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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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旅行から帰宅した後

「雪華、赤虫が羽化してるけどいる?」

「いるー」

 旅館から帰宅して、昼飯のラーメンを食べ終えた俺達は飼育部屋にて作業中。

「明日は赤虫を買いに行く必要があるな」

「ごめんね、お願い」

「おう!俺だって使うんだから気にすんなって」

「うん」

 明日の雪華はバイト。俺は内宮班の皆にお土産を渡したり、彩夏の友達にもお土産を渡しに行く予定があるから出かけっぱなしかもな。


「ひろ君。あたしのほうは終わったけど、そっちはどう?」

「こっちも終わりだ。弱ったやつとかはいないから問題無し」

「お互い日々の管理をしっかりしてるもんね」

「だな」

 最後に植物に水やりをして終了。雪華の味噌汁用キュウリが収穫間近だな、と感じながら飼育部屋を出る。


「母さん。俺達はスーパーに買い物に行ってくるから」

「わかったわ。わたし達はお土産を渡すついでに新年の挨拶をしてくるから」

「了解。俺はあとから来るって伝えといて」

「わかったわ」

 彩夏「おにいちゃん。お友達へのお土産はどうしよっか?」

「明日、お兄ちゃんと一緒に渡しに行こう」

「うん!」

 という事で、それぞれ別々に行動開始。


「えーと。明日はカレーの予定だから野菜とマッシュルームを買って、と」

「七草粥の商品はどうする?」

「今日も明日も変わらないから買っちゃうか!」

「はーい」

 野菜売場はこれでおしまい。ウチのカレーは豚肉だから、肉売場で豚肉を購入。他にも冷凍食品が割引の日だから購入しようか考えていると。

「内宮先輩こんにちは!」

「ん? ああ、由依ちゃんこんにちは」

 俺を先輩呼びするなんて誰じゃらほいと思えば昌史の義妹で恋人の由依ちゃんだった。

「ひろ君、どちら様?」

「ふたりは初めてだったな。こちらは昌史の恋人の由依ちゃん。で、俺の恋人の石嶺雪華」

「はじめまして、石嶺先輩。兄共々内宮先輩にはお世話になってます」

「はじめまして。お兄さんとはクラスメイトとして仲良くしてます」

「はー。内宮先輩から溺愛されているのが伝わります」

「そうか?」

「はい。わたしが義兄(にい)さんから愛されているのと同じ雰囲気を感じます」

「そうね。言葉で表現するのは難しいけど、似た雰囲気はあるわね」

「へー。ところで、これは昌史に内緒にして欲しいんだけど最近の昌史と親御さんの仲はどうなんだ?」

「うーん。微妙な距離感はあるけど良好の部類だと思います」

「そっかー」

「それと、両親に恋人関係なのは伝えました」

「そうなんだ!反応は?」

「そ、その、よ、喜んでもらえました」

「? なら、安心だね」

「はい! では失礼しますね」

「うん。あ、明日昌史に旅行のお土産を渡すから食べてね」

「はい」

 そう言ってパタパタとレジに向かうのを見送る。

「可愛い子だったね」

「音楽活動をしているから、会った時から少し大人びた雰囲気のある子だったよ」

「へえ〜」

「ところで、両親に恋人なのを伝えた時に顔が真っ赤になったけど何だろね?」

「んもう、鈍感ね!多分だけど、妊娠はダメとか言われたのを思い出したのよ」

「あー、なるほど。さ、買い物の続きしようぜ」

「スルーするんかーい」

 ん?雪華のツッコミが聞こえた気がするけど、アイスを選ぶほうが重要だよな。


「レジの付近に催事コーナーがあるのは反則だよ」

「まあまあ。全部売り切れてたじゃん」

「でも、ポップは残ってたから何を売ってたのか判るじゃん」

「まあねー」

 セルフレジで精算を済ませて、スーパーを出た俺は雪華に愚痴を言う。どうやらミニミニ北海道物産展をやってたらしく、お土産品や駅弁が売られていたらしい。このスーパーでは(たま)にこういう企画があるんだけど、午前中で売り切れてしまうから競争率は非常に高い。


「ただいまー」

 雪華「お帰りなさい。早かったのね」

「挨拶だけだからな。それに高校生の俺よりも妹弟達のほうを可愛がるからな」

「あはは」

 スーパーから帰宅して荷物を冷蔵庫に入れたら、両親の祖父母宅に新年の挨拶に行ってきた。同じ孫でも、やっぱ小さい子のほうがいいみたいで家に上がって「明けましておめでとう」を言えばそれでおしまい。ま、俺も小さい頃は可愛がってもらったし文句は無い。

「雪華は何してたんだ?」

「皆と一緒にテレビを見てたよ。それと、お母さんから家に着いたって連絡があったから」

「無事に着いたんだな。よかった」

 雪華の両親が無事に家に着いたみたいで安心する。俺も手洗いうがいを済ませて晩飯までの間、一緒にテレビを見て過ごす。


 さて、今日の晩飯は高速のサービスエリアで購入したレトルトの煮込みハンバーグ。そして、食後の後片付けを終えたらいつもの番組のスぺシャル版を見て風呂に入って寝ることにする。疲れていたのか、すぐに眠りの世界へと向かうのだった。

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