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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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家族旅行2日目(後編)

「お兄ちゃんは少しお出かけしてくるから、戻ったらキューちゃんをナデナデさせてあげるからね」

「「「はーい」」」

 旅館の部屋に戻ってきたら妹弟がキューちゃんをナデナデさせて欲しいと言ってきたけど少しだけ待ってもらい、再び出かける準備をしていると雪華がやって来た。

「ひろ君行こー」

「おう!それじゃあ、出かけてくるから」

「気をつけて行ってらっしゃい」

 旅館を出た俺達が向かうのは本当はレストランなのに俺達にとっては味噌ラーメンの店だ!今日は営業中なのは仲居さんに確認済み。


「すぐに席に案内されて良かったね」

「だな。晩飯にはまだ早い微妙な時間だからな」

 注文するのは当たり前だが味噌ラーメン。ただ、旅館の晩飯の時間も近いので普通盛りだけどな。

「食後のデザートはどうする?」

「期間限定とかは無いからヤメておこう。旅館の晩飯後に売店でアイスとか買おうぜ」

「それでいいか」

「そんじゃ、注文するよ」

「おねがーい」


 味噌ラーメンが到着するまでの間、見守りカメラの様子を確認していると。

「そういえば昨日の妊婦さん大丈夫だったのかな?」

「何の音沙汰も無いって事は大丈夫だったんだよ。万が一何かあれば追加の事情聴取があるだろうし」

 施設から戻ってフロントから部屋のカギを受け取った時にも旅館の人は何も言ってこなかったし。

「それもそうか」

「ご注文の味噌ラーメンをお持ちしました」


「は〜。この味この味。この複雑な味噌の風味は最高ね〜」

「だな。年に1回は食べたいよな」

「ねー。あたし達だけなら一泊でも平気だから、卒業後は食べにこようよ」

「それもいいな!泊まるだけならビジネスホテルとかでもいいしな」

「ねー」

 そんな会話をしながらも麺とスープは俺達の腹へと消えていき。

「「ごちそうさまでした」」

 食べ終わりましたとさ。


「お土産屋さん見て回る?」

「雪華が見たいなら付き合うよ。俺は無いからさ」

「わかった。なら戻ろうか」

「いいのか?」

「うん。少しブラブラしたかっただけだから」

「なら、旅館まで腕を組んで、少しだけ遠回りして戻ろうぜ」

「ありがと、ひろ君」

「どういたしまして」


 旅館に戻った俺は妹弟にキューちゃんをナデナデさせてあげている。気持ち良さそうに目は閉じているんだけど、たまに俺達の顔を〈遊ばないの?〉って感じで見てくる。明日はウチに帰ったら遊ぶといいよ。そんなキューちゃんナデナデタイムが終わり、妹弟達と手洗いをしていると仲居さんが食事の準備が出来たと知らせに来てくれたので大広間に向かう。


「今日は牛のステーキかよ!連日奮発してくれてありがとうございます」

 一枚肉でドーンとあるわけでは無く、厚切りで3切れに切り分けられているけどな。

「ははは」

 去年は川魚のコース料理が追加料理だったみたいだな。だって、一人用の鍋はあるもん。


「母さん特製のタレで食べるのもいいけど、こうして岩塩で食べるのも美味いな」

 雪華「ねー。タレで食べる場合は、あのタレじゃないと物足りない舌になってるよ」

 白ごはんを食べるペースが昨日以上に早いぜ!


 晩飯を食べ終わり、食休みをしたら風呂の時間。そして、風呂上がりの俺と雪華は広縁(ひろえん)と呼ばれる場所で隣り合わせに座っている。

「では、雪華には昨日の勝手に食べたチャーシューの貸しを返して貰おうと思います」

「何をすればいいの?」

「このカップアイスを全部あーんで食べさせて貰います」

「小さい容器だからすぐに終わるよ?」

「もちろん、これだけではありません!」

「まだあるの?」

「浴衣の胸元を少し開けて、おムネ様の谷間が見えるようにして食べさせて下さい」

「えっち!今はブラして無いんだよ?」

「知ってる。だから、頼んでる」

「えっち!」

「何がえっちだよ。際どい事をしてくるくせに」

「あたしからやるのと、ひろ君からお願いされるのは違うの!」

 それは俺も同じなんだけど。

「ま、食べ物の恨みは恐ろしいって事で頼むな」

「う〜」

 雪華の顔が真っ赤になっちゃったよ。


「あ〜ん」

「あ〜ん」

「ふう、やっと終わった。小さいからすぐに終わると思ったのに」

 最後のひと口を食べさせたらすぐに胸元を直してしまった。

「とても眼福でした」

「でしょうね。視線がムネに固定されてたもんね」

「これに懲りたら、勢いで食べないように!」

「反省します。ただ、結婚後はこれを利用してお誘いするからね」

「結婚後なら、俺も大歓迎だよ」


 雪華の貸しを返してもらった後は普通にテレビを見て過ごし、寝る時間となったので雪華を部屋に送っていく。

 戻って布団の中に入れば、今日は彩夏と一緒に愛美も入ってきて両側を妹で挟まれて寝る事になった。妹ふたりの体温の高さですぐに眠りの世界へと向かうのだった。

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