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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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チゴガニ採集と晩飯の猪肉鍋

「チゴガニが踊ってるね」

「だな。小規模のコロニーを採集する予定だ」

 テストも終わり、バイトも解禁となったから明日の日曜は雪華はフルでバイト。だから、今日の土曜の午前中は俺と雪華はマテガイ採りした干潟へとやってきた。


「今日は午前中で採集は終了して、午後からはスーパーでの買い物。さ、サクサクやるぞ!」

「おー!」

 干潟でチゴガニダンスの規模を見ながら採集するのを探す。

「よし、あそこの個体群を採集しよう」

「わかった」

「巣穴の部分を掘り出すからカニがいないか確認して」

 チゴガニは近づけば巣穴に引っ込む。だから巣穴の部分を掘り出してカニを採集する。


「よーし!狙い通り十匹程度採集出来たな。次はシオフキガイだな」

「うん!マテガイも採取するの?」

「今日はアナジャコとマテガイは採取しないよ。明日のシオフキガイを使った塩ラーメンを作るのが目的だからさ」

「そっか。それに今日は彩陽さんが彩夏ちゃんに英語を教えに来るからお肉だもんね」

「だな」


「やっぱりシオフキガイは不人気なんだな。大きな個体がゴロゴロいるぞ」

「アサリが密漁対象だから潮干狩り自体来る人いないからじゃないの?」

「それもあるかもな」

 そんな会話をしながら軽く砂泥を掘りながらシオフキガイを採取していく。


「んーっ! 帰宅する時間も考えて終わりにすっかー」

 伸びをしながら雪華に提案する。

「そうだね」

 帰る準備をし始めると俺達同様に潮干狩りに来たと思われる人が「どうですか?」と聞いてきたから「ご覧の通り大漁ですよ」とシオフキガイの入ったバケツを見せると。


「シオフキガイは砂を吐かないから、そんなに持ち帰っても食べられないよ」

「おや、潮干狩りの熟練者のような格好ですけどシオフキガイの砂抜き方法をご存知ないのですか?」

「え?」

「アサリのように簡単では無いけど砂抜き方法はあるし、身も濃厚で美味しいですよ」

「……」

 ナゼか黙ってしまった人を放置して干潟を後にする。


 ◇◇◇


 さて、帰宅したら準備していた水槽にチゴガニを放す。すると早速穴を掘りはじめた。巣穴にするためか一時期なものかは不明だけど。


 チゴガニを水槽に入れて、シオフキガイを砂抜きする為の容器に入れたら昼飯の時間だ。ただ、両親や妹弟達は食べ終わっているから俺と雪華だけ。ちなみに昼飯は移動販売に来たのを母さんが買った焼きそばとたこ焼き。

「この焼きそばソースが美味しいね」

「だな。それに移動販売なのに肉の量が多めでいいよな」

「だねー」

「ただ、今まで移動販売は来なかったから新規で始めた人なのか、新規ルートの開拓なのかは不明だけど定期的に食べたいな」

「また食べられるといいけど」

 食べ終わって食休みしたらスーパーに買い物に行く。


「ひろ君、ひろ君。青梅が売り始めてるよ!」

「だな。ただ、買うのはもう少し先だよ。出始めは少し高いからね」

「確かに。去年の値段を目安に青梅代を貯めていたからね」

「ただ、場所と瓶の準備をしておく必要があるな」

「瓶の準備はあたしも手伝うからね!」

「おう!頼りしてるからな」

「うん!」

 野菜売り場側の入口からスーパーに入店すると青梅が売られていたし、その近くには氷砂糖と広口瓶も陳列されていて自家製梅酒や梅シロップの季節の到来って感じだな。


「ひろ君は梅干しは作らないんだよね」

「うん。あれもこれもは作らないし、弁当に入れる以外はあまり食べないからね」

「それもそっかー」

 そんな会話をしながら野菜やきのこを買い物カゴの中に入れていく。


「卵とチーズと牛乳もカゴに入れたし買い忘れは無い、かな」

「お!この新製品の炭酸ジュース美味いんだよな。箱買いするか」

 という事で買い物を終えて帰宅したら彩陽姉さんと彩夏が英語の勉強をしていた。


「広也君、本日の晩ご飯は何でございましょうか?」

 彩夏がトイレに行ったみたいでキッチンに彩陽姉さんが晩飯のおかずを聞きに来た。

「今日は猪肉を使った鍋物だよ。野生の個体じゃなくて牧場育ちだから美味しいよ」

「マジでー。彩夏ちゃんの家庭教師になって良かったー」


 彩夏「おにいちゃん、テーブルの片付け終わったよー」

「それじゃあ、この鍋敷きを置いといて」

「はーい」

「鍋を持っていくから、注意してねー」

 俺と母さんで鍋を持っていく。愛美は雪華が、朝輝は彩夏がバックハグで俺達に近寄らないようにしてくれている。そして……。


「んまーい!」

 猪肉を食べた彩陽姉さんの叫び声がリビングに響いたのであった。

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