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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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期末テストが終わって釣りに来た!

 烏野「内宮君、夏休みの釣りの予定ですが」

「烏野さん以外はバイトを続けるみたいだから、店休の水曜日に行く予定だよ」

「わかりました。わたしも参加予定なのでお願いしますね」

「釣りに一緒に行くのを拒否していると受け取って欲しくないんだけど、勉強のほうは大丈夫なの?」

「はい、大丈夫です。合格ラインは越えているので」

「わかった。でも、無理しない範囲でね。真広とのデートもあるだろうし」

「ありがとうございます」

「夏休みが開始したら毎週行く予定だから、よろしくね。ま、今日も来てるんだけどさ」

「はい!」

 期末テストの日程も無事に終わった土曜日。天気も晴れているから防波堤に釣りに来た。ここ数日は雨は降っていないから前回と違い海中は濁っていない。海中の様子を確認していると烏野さんから夏休みの釣りの予定を聞かれたから答えておいた。

 これは雪華から聞いた話しだけど、烏野さんにとって釣りはすごく良い気分転換になっているとのこと。その他にもハリから竿に伝わる魚の感触やウキを見ていたりと集中力を養えるんだとか。そんな効果もあるんだなぁ。


 笹嶋「内宮君、なんだかヒラメっぽいのが釣れたよ」

「あー。この時期のヒラメって美味しく無いんだよなー。サイズも小さめだし、リリースしてあげて」

「わかった」


 明槻「内宮君、あそこ、何だか変なのが動いているんだけど」

「あれは多分だけどタコだな。密漁対象だから放置しておいて」

「了解」


 雪華「防波堤からのちょい投げでシロギスが好調だね」

「だな!美味しい天ぷらが待ってるぜ!」

 それと、キスの飼育向きサイズが釣れたから飼育中の個体と入れ替える予定だし、少数だけどイトヒキハゼも釣れたから飼育行き。夏休みのガサガサで共生用のテッポウエビを採集しようと決める。


 鳳来「内宮、エビが釣れたわ」

「おお、珍しい。これはシャコだよ。生かしておかないと身が溶けるから、このバケツに入れといて。エアーしとくから」

「悪いけど、お願いね。また釣れるかな」

「アタリがわかりづらいから難しいかもね」

「残念」


「珍しいこともあるもんだね」

 エアレーションをしているバケツを見ながら雪華が言う。

「シャコの生息数が多いのかもな」

 鳳来さんがシャコを釣ったから、全員が小さなアタリも見逃さないといった雰囲気になった結果、シャコが結構釣れている。


「明槻さん、この通りだ!その魚を俺に譲って欲しい!お願いします」

 明槻さんが釣った魚を見た俺は頭を下げてお願いをする。

「ちょ、ちょっとヤメテよ!どうしたのよ一体」

「その魚、飼育したいんだ」

「普通に言ってくれればあげるって、はい」

「ありがとう!」

 明槻さんが釣ったのは魚種は特定出来てないけどシタビラメの仲間で飼育向けのサイズだったから、これを逃してはダメだよな。


「雪華、悪いけどシャコがあるから各自宅に持っていくから頼むな」

「そうだね。わかった」

 納竿する時間となり、後片付けをしながら雪華とシャコの扱いについての話しをしておく。


「笹嶋さんは今日も親御さんが迎えに来てくれるんだよね」

「うん」

「それじゃあ、この携帯エアポンプごと渡しておくね。携帯エアポンプは後日返してくれればいいから」

「お借りします」

「シャコの扱いは知っているとは思うけど、茹でてから殻を剥くまで一気にやる必要があるから頼むね」

「わかった。何かあれば連絡させてもらうね」

「おう」

 最寄り駅に戻ってきた俺達だけど、まずは笹嶋さんと別れることに。携帯エアポンプごとシャコを渡しておく。


「それじゃあ、俺は鳳来さんの家で教えるから雪華は烏野さんの家を頼むな。烏野さん悪いけど明槻さんの家の分もお願いね」

「わかりました」

 明槻「眞代ちゃんごめんね。うちでやると全部自分達の分だと勘違いする困った人達だからさ」

「あはは」


 鳳来さん家に到着した俺は早速キッチンにお邪魔させてもらい、大鍋に水と塩を入れて沸騰させる。沸騰したらシャコを入れて10分程茹でたらキッチンバサミを使って殻を剥いていく。

「シャコは釣りにくい種類だから今回はやりましたけど、また釣れた場合は詳しく教えますので」

 鳳来母「お願いしますね」

「あと見ていただいた通り、ここまでは手早く処理する必要がありますので」

 鳳来母「わかりました」

「それじゃあ俺は失礼しますね」

 鳳来「内宮ありがとね」

「いいって。売られているシャコはボイルとか熱処理してあるからさ、知らないと身が溶けて食べられないからさ」

 そう言って鳳来さんの家を出る。シャコさえ下処理しちゃえば魚はいつも通りで平気だからな。


「もしもし、どうした?」

『こっちは無事に終わったけど、そっちは?』

「こっちも終わって、帰るところだ」

『それじゃあ、ウチで合流だね』

「おう!」

 鳳来さんの家から自宅に向かっている途中で雪華から電話があった。雪華のほうも無事にシャコの処理を終えたみたいだな。


 ウチに帰ってきて鍋の塩水が沸騰したタイミングで雪華が帰宅した。部屋着に着替えた雪華に処理の続きをお願いして、自室で部屋着に着替えてキッチンに戻ると殻剥きの段階になっていたから一緒に殻剥きをして冷蔵庫に入れれば下処理は終わり。

 下処理が終われば今度は飼育する魚達の水合わせの時間だ。今からやれば風呂に入る前には水槽導入が出来るだろう。


 さて、今日の晩飯はヒイラギの塩焼きで時間に余裕があるから、リビングのソファーでひと休みしてから準備をすればいいや。

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