね」


「父さんも本社社長と面識はあるの?」

「直接お会いするのは入社式での挨拶の時以来だ。もう十何年も前の話になるけどな」

「へー」

 同じ関東勤務でもやっぱり本社と支社は違うんだね。

 さて、パーティも無事に終わり父さんと一緒に帰路についた。父さんも招待していた取引先相手の方と話をしていたから俺と一緒にいる時間は少なかったけど、俺も美味しいのを食べさせてもらえたし楽しかったな。


 自宅前に到着。ビンゴで当てた景品を母さんに伝えたらどんな顔をするかな、とニヤリとしながら玄関のドアを開けたのだった。

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