4月の休日
今日は4月の休日の朝食中。食べ終わったら釣りに出かける事になっている。
「キューちゃんが和室に入って驚いている動画の再生回数伸びてるね」
「そうなんだよ。和室に飾った兜飾りを見て口を開けて驚く様子がウケたみたいだな」
キューちゃんのひな祭りの時の驚きの表情をまたやらないかなと思って隠しカメラで撮影していたらやってくれたんだよね。入室してから兜飾りを怖がって?退室するまでノーカット編集で動画投稿したらコメント欄がキューちゃんファンを中心にカワイイと喜んでくれて、おやつ代をくれた方もいる。ありがとうございます。
鳳来「今日は何を狙うの?」
「何か食べたい魚ある?」
笹嶋「アオリイカ!」
明槻「白身魚」
「それじゃ、笹嶋さんはエギでアオリイカを狙って、明槻さんはキスとかの底物を狙おうか」
鳳来「今日は全員バラバラになりそうね」
「気温が上昇しているから海風が気持ちいいし、海水温も同じく上昇しているから釣れる魚種も増えているからね。五目釣りが出来る防波堤を選びました」
鳳来「それじゃあ、うちは胴突仕掛けにしようかな」
「それじゃ、エサはこのエビね。フグも増えているけど頑張って」
「うん!内宮は何にするの?」
「俺と雪華もまずは笹嶋さんと同じアオリイカだ」
鳳来「好調なのは千奈っちゃんか。うちも底物にしようかな」
明槻「ヒイラギとイシモチがいい感じだよ!キスは聞いちゃダメ!」
明槻さんはキス釣りの外道ばかり釣れてるからなあ。ま、美味しく食べられるしサイズもいいし、何より楽しくやっているのが一番だよな。
鳳来「今日は休日なのに釣り人はうちら以外いないのね」
「実は近場の防波堤にアジが回遊しているみたいで、そっちに行ってるんだよ。前回の調理実習前なら俺達も行ったかもだけど、落ち着いて釣りが出来る場所のほうがいいからな」
「そうね」
アジのサイズやどの位の数釣りが出来ているのか不明だけど、俺達だって好調だ!蔵持先生に献上するアオリイカも釣ったしな。
「雪華、そろそろプランクトン採集するから手伝ってくれるか?」
「はーい」
鳳来さん達はまだ釣りしてるけど、俺と雪華は一足先に片付けをしてプランクトン採集をする。水温が上昇すればプランクトンも増えるからな!前回同様、底付近から表層までの3か所の海水をプランクトンネットで濾しながら採集していく。
「プランクトンネットに集まったのも持ち帰るんだよね?」
「もちろんだ!」
俺達が海水をペットボトルに入れているのを“まーた何かやってるわ”といった呆れた目で見られているのを感じながら作業を続ける。
笹嶋「今日は色々釣れて楽しかった。アオリイカも釣れたし」
今は帰りの電車内。今日の釣りも楽しかったぜ!
「これからは、エサ取りで嫌われるべラ類も釣れてくるからな。他の釣り人はすぐにリリースするけど良型のべラは白身で美味いのにもったいないぜ!フグはご遠慮願いたいけど」
鳳来「ホントそれ!今日の半分以上はフグだったもん。エサが無くなってたのもフグの仕業よ」
「だよなー。ただ、今日一番釣ったのは明槻さんだけど」
「釣れた数は一番多いけど、キスは釣れなかったよ」
雪華「でも、狙いの白身魚だし、良型のマゴチも2匹釣れたし釣果は上々よ?」
明槻「まあねー」
それに全員、アオリイカも食べられるんだから贅沢な食卓になりますって。
最寄り駅に到着したら、笹嶋さんはいつも通り親御さんのお迎えがあるから別れる。
「それじゃ、また明日学校で」
「うん。また明日。バイバイ」
バス内で明槻さんと鳳来さんとも別れて、俺達も最寄りのバス停に到着する。
「今回は全員カマスの時より少なかったから、残念だったね」
「まあね。でも、何となくだけど抑えてた気がする」
「そうなの?」
「自然相手だから、釣れない時は釣れないからさ、晩飯?の分が釣れたら翌日以降の分はあまり釣って無い気がしたんだよね」
「確かに。言われてみれば千奈津ちゃんは好調のイシモチをヤメてたし」
「だろ?」
「次は潮干狩りの予定だし、釣りに行くのは先になるから、その頃には元に戻るかな?」
「多分ね。魚種が違えば大丈夫だよ」
5月の連休後はテストの時期に突入するから、釣りに行けるのは早くて5月下旬だ。




