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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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父さんの会社での出来事

「おにいちゃんはもう春休みなの?」

「うん。ただ、予習課題があるから勉強する時間はあるけどね」

「あやかも宿題あるからいっしょにやろ?」

「もちろんだ!それと、終業式の日より先に持ち帰るのがあれば、お兄ちゃんが運ぶからな」

「うん!」

 彩夏も四年生に進級する。母さんの話しによると反抗期になり始めた子もいるみたいだけど彩夏にはまだ兆候が無い。もしかしたら、少しはあるのかもだけど護身術教室がストレス発散の場になっているのかもな。前にも言ったけど、俺がそうだったし。


「母さんは、父さんが俺に会社に来て欲しい理由知ってるの?」

「知らないのよ。何かしらね?」

 春休みという事もあり、バイトをフルの時間で入れている雪華をバイト先に送ってから一旦帰宅し、今度は父さんの会社へと向かう。お昼の時間帯に来てくれると助かるって言ってたけどなんざんしょ?


「すみません。商品開発所属の内宮の息子になります」

「はい、話しは聞いております。念の為に身分証明になるものをご提示下さい」

「はい。高校の学生証明手帳です」

「確認しました。どうぞ中にお入り下さい」

 受付で父さんに会いに来た事を伝え、入社証を首から下げて進んでいくと受付から連絡があったみたいで父さんが待っていてくれた。


「昼飯はまだだろ?社食に行こうか」

 そう言って、そのまま社食のあるフロアに到着すると「本日、挑戦者あり!」と何やら宣伝する張り紙があった。


「広也。これに挑戦しないか?」

「まさか、これを食べさせる為に俺を呼んだの?」

 少し呆れて父さんを見る。父さんが挑戦しろっていうのは《毎月恒例!3人前大盛りラーメンチャレンジ》ってやつだ。

「これは、ほんの余興だ。昼休憩終わりに会議があるんだが、そこで意見が欲しいんだ」

「わかったよ。とりあえずラーメン食べようぜ」


「ここの杏仁豆腐ってウマイよねー」

 大盛りラーメンチャレンジは時間制限があったけど、関係無しで完食。その後、杏仁豆腐でお口直ししているとマジかよコイツみたいな顔で見られている。我が家の場合、母さんは時間制限が無ければ完食するだろうし、雪華も時間内に完食するだろうから普通なんだけどなあ。


「これから、コラボに関する会議を始める。今日は意見を聞くために、息子にも参加してもらう」

「どうも、よろしくお願いいたします」

「なぜ息子さんを同席させるのですか?」

「今回に関係する民間資格を所持しているからだ。もちろん、上の方達には説明して了承を得ている」

「「「「「おおー」」」」」

 そんな尊敬の眼差しで見ないで下さいよ。照れますなあ〜。


「なあ、父さん。これってこの部署の人が案件を取得してきたの?」

「いや、違うぞ。営業部の人が部署の上司に提案して、こちらに来たんだ」

「はっきり言うけど、このコラボ杜撰すぎるからヤメときな。不利益になるよ」

 俺の言葉に会議室がザワザワする。

「そんなに、なのか?」

「提案されている食材はどれも希少性のあるものが中心なんだ。確保すら難しいだろうね。それに、この米は何?はっきり言うと誰かから頼まれたゴリ押しだよ」

「ボロクソに言うんですね」

「はい。資格所有者としてこの場に呼ばれたのであれば事実を伝える必要があると思いますので」

「スゲー」

「食品関係は父さんの部署とは本来無関係だろ?それにつけ込んだのかもな。俺が言うのは問題があるかもだけど、この部署の人達を貶める犯行と言っても過言じゃないよ」

「俺は新たな試みになるかもしれないから期待してたのにバカにされてたのか」

「わたしも思った〜。多分、食材関係に疎いだろうからって陰では笑ってたんだろうね」

「この企画書のダメな部分を赤のボールぺンで書いてあげるから、上の役員の人達に話しがいってるのであれば撤回するよう伝えたほうがいいよ」

「息子はこう言っているが、みんなの意見はどうだ?」

 俺の強気の口調が良かったのか部署の人達は反対となり、仮に企画を進めたい場合は父さんとは違う部署に丸投げする事となった。


「今日はありがとな」

「いいって事よ。父さんの役に立てたのなら俺も嬉しいし、結果の出ない企画は部署の人達のモチべも下がるだろ?」

「そうだな」

「はい、ダメ出し完了。一応、部署の方達も目を通したほうがいいと思うよ」

「見せてもらってもいい?」

「はい、どうぞ」

「うわー、真っ赤じゃん。こんなのを企画させようとしたの?」

「それに、ダメ出しの理由が的確なのがわかるね」

「統轄!俺、息子さんがコネ入社でこの部署に配属されたら喜びますよ」

「確かに!逸材なんじゃない?」

「ははは。盛り上がっている所申し訳無いけど息子はまだ資格を取得するみたいでな、本格的な就職活動はまだ先なんだ」

「ざんね〜ん」

 父さんが上司として信頼されているみたいで俺も嬉しいな。この会社で役立ちそうな資格もあるし、将来は入社試験を受けるのもいいかもしれないな。副業OKの会社だし。


 後日、不審に思った()()の上層部が調査した結果、不正な金銭の受け取りが発覚!コラボを提案してきた社員は懲戒解雇になったと父さんから聞かされた。

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