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銀髪幼馴染との同居生活がすんごく楽しい  作者: 遍羅


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家族旅行2日目(中編その2)

 軽く運動をした俺達はレストランフロアにやって来たんだけど。

「うへ〜。やっぱりこういう施設内のレストランは高いなあ、どれも千円後半からだよ」

「仕方無いわよ」

 町中の食事処は千円前後からのメニューがあるけど、全部が千円後半からなのは財布に優しくありませんなあ。


「俺は牛鉄板焼定食にすっかな」

 雪華「一品料理とかは頼まないの?」

「店側には悪いけど、この金額じゃあちょっとな」

「普通の男子高校生なら気にはしないんだろうけど、食費の管理をしているからシビアだね」

「まあな」

 店内なのでボッタクリという言葉は飲み込む。


「ライスの追加注文はしなくて良かったのかい?」

「価格設定が高いのでヤメときます。俺と雪華は一足先に旅館近くに戻って味噌ラーメンを食べるのも考えてますから」

 俺の少ない食事量を雪華の父親の幸司さんに心配されてしまった。父さんから遠慮はするなと言われたけど、食べなかった。


「あっくん、ほんとにいいの?」

「うん。りょかん(旅館)おれい(お礼)にあげる」

「ありがと。あっくん」

「えへへ」

 愛美と朝輝はお子様プレートを注文したんだけど、そのハンバーグに旗があり愛美が「かわいい」と気に入ったのだ。店員さんに確認すると持ち帰っていいとの事で貰ったら朝輝が愛美に渡していた。朝輝にとっても好きな側の絵柄だけど愛美に渡すのを選択したみたいだ。


「あっくんいいのか?無理する必要はないぞ」

 俺が朝輝の目線に合わせて言うと。

「だいじょぶ。あみちゃんがうれしいとぼくもうれしい」

「わかった」

 朝輝が無理をしないで渡したのなら、これ以上は何も言う必要はない。俺は朝輝の頭を軽く撫でてあげた。


「おにいちゃん。ここ、プールもあるんだね」

「そうだな。ただ、あみちゃんとあっくんは身長制限で入れないんだよ。皆で入れないのはつまらないだろ?」

「うん!」

 プール施設があるのは知っていたけど、ウォータースライダーやその他いくつかの場所が愛美と朝輝が無理だと判明していたので、行かないのを事前に決めていた。なので、水着は持参していないのだ。


「仮にプールに行くとなってたら雪華も行くのか?」

「行くよ。ひろ君が気にしている痣はパレオをすれば隠せるしね。泳ぐかどうかは別だけど」

「その手があったか!でもなあ、雪華は銀髪の美少女だからナンパが心配」

「でも、あたしはムネは控えめだから平気じゃないの?」

「そんな事はありません!俺にとっては大変素晴らしい悩殺ボディです!」

「んもう」

 俺が妹弟と手を繋いでいるし、雪華もたまに繋いでいるから夫婦に見えなくもない。だから普通に施設内を歩いているだけなら声をかけようとする気配は感じないけど、プールとなれば別問題だろうからな!


「何だか微妙な施設だね」

「そうね。大人向けの施設なのかもね」

 サウナや岩盤浴といったリラクゼーションは充実している。もちろん、ゲームコーナーやキッズコーナーもあったけどスぺースとしての広さは小さく男女のトイレを合わせた位しかない。そんな施設を満喫していたのは雪華の両親で色々やってたみたいだ。


「では、すみませんがこのランは配送手配でお願いします」

「かしこまりました。今からですと明後日の到着が最短になりますが、到着希望日はありますか?」

「明後日で大丈夫です」

 今はお土産を購入する時間で、まずはランを先に購入して配送手配しておいた。


「あやちゃんも友達にお土産買いなね?お金はお兄ちゃんが出すから」

「いいの?」

「もちろんだ」

 彩夏がお土産選びを始めたので今度は父さんと一緒の朝輝に声をかける。

「あっくんも保育園で、あっくんが好きって言ってくれる女の子にお土産買おうか」

「いいの?でもなあ」

「ん?どした?」

「なにがいいのか、わかんない」

「可愛いのならいいんじゃないの?」

「なやむよ。だって、おれいのチューほしいもん」

「!? あっくんもあの子好きなの?」

「うん!こいびとだよ」

「「!?」」

 俺はもちろん、父さんも驚愕の事実が判明!朝輝に恋人が出来ていた!しかもキスする間柄なの?保育園児だから、ほっぺとかの可愛いキスなんだろうけど俺と雪華だって別れるあの時までキスはしてないんだぞ?


「なあ、母さん。朝輝が例の子と恋人になったのは知っているの?」

「ええ。つい最近だけどね。あの子が「あっくんがおよめさんにしてくれるっていってくれました」と言ってきたからね」

「はー。何だかすごいな。実は朝輝にあの子にお土産を買っていいよと伝えたんだけど、何を買っていいのかわかんないみたいでさ、何が好きか知らない?」

「あの子、花柄が好きみたいだから花柄の可愛い小物でいいんじゃないの?」

「なるほどな。ところで愛美には好きな子いるの?」

「当分無理ね。愛美ちゃんの理想はお兄ちゃんみたいな人だから」

「マジか!照れるな」

 愛美に彼氏候補がいなくて安心しながら雪華のところに行き、雪華の感性で花柄の可愛い小物を探してもらい、これを朝輝の恋人のお土産とした。


 愛美「おにいちゃん。これもね」

「大丈夫!忘れてないよ」

 愛美が欲しがったのを購入してから、お会計するとお土産代は3万近くの出費となった。まあ、俺のお土産が8割くらいなんだけどね。


 帰りのバス内で妹弟に楽しかったか聞くと全員が「たのしかった」と言ってくれたので良かったかな。

 さて、一旦旅館に行って荷物を置いたら俺と雪華は味噌ラーメンを食べに行く予定だ!

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