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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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色々な出来事があった一日

「今日はおにいちゃんが送ってくれるの?」

「うん。高校に行くバスの時間があるから早く行くことになってゴメンね」

「平気だよ。友だちはお母さんと登校するんだって」

「そっかー」

 今日、母さんは打ち合わせで外出する予定があるから保育園に双子の登園後にそのまま打ち合わせ場所へと向かう。彩夏の通う小学校では不審者対策で保護者と一緒の登校となっている。まあ、通学路に先生が配置されているから必須という訳では無いんだけどね。


「それじゃ、下校は母さんが一緒だからね」

「うん!おにいちゃんとおねえちゃんも気を付けて行ってね」

「おう」「ありがと」


「悪いな雪華、かなりの遠回りでの登校になっちまってさ」

「大丈夫。あたしにとっても近い将来義妹になるんだから心配だしね」

「はは。ありがとな」

 いつもより2便遅いバスに乗るだけだから時刻表通りなら遅刻は無いから安心なんだけど。道路状況によって遅刻する可能性があるのはどの便でも一緒だしな。


「あたし達の2便後での登校ってこんな感じなんだね」

「だな。座っての乗車は一緒だけど、混雑具合が違うよな」

「あたし達のバス停からだと駅への直通便が間にあるから注意が必要なんでしょ?」

「だな。しっかし高2なのに通学で初めてを経験するとは思わなかったよ」

「去年は想定してたことあったの?」

「雪の影響だな」

「あー、確かに。でも、まだ1月中旬だから少しだけ可能性あるよね」

「フラグを立てるのはヤメテ下さる?」

「あはは」


 俺達と同校の生徒達で賑わう中、無事に校門前のバス停に到着して教室へと向かう。

 鳳来「二人共おはよう。揃って欠席かと思ったわよ」

「小学生の妹の登校に付き添ってから来たんだよ。ほら、例の不審者対策で保護者との登校を推奨してるから」

「なるほどね。両親は共働きなんだ」

「母さんは在宅仕事なんだけど、今日は打ち合わせがあるから下の保育園に送ってそのまま出かけたからさ、俺しか居なかったんだ」

 雪華「あたしはひろ君と一緒に登校する以外の選択肢は無いから、妹ちゃんの登校にも付き合ったのよ」

「うん。だよねー」

 あーあ。鳳来さんが若干呆れ気味だよ。


 厳さん「最近の体育は毎回が持久走で飽きるよな」

「マラソン大会が近いんだから仕方無いだろ?去年もそうだったじゃん」

 昌史「ていうか厳さんは球技もイヤ、柔道もイヤ、じゃねーかよ」

 厳さん「体育が苦手なんだから仕方無いだろ」

 新山「あはは」

 現在は体育の授業中で二人一組になっての準備運動中。これから男子連中は学校外周を走り、女子は校庭を走ることになる。先週までは女子も外周を走ってたけど今週は校庭を走っている。不審者だってこんな大勢が走っていれば近寄ってこないだろうに。


「はー。女子が一緒じゃないなんてモチべ下がるよな」

「だよな。持久走が好きなのは女子のムネが揺れるのが見れるからなのに」

 他クラスの男子がそんな事を言いつつ走っていた。我がクラスで言いそうな俺達女子大好き組は、ぜーはー言いながら走っているからそれどころでは無いんだろうな。それとも見れるモノが無いから意気消沈しているだけかも。


「じゃあ、今日はバイトが終わったらマンションまで送るから」

 明槻「ありがとう。雪華ちゃんもゴメンね」

 雪華「気にしないで、大切な友達に何かあるほうが嫌だから」

 姉御先生「悪いな内宮」

「平気ですよ。高校での不審者情報は複数人らしいので。それに、途中に人通りの少ない道があるから不安だと思うので」

 姉御先生「あそこか。住宅があるのに外灯が少なくて暗いもんな」

 明槻「普段は遠回りして人通りのある明るい道で帰るんですけど、近道なんですよね」

「逆に明るいほうが露出に都合がいいって言う不審者もいるらしいですよ」

 授業が終わり、バイト先の洋菓子店に雪華と明槻さんの三人で来て少しだけ姉御先生と雑談してから二人は売場へと向かった。烏野さんと鳳来さんは休みで売場には花穂さんがいる。


「広也、悪いけどあみちゃんとあっくんの迎えを頼めない?」

 洋菓子店から帰宅すると母さんが困り顔で言ってきた。

「いいけど、どしたよ?」

「あやちゃんが怪我してね。一緒にいてあげたいのよ」

「何だって!?怪我の具合は?」

「病院で診察を受けたら軽度の打撲で、湿布薬を処方してもらったの。念の為にリビングのソファーで安静にしてるわ」

「良かったー。何が原因なの?」

「鉄棒の授業でお尻から落下したみたいでね、大きな物音がしてビックリして落下したみたいなの」

「なるほどな。鉄棒の下は砂場になってるし、高さも低いから頭からの落下じゃないなら大丈夫そうだな」

「ええ。ただ、歩くのが(つら)ければ明日の学校は休ませるわ」

「わかった。それじゃあ保育園に迎えに行ってくる」

「お願いね。先生には延長保育の申し出をして、兄が迎えに行く事は伝えてあるから」

「はいよ」

 保育園に迎えに行くと「さみしかった」と抱きついてきた。今日は延長保育の子供は少なかったみたいで、先生と遊んでいたらしい。遅れた理由が姉の彩夏の怪我と知ったら「はやくかえろ」と俺の両腕を引っ張り出して、先生達に笑われてしまった。


 明槻「ありがとうね。明日のお昼休みにジュース奢るから」

「気にすんなって」

 雪華「そうだよ」

 明槻「今後も何回かあると思うからさ。前払いって事で」

「わかった。そういう事なら受け取るよ」

 明槻「うん。それじゃ、また明日」

 入居者やその人達が許可をしないと入れない自動ドア前で明槻さんと別れ、俺達も帰路につく。


 両親の話し合いで彩夏は翌日の学校を休むことになった。「やったー」じゃないし、お兄ちゃんは学校だから遊べません!まったく。でも、元気そうで雪華含めた家族全員が安心している。

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