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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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釣り倶楽部の翌日

 釣り倶楽部の翌日、カンパチをまずは晩飯で食べることにした。マハタは身の固さを感じたから、もう一晩寝かせることにした。

 さて、そのカンパチだけどカマの部分は塩焼きにする予定で、身の部分は刺身と同じように切る。そして、刻みネギ・黄ゴマ・チューブのショウガ・にんにくスライス・醤油・みりんを混ぜた液をタッパーに入れ、切り身を漬け込んだら晩飯の時間まで冷蔵庫で寝かせておく。


「ひろく〜ん」

 午前中は彩夏も一緒に勉強して、昼飯のそうめんを食べ終えてキッチンで後片付け中に雪華が甘えた声を出して後ろから抱きついてきた。

「なんだなんだ?一体どしたよ」

「実はね、レオパの店の新着情報で欲しいのがいるから見てみたいの。晩ご飯の時間があるから、お店にだけ行きたいの」

「わかった。デートは改めてするとして見に行ってみるか」

「うん!Kiitos(ありがとう)」

「それとな、あんな甘え声は解(・)禁(・)後は、誘っていると受け取って即べッド行きだからな」

「は、はい」

 俺の中では解禁日をある程度決めている。雪華にはまだ伝えていないけど、ね。


「雪華どした?家を出てからずっと顔が赤いけど」

 レオパの店に向かう電車に乗車しても雪華の顔が赤いから心配になる。

「ひ、ひろ君が解禁後の事を言うからじゃん。出かける前なのに色々と想像しちゃったんだよ」

「それは悪かったよ」


「雪華、悪いけど先に注文しておいていいか?」

「いいよ」

 レオパの店にある海水魚コーナーのサンゴ販売水槽に欲しいのがいたから店員さんを呼ぶ。

「売り物では無いと思うのですけど、水槽に張り付いているこの小さいヒトデを売ってもらう事は出来ますか?」

「売場責任者に確認してくるので、少々お待ち下さい」

 サンゴ水槽にいたのはアステリナヒトデ。これは極小のヒトデで、とあるエビの餌になるから確保しておきたい。


「お待たせしました。店側としては見映えの観点から駆除対象なので無料で構わないですよ」

「ありがとうございます。では、採取する手間があると思うので緑藻付きのライブロックを購入させていただきます」

「ありがとうございます。申し訳ありませんが採取するのにお時間をいただきますが、よろしいでしょうか」

「はい。3階のレオパのフロアで買い物をしてくるので、帰り際に寄らせていただきます」

「承知しました」

 売場責任者の方から無事に許可をもらった。水槽のガラス面にいるのだけで十数匹いるから全部貰えるといいんだけどな。


「それじゃあ、3階に行こうか」

「うん!」

 雪華が見ていた水槽はチョウチョウウオの販売水槽。潮溜りで採集出来るサイズも販売しているから気になったのだろう。購入すると千円台はするからな、採集出来れば片道交通費は回収出来るんだよね。


「それで、気になっていたレオパはこれか」

「うん!」

「売り切れてなくて良かったな。販売員さんに伝えてきなよ」

「そうする」

 雪華が欲しがっていたレオパは頭部と尻尾は白めの体色に黒の斑点模様で、胴体は白めの体色に明るいオレンジ模様で足も明るいオレンジの個体だった。値段は1万3千円程とレオパにとってはお手頃価格だからバイトをしている雪華にとっては問題無いだろう。


「無事買えてよかったな」

「うん!」

 雪華が買ったのはレオパのみで、飼育ケージや飼育器具は夏休み前に通販で購入している。通販サイトの店が商品の大幅入れ替えのための割引セールをした時に購入しているから、5匹分位のストックはある状態なのだ。


「2階の鳥類エリアはいいの?」

「チラッと確認したけど欲しいフィンチ類はいないから平気」

「それなら、海水コーナーで頼んでおいたのを買って帰ろうか」

「おう!」

 と、いう事で水槽内にいたアステリナヒトデとライブロックを購入して帰路につく。


「「ただいまー」」

「「「おかえりなさーい」」」

 おや。愛美と朝輝も保育園から帰宅していたんだね。今日のキューちゃんは愛美の両手の中でございます。

「雪華。悪いけどカンパチのカマの部分を焼いたりといった晩飯の準備があるから、手伝い出来なくてゴメンな」

「平気だよ。あたしこそ晩ご飯の準備が手伝えなくてゴメンね」

「平気だよ」

 俺が購入してきたのは少数のメダカとかを飼育する為の小型水槽に入れる。普通の水槽だとアステリナヒトデがどこにいるのか確認するのが難しくなるからな。餌用に買ったのに行方不明は困るからな。


「カンパチの漬け丼も美味しいわね」

 今日は彩陽姉さんも晩飯の席にいる。

「カンパチ以外にもブリや白身魚の刺身をスーパーで購入して漬け込みすれば漬け丼に出来るよ。漬け汁のレシピはメッセージで送るよ」

「ありがとー。ところでさ、日曜の家庭教師の晩ご飯のおかずだけどコロッケにして欲しいなー、なんて」

 母さん「いいわよ。ウチではじゃがいもコロッケだけどいいわよね」

「もちろんです!」

 母さん「ふふっ。了解よ」

 それなら、揚げ物になるからキスやコチをフライにしてもいいかな。あとで母さんに確認しておこう!悪いけどアナゴは家族分しか無いから、あるとは言いません。


 尚、カンパチのカマは雪華にも了解を貰って両親のおかずにした。全員のおかずにしたい場合は商店街の魚屋の大将に頼めば購入出来るからな。


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