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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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ショッピングモール 〜雪華side〜

久しぶりの雪華視点の話です。


美夜子=鳳来 佳奈=笹嶋

「お待たせ」

 佳奈「あたしも今来たとこ」

「美夜子ちゃんは?」

「まだ来てないみたい」

 ヒラメ釣りの翌日の日曜にあたしは美夜子ちゃんと佳奈ちゃんとの三人でショッピングモールに買い物に行く。メインで買い物するのは佳奈ちゃんで、ブラのサイズが合わなくなったから買い直すみたい。まだまだ成長中で羨ましいけど、あたしは動きやすい自分のムネも気に入っている。


 美夜子「最後でごめんなさい。じゃあ、行きましょうか」

「「うん」」

 電車と最寄り駅からの送迎バスに乗り、ショッピングモールに到着。


 佳奈「では早速下着売場に行こう」

 美夜子「その前に去年末にオープンしたキャンプ用品のお店を冷やかしに行かない?」

「釣り具も売ってるの?」

「わからないけど、釣りに便利なのが売ってるかもじゃん」

 佳奈「あたし、ブラ代以外持ってないよ」

 美夜子「見るだけよ。釣り具は専門店があるんだから、買わないし」

「軽くウインドウショッピングもする予定だったし行ってみようか」

 笹嶋「うん」


 美夜子「このガスコンロはサイズも小さいし、防波堤でお湯を沸かすのに便利そうね」

 佳奈「魔法瓶タイプの水筒で良いじゃん」

「防波堤より砂浜での遠投釣りのほうがいいんじゃない?」

 佳奈「でも、潮風に当たるから手入れをしっかりしないと錆びるよ」

 美夜子「二人の意見が的確すぎる」

「ごめんね。だって、商店街とかで見る女子のノリがわかんなくて」

 佳奈「あたしも」

 高校生になるまで、女子同士で遊んだことが無いから分からないわよ。引っ越しするまで遊び相手はひろ君だったし、引っ越し後も教室での会話のみで中学3年の時は不登校だったもん。


 美夜子「まあ、うちらは「キャー可愛い」なんてキャイキャイするタイプじゃないもんね」

 佳奈「そゆこと」

 美夜子「でも、釣り場の近くに施設内を含めた公衆トイレがあるから安心して飲み物を飲めるわよね」

 佳奈「助かるよね」

 ひろ君はその辺は配慮してるからなあ。釣り場として考えるなら他にも候補がありそうなんだよね。ひろ君だけで行く場合は、釣ってくるメインの他の魚種が違うもん。


 その後も「クーラーボックスは釣り具屋と差があるのかしら」とかの釣り目線で店内を見て回り、店を出る。


 美夜子「下着店に行く前に、化粧品店に寄っていいかしら?」

 美夜子ちゃんの希望で化粧品店に。

 佳奈「雪華ちゃんは学校外ではお化粧するの?」

「ほぼしないよ。実は化粧品と肌の相性が悪いのが多くて赤くなっちゃうのよ。だから、スキンケアをしっかりやってる感じかな。佳奈ちゃんは?」

「デートの時には薄くやってるけど、正直面倒臭い。スキンケアはちゃんとやるけど」

「ひろ君から聞く性格だと、お化粧に対するこだわりは無いみたいだけど何か言われるの?」

「言われないけど、綺麗とか可愛いとは思われたいからさ」

 そう言って、照れ照れする佳奈ちゃんに思わず〈くあ〜〉となってしまう。健気!佳奈ちゃんは健気だよ。


 買い物を終えた美夜子ちゃんに彼氏とのデートの時はメイクをするのか聞くと「すっぴんを知ってる相手だもん、今更だよ。買ったのは新作のリップスティックね」との返答に佳奈ちゃんと一緒に「おお〜」と言ってしまう。


 美夜子「ゆきちゃんは下着の色ってこだわりあるの?」

「まあ、白は基本として、ピンクやライトグリーンとかの明るい色が好きかな。美夜子ちゃんは?」

「うちは黒が基本で、明るい色は同じかな。透け対策に黒のキャミソール着ればいいもん」

 目的地の下着店で下着の色で盛り上がる。佳奈ちゃんは店員さんに測定してもらっている。


「佳奈ちゃん、あのさ、スポブラは買わなくて平気?」

「え?」

「今月末にマラソン大会があるから、合ったのにしたほうがいいと思うよ」

「そうだった!」

 そう言ってスポブラも選び、精算に向かった佳奈ちゃんを見てると。

 美夜子「佳奈ちゃん位大きいのは大変そうだけど、もう少し大きくなりたいわね」

「でも、色が豊富なのはあたし達のサイズよ?」

「水着も含めると理想なのは分かるのよ?でもね、もう少し大きくなりたいの」

「そうだね」


 買い物も終えたあたし達はフードコードでひと休み。

 美夜子「内宮に今度の釣りはブダイやコブダイ狙いでお願い、と伝えてくれる?」

「いいけど、どうかしたの?」

「年末の時に美味しかったから、家でも食べたいのよ」

 佳奈「それは分かる」

「わかった、伝えておくね。佳奈ちゃんのご両親は料理するから大丈夫だろうけど、美夜子ちゃんはコブダイが釣れた場合、ひろ君に捌いてもらいなね?」

「どうして?」

「ひろ君曰く、コブダイの喉元は注意しないと包丁が刃こぼれするんだって」

「なるほどね」

 佳奈ちゃんには下着の出費があったから釣り倶楽部の参加は無理しないよう伝えたけど、交通費だけは親が負担してくれるみたいで「ダイジョウブイ」との事で安心する。


「明日、学校でね」

 最寄り駅に戻ってきたあたし達は駅で別れる。美夜子ちゃんとは途中のバス停まで同じなんだけど、部活帰りの彼氏と合流するとの事であたしだけで帰路につく。


 帰宅したあたしにナンパされたか聞くひろ君に漫画やドラマの様な出来事は無かったよ、と笑っておいた。

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