↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

490/549

期末テストが目前だけど釣りに来た

「おお!いい感じに濁っているな」

 テスト前週間の土曜、来週からついにテスト週間になるそんな日に釣り倶楽部で防波堤に来た。

 今日の天気はくもりだけど時々薄日が差すって予報になっている。梅雨前線が北上したからの天気だな。


「今日の防波堤は梅雨の影響で濡れているから足場には注意するように。それと、海中がいい感じに濁っているから思わぬ魚が釣れる可能性があるから楽しむぞ!」

「「「「「おー!」」」」」


「ひろ君は何の仕掛けにする?」

「最初は胴突仕掛けで釣れた魚種によってはルアーに切り替えるよ」

「なるほどね」


 鳳来「うちは胴突仕掛けにしようかな」

 烏野「わたしはサビキにします」

 今日は烏野さんも参加している。勉強の息抜きも必要だよな、うん。


 雪華「佳奈ちゃんはどうするの?」

 笹嶋「何がいいと思う?」

「うーん。まずはサビキか胴突仕掛けで魚種を確認してみれば?あたしはサビキにするよ」

「それなら、あたしもサビキにしよっと」


 少しだけサビキ組の仕掛け付近にコマセを撒いてみる。普段の透明度なら小魚が集まってくるのが見えるけど、今日は海面付近しか見えない。残念だけど、ありゃクサフグだわ。


 烏野「いい型のアジが釣れましたよ」

「おお!スーパーで良く見る中型サイズで良いね!」

 雪華「このアジ達は回遊組かな?外からの避難組かな?」

「避難組だろうな。雪華の一番下のシマアジだもん」

「「え?」」

 烏野「シマアジって確か高級よりの魚ですよね」

「だね。マアジの群れに混じっているみたいだからチャンスはあるよ」

 烏野「頑張ります」


 鳳来「内宮の釣ったそれってカサゴ?」

「フッフッフッ。これは残念ながらキジハタ。鳳来さんの好きなハタの仲間。あこうと言えばわかりやすいかな」

「あこうって高級魚じゃないの!うちも頑張るぞー!」

 釣れやすいアカハタで頑張ったほうがいいよー。


 雪華「ヤメるの?」

「おう!持参した生き餌のスジエビが無くなったからね。解凍したエビ餌はまだあるから、やってていいよ」

「ルアーは投げないの?」

「釣れている魚種が多いからね。大型魚を狙う必要は無いかなって」

「それなら、あたしが狙いましょう」

「お!頑張れよ」

 自分の竿と仕掛けは片付けをして、クーラーボックスの上に座り、炭酸飲料を飲みながらまったりする。俺達は潮通しのいい先端付近でやっているんだけど、俺達の場所を狙っている人がいるから警戒もしておく。


 笹嶋「あれ?もうヤメる時間?」

「俺が使っていた餌が無くなったからヤメただけだから、まだやっていて平気だよ」

「わかった。それよりも雪華ちゃんが釣った魚をあの変な人に渡して良かったの?」

「あれ、ね。何度か釣れているけどイシガキダイは食中毒の危険性があるからね、いらないよ」

「そうだったね」

「美味しいら(・)し(・)い(・)けど、危険なのは変わり無いからさ」

「あはは。あのチャラい変な人可哀想」

「チャラい変な人だし問題無いよ」

 イシガキダイなんていらない。ま、あのサイズなら食中毒の危険性はかなり低いから罪悪感は無いし。そういや前にもこんな事があったな。ああいう人ってスマホばかり見ている印象なんだけど、こういうのって検索しないのかね?


 鳳来「いやー、今日も大漁だったわね」

「雨の影響で濁っていたからね。こういう日は面白いんだよ」

「なるほどね。それと、テナガエビももう一回お願いね」

「もちろん。ただ、川の場合は雨による増水や流れが速くなっているから、それが落ち着いてからね」

「わかったわ」

 納竿して帰りの電車内。今日は全員多彩な魚種が釣れてとても充実して楽しめたぜ!


「あんた達はまったく!どういう感情になればいいのよ?」

「魚が食べられて嬉しいな♪、でいいんじゃないですか?」

「くうぅっ」

「では、これが本日の釣果になります」

「ありがとうございます」

 今日は蔵持先生のお裾分けがある。ただ、来週から期末テストなのに釣りに行ったからま(・)た(・)複雑な表情をされたよ。


 三枚おろしで寝かせる分は冷蔵庫のチルド室に入れて、その他の魚種の内臓処理をしていると母さんのスマホに彩陽姉さんから着信があった。

「あらそうなの?残念ね、わかったわ」

「母さん、その電話代わって」

「もしもし、彩陽姉さん。明日の家庭教師に来ないって本当?」

『うん。実はね、明日職場の上司の結婚式なの忘れていてさ』

「披露宴自体は夕方までには終わるよね」

『そうなんだけど、2次会もあるだろうし』

「2次会の会場ってどこなの?」

『居酒屋みたいよ?』

「その2次会って行かないとダメなの?」

『行っても行かなくてもいいんだけどさ』

「それなら家庭教師はやらなくても、晩飯はウチで食べれば?高級和食料理屋で食べるような魚が食べられるよ?」

『え?マジで?』

「うん。今日釣りに行ってさ、市場流通の無いような魚も刺身で食べられるよ」

『2次会なんて行かないわ!わたしの分も頼むわね!』

「了解だ!」

「はい、母さん」

「はーい。じゃあね」


「と、いう訳で釣ってきた魚は全部明日の晩飯でいいよね」

「そうね。今日は豚の生姜焼きにしましょうか」

「おう!」

 明日の晩飯は豪勢にするぞー!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。