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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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テナガエビ釣り その2

 鳳来「内宮、小さいハゼが釣れたわ」

「それが9月になると食べられる大きさになるんだよ」

「なるほどね。また食べられる大きさで会いましょうね」

 そう言ってリリースする鳳来さん。今頃釣れるのは、一般的な鉛筆位の太さだからな。俺は食べる気にはなりません!


 今日は鳳来さんと一緒にテナガエビ釣りに来ている。釣りとしては終盤でも旬の時期としてはこれからになるんだよな。


 雪華「ねえ、ひろ君。あそこにいるのって亀じゃない?」

「本当だ。でも、アカミミガメみたいだから無視で」

「だね。それにしても、今日は小魚含めて色々といるね」

「だな。でも、持ち帰るのはテナガエビのみで」

「わかった」


 鳳来「前回よりも少ないけど、結構釣れたね」

「だな。晴れているけど底のほうは濁っているから活性が高いのもあるからな」

「なるほどね」

「さて、晩飯に素揚げで食べるのなら、そろそろ終わりにしようか」

「うちの場合は晩飯のおかずというよりも、ビールのおつまみなんだけどね」

「なるほどなー」

 と、いう訳で納竿することにした。


「内宮とゆきちゃんさ、釣果があるところ悪いけど家に寄ってくれる?」

「? わかった。雪華もいいよな?」

「うん!平気だよ」

「なら、行こうか」

 最寄り駅に到着したら鳳来さんの家に誘われたから雪華と一緒に向かう。ま、途中下車すればいいだけだから楽だしな。


 鳳来母「内宮君いつも釣りに誘ってくれてありがとうね。これ、食べて」

 鳳来さんのお母さんが渡してくれたのは去年も貰ったトウモロコシと枝豆。正直言うとすごく美味かったのを覚えている。

「あの、去年も頂きましたが貰いすぎでは?」

「大丈夫ですよ。順次収穫出来るように栽培しているからね、この程度は問題無いのよ」

「そうですか。それではありがたく頂戴します」

「渡しておいてアレだけど、量は大丈夫なの?」

「我が家って家族が多いんで、問題無いんですよ。ダメにする前に食べ切れますから」

 彩陽姉さんがひょっこり遊びに来た場合はもっと早く食べ切ることになるだろう。


 鳳来「今日はありがとね。今度は釣り倶楽部の防波堤での釣りをお願いね」

「おう!水曜日を楽しみにしているよ」

「何を釣る予定なの?」

「まだ未定。サビキの可能性が高いけどね」

「わかったわ」

「それじゃ、俺達は失礼します」

 雪華「美夜子ちゃんとは釣りの前にバイトでね」

「そうだね。またバイト先で」

 鳳来さんのお母さんも含めた全員が手を振って別れ、鳳来さんの家から帰路につく。


「「ただいまー」」

 家の玄関を開けるも出迎えは無し、どうやら彩夏は遊びに出かけているようだな。


 母さん「あら、お帰りなさい。テナガエビ釣りに行ったんじゃないの?」

「もちろんテナガエビもあるよ。鳳来さんがお礼にってくれたんだよ」

「そうなのね」


 最初にトウモロコシを薄い部分の皮を残して生のまま冷凍保存する。

 雪華「ひろ君、こっちのはどうするの?」

「それは茹でて食べるから、全部皮を剥いてくれるか?」

「うん」

 俺は保存するトウモロコシを冷凍庫に入れて、雪華には皮を剥いてもらう。

「トウモロコシの皮だけでゴミ袋が全部いっぱいになるとはな。枝豆のゴミもあるし、明日がゴミの日で良かったぜ!」

「あはは」


「さて、次は枝豆の処理をしますかね」

 トウモロコシはダンボール箱だけど枝豆は根付き枝付きの束になっているのを渡されたから、まずは莢(さや)のみにする。

「枝豆は茹でてから冷凍保存するんだよね」

「だな。しばらくの間はキッチンが暑くなるから雪華は離脱してもいいぞ」

「それじゃ、お言葉に甘えて」

 大鍋でお湯を沸かしはじめると雪華が薄っすらと額(ひたい)に汗をかき始めたからキッチンから離れてもらう。

 雪華は今、リビングの扇風機の前でシャツをパタパタさせている。くそっ、ここからじゃ谷間が見えないじゃないか!


「トウモロコシが茹で上がったぞー!」

「「「わーい」」」

 トウモロコシが茹で上がる前には彩夏も友達との勉(・)強(・)会(・)から帰宅して、双子も保育園から帰宅したから仕事中の父さん以外は食べることが出来る。


「もうすぐ晩ご飯だから、あみちゃんとあっくんはこれだけね。まだ、いっぱいあるから安心していいからね」

「「うん!」」

 愛美と朝輝は3分の1の大きさのを渡したんだけど、「あやかもこれでいい」と言って妹弟で1本を食べることになった。


「あやちゃんどした?お腹痛いの?」

「ちがうの。お友達の家でおかしも食べたから、これ以上はごはんが食べられないの」

「そっか」

 今の時間なら半分の大きさなら食べられるのに双子と同じ大きさだから心配したけど、どうやら友達の家でお菓子を食べてきたみたいで安心する。


 今日はテナガエビの素揚げに出来るのは途中で母さんに連絡したから鶏肉の下処理をしてもらった。素揚げにする時点で今日の晩飯は野菜や鶏肉も揚げたものでございます。


 父さんが帰宅する頃には茹でた枝豆の熱も取れたから保存袋に小分けして冷凍庫に入れておく。


 父さん「今日の晩ご飯は揚げ物か」

 母さん「ええ。無事に広也がテナガエビを釣ったからね。広也の友達が貰ってきた枝豆もあるけど食べる?」

「ははは。凪咲や広也じゃないんだから、そんなに食べられないよ」

「ふふふ」

 父さんに母さんが晩飯を出してラブラブしているところ申し訳無いけど、父さんに相談事があるから割り込みさせてもらう。

「父さん相談なんだけどさ、夏休みの間にまた釣り公園に連れて行ってくれないかな?」

「もちろんいいぞ。高校の友達を連れて行くのか?」

「いや、家族での釣りにしたいんだ。妹弟達の夏休みの思い出にしたいからさ」

「前回喜んでいたもんな。わかった、潮のいい日を教えてくれるか?平日でも有休を取得するからいつでもいいぞ!」

「わかった」


 雪華「妹ちゃん達も釣り好きにするの?」

「それは強要しないよ。ただ、愛美と朝輝に(・)も(・)生の魚を素手で触(ふ)れられるようにしたいからな」

「それは今後にとって大切だね」

「当たり前だけど、家族との釣りは雪華も一緒だからな」

「うん!」

 釣り公園で今度はどんな魚種が釣れるのか楽しみだな。

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